無料ブログはココログ

« BENROのアルミフラット三脚 | トップページ | リアルな宇宙へ »

2011年8月30日 (火)

ハート星雲ずくし

月曜の夜、新潟から一気に胎内スキー場風倉ゲレンデへ直行。
いつもは駐車場で撮るのですが、レストハウスの裏側へ回り込み、そこで三脚を設置しました。ここは胎内平同様、南の低空まで見渡すことができます。

Img_3074p

EOS60D改 + Samyang 35mm F1.4
ISO800, F2.8, 180秒 (追尾撮影、with IDAS P2 filter)

光害カットフィルターを付けているのでなんとか天の川の輪郭がわかりますが、思い切りもやっており、条件としては最悪でした。
谷間なので霧が発生しやすく、この日も30分で機材につゆが付き、撤収。
次に向かった先は胎内平。先日星祭りの会場となった所です。
天気は徐々に回復基調にあったので、まったり星座観測を楽しみながら、雲がかかっていない方向の空にレンズを向けました。
この日の目的は、200mmの望遠レンズを使うこと。
今年は天候が悪く、出撃回数が極端に少ないので、まだ望遠レンズを使っていないのです。
望遠レンズをメインに使う場合はGITZOの4型三脚(36mm径)をいつもは使うのですが、あえて32mmの三脚を使い、雲台周りを新しいシステムにしてトライ。
レンズは重い望遠ズームはやめ、単焦点・EF200mm F2.8L USMを使いました。いわば、海外遠征を想定してのスタイルです。
空の条件が悪いので露出は4分程度にとどめ、トライアル的な撮影・・・

Img_3089_92p1

EOS60D改 + EF200mm F2.8L USM
ISO1600, F3.2, 240秒 (3枚コンポ、with IDAS P2 filter)

この日撮影した対象はふたつ、カシオペアの下にあるハート星雲と、白鳥座のサドル付近です。
ところが白鳥座はずっと天頂付近にあるため、そちらへレンズを向けるととてもバランスが悪くなります。
いろいろ微調整を加えながら10数枚撮ったけれど、全滅。ドイツ式赤道儀と比較すると、自由雲台を載せただけのToast proでは星の位置を選ぶので、まあ仕方ないのですが。
カシオペア方面やプレアデスは1発で流れることなく写ってくれたので、バランスがいかに大切かということですね。もう、無理して天頂を狙うのはやめよう・・・
ハート星雲は秋の天体の中で、個人的にとても惹かれる天体です。
ハートの輪郭がわかるまで、色彩のコントラスを上げてみました。

Img_3113_15p

EOS60D + EF100mm F2.8L IS MACRO
ISO1000, F2.8, 240秒 (3枚コンポ、with IDAS P2 filter)

最後に、比較のため、最近何かと話題のEF100mm F2.8L IS MACROで、ハート星雲とこれまた大好きな二重星団を入れてパチリ。
EF200mm F2.8LやSIGMA 85mm F1.4に比べ、フリンジは若干少なめです。そのため、画像処理がしやすい。(ただし、ぼくの写真はどれも画像処理の段階であらかたフリンジを消しているので、参考にはならないかも。)
シャープネスに関しては、F2.8で比較する限り、EF200mmと比べて大きく上回っているという印象はありません。シャープネスでは、ぼくの手持ちのレンズの中ではEF70-200mm F2.8L II USMがダントツで一番ですね。
先週、LensTip.comがシグマの新型150mm F2.8 MACROのReviewを公表しました。
このテスト結果も優秀です。同社の85mmは以外とフリンジが出ますが、こちらは少なさそう。天体用途にも最適な1本となるでしょう。

« BENROのアルミフラット三脚 | トップページ | リアルな宇宙へ »

天体写真」カテゴリの記事

コメント

Toastは200mmでも正確にガイドしてくれますね。きちんと点像になっています。
ハート星雲と隣の星雲(通称なんていうのでしょう)、鮮明で素晴らしいです。200mmでも100mmでも楽しめる構図ですね。

まるひさん、こんばんは。実はさっきキャノンの新型2倍テレコンを、70-200mm F2.8L IIと200mm F2.8Lにそれぞれ装着し、夜景を撮影。F5.6での写りを比較したら、あまりに前者がいいので愕然としたところ。300mm F4Lに旧型の1.4倍テレコンを付けたパターンでも撮ってみましたが、以外やこちらは最も悪かったです。キャノンの新型望遠ズームでは撮っていない対象が(IC1805も含めて)たくさんあるので、今度空の条件のいいときに撮り直してみたいです。IC1848は”赤ちゃん星雲”と呼ばれているみたいです。ぼくの今回の写真は、透明度がよくない上にあまり露出をかけられなかったので、強引な処理をする過程で微光星がかなり消えてしまいました。その分、ノイズは目立たなくなりましたが。

samyangの35mmを入手されたんですか!
遠征前に日本で発売されたら購入して持って行こうと思ってましたが、未だに日本発売になりません。
24mmの情報も気になります。

toastは、200mmで4分もガイドできるのですね。すごい追尾精度。
うちのGPはノータッチでは3分でも流れるときがあります。

てげてげさん、ぼくはToastとToast proの2台もっていますが、ビリオディックモーションの数値は、前者が5秒角、後者が7秒角です。ちなみにタカハシのEM400で5秒角、EM11で15秒角です。今回、空の透明度が悪かったので4分にとどめましたが、使う三脚によって左右されるものの、過去Toastで300mmを10分、Toast proで200mmを7分ノータッチガイドしたことがあります。歩留まりを考えるとやはり効率が悪いので、いつもは200mmで6~7分にとどめていますが。
ドイツ式赤道儀に比べるとバランスが取りにくいので、星の位置によって精度が異なってきます。ぼくも死角を減らすべく、今度ジンバル雲台を導入する予定です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« BENROのアルミフラット三脚 | トップページ | リアルな宇宙へ »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31