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2011年6月14日 (火)

火山と天の川(後編)

日が変わって12日のAM1時、月が没すると天の川はその全容をおしげもなく見せてくれた。
素晴らしい空だった。さすが標高1570m。
新発田の二王子山より高いところにいるのだからそれだけで感激ものなのに、宇宙はつかの間の訪問者のぼくともっちゃんに飛びっきりのメインディッシュを用意してくれた。

Img_2256

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1000, F3.2, 60秒 (追尾撮影)

この写真を撮った頃(1時14分)には、薄雲はごく低空を除き、胡散霧消していた。
浄土平は福島市から20kmと近いけれど、23時を回ったあたりから気にならなくなっていた。

Img_2258

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO640, F4.0, 240秒 (追尾撮影)

このレンズを使う場合F3.5以上に絞ることはないのだけれど、1年に1度の素晴らしい透明度になってきたので、F4に絞って撮ってみた。
RAWを現像する過程で、いかに当日の空が良い空だったかを思い知った。
画像処理が非常にラクなのである。ほとんどホワイトバランスをいじることなく、最初からディープ宇宙のイメージそのものの色合いをしている。黒のしまりが違う。
コントラストだけはややいじっているが、基本的には撮って出しの状態に近い。
(尚、この写真と次の写真のみ、長辺1400pixelで掲載している)

Img_6976dp

EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

夜空の暗さがピークに達した1時40分頃、レンズを10mm魚眼レンズに付け替え、それから30分間、毎ショットごとに場所を移動しながら天の川を脳裏に焼き付けた。
サソリの目玉ことアンタレスが、右の噴火口からの光と対峙しあっている。
互いにガンを飛ばしあっているかのようだ。

Img_6979

EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO640, F3.5, 240秒 (追尾撮影)

時刻は2時4分、天の川がほぼ垂直に立ってきたところを縦アングルで写した。
これが最も撮りたかった構図。
本来なら鎌沼のほとりで撮るつもりだったが、それは梅雨明け後の楽しみにとっておこう。
アンタレスが地平線すれすれに沈もうとしているのが、なんかドラマティック。
左上ぎりぎりにアンドロメダ銀河も写ってくれた。

Img_6982

EOS7D + SIGMA F2.8 FISHEYE 10mm HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (25%歪曲補正・追尾撮影)

2時13分、最後のショットは浄土平天文台を入れてフレーミング。
北半分の天の川は、南半分に比べるとやはり淡い。
シャッターが降りる数秒前、かなり明るい流れ星が頭上を(画面上を)横切り、ぼくたちに別れのあいさつをしてくれた。
ありがとう、福島の空よ。


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コメント

東の福島の光が邪魔ですが、南天から北天にかけての天の川は、場所を選ぶSIGMA10mmが使える空でしたね。
観光対策として、7/16から裏磐梯周辺の公社管轄有料道路は昼間も無料開放されることになりました。

さとうさん、
いずれも素晴らしい天の川ですね。

火口の様は昔、金型の焼き入れをしたときに使った火床のようです。初めて眼にしました。

けんちゃさん、ありがとうございます。今年は好天に恵まれませんでしたが、深夜まで粘った甲斐があってようやくきれいな天の川が見れました。また、噴気孔から炎が吹き出ている様を見れたことも、嬉しいサプライズでした。
もっちゃん、裏磐梯周辺、なかなかいいですね。白布峠にももう一度行ってみたくなりました(過去、いずれも天気が悪く、敗退しております)。

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