初夏のぶどうスキー場
この宇宙で一番見ていて飽きないもの~それは天の川だ。
少しでも暗く、透明度のいい空で天の川の写真を撮りたくて、おととしから地図やグーグルアースの衛星写真からこれは思う場所を選定し、下見を重ねてきた。
もちろん車でアプローチできる場所がベストだが、登り2時間以内だったらオーケー。
最近は登山を伴う山にまで対象を広げ、あれやこれやと想像をたくましくしてきた。
冬の間よくスキーに行く旧朝日村・ぶどうスキー場のてっぺんは、標高約650m。天蓋山(45分で登れる)より100m高い。
天蓋山は麓の天蓋高原同様、村上市街の街明かりがダイレクトに届くけれど、こちらは新保岳の稜線が立ちはだかってくれているので、おそらくは超1級の暗さが得られることが予想される。
先日、近くの池ノ平の棚田地帯へ夜間足を運び、その暗さに感動したのは記憶に新しいところ。
さて、葡萄山(795m)は日本海側から林道が山頂まで付いているが、実際には車で入っていけるのは新しい堰堤までで、そこからは徒歩となる。傾斜がゆるやかなので体力的にはラクだけど、所要時間はおそらく2時間以上かかる。
スキー場からだと、第2リフトを降りた地点(標高650m)まで1時間15分で登ることができた。
コースは、第1リフトを降りた地点まではグレープロードの林間コースを歩く。
そこから先は斜面左の、やはり元林道コースを直登する。
総じて歩きやすく、ピッチは上がった。
これは、第1リフトを降りたあたりからの展望。
真っ正面に先日行った池ノ平の田んぼが見える。
ここの標高はほぼ池ノ平と同じくらいのようだ。
池ノ平から見たぶどうスキー場はある意味異様な風景だったが、スキー場から見る池ノ平も不思議な感じを受ける。
なんていうか、大きなクレーターみたい。山また山の朝日連峰のはずれで、ぽつんとそこだけフラットな地形が拡がる。やっぱり不思議だ。
この建物はくらしたロッジ。
第1リフトを降りたところにある。ちなみに、ここの食堂は極めてユニーク。
ホットコーヒーは無料でくれるし、数種類ある漬け物は食べ放題。
普通のメニューよりつまみ系のメニューの方が多い。まるで居酒屋だ。
こんな看板が立っていることは知らなかった。
ここから林道は草に覆われ、草付きの薄いところを歩いて行く。
コース内は2m前後の雑草に覆われ、歩くことはまず不可能。
ここがぶどうスキー場自慢のパノラマゲレンデ。
最大斜度30度、平均斜度20度、全長1200mを誇る。
初心者は林間コースを迂回して降りてくるが、今回はその林間コースを歩いた。
第2リフトを降りた地点から見た池ノ平。
一段と高みに来たことがわかる。
よく見るとさらに上の方に林道が作られているのが見える。
多分、この林道は松ノ木平へ通じているのだろう。
ここからの展望は本当に素晴らしい。
晴れていれば月山や朝日連峰、飯豊連峰、鷲が巣山に光兎岳が指呼の間。
次の写真が2枚の写真を組み合わせたパノラマだ。(方角的には東になる)
1/25000地形図を見ると、ここから葡萄山の頂上まで登山道があるはずなのだが、踏み跡はすぐに消え、頂上までの登山はあきらめた。
ハイキングの対象としてもいい場所だと思った。
« とっておきのバラ園へ | トップページ | 二宮家のバラ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを移転しました(2019.03.23)
- 夜間ドライブの救世主(2018.11.11)
- あけましておめでとうございます!(2017.01.01)
- 高根の穴場・食堂IRORI(2016.11.03)
- ダーク現像比較(2016.09.16)
ここもいいところですね。弥彦山くらいですか。
ですが徒歩となると私はちょっとムリ。
ところで日倉山展望台ってどの辺でしょう。私のよく行く早出から近そうなのでそこが霧でだめな時は行ってみたいです。
GoogleMapの緯度経度を貼ってもらえるとうれしいなあ。
投稿: まるひ | 2011年6月11日 (土) 14時43分
まるひさんのPC宛、メールを送っておきましたのでそちらをご覧下さい。グーグルマップには林道の記載がないので、行き方の詳細を記入しておきました。
投稿: 佐藤俊彦 | 2011年6月12日 (日) 13時16分