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2011年6月 9日 (木)

哀愁の天の川

6月6日、前日よりもやっていたので遠出はせず、近場の胎内スキー場風倉ゲレンデ駐車場へ行ってきた。
現地へ着いたら”勘”が働いたので、鹿ノ俣川沿いの林道へ行ってみるとゲートが完全に開いていた。
日中は伐採作業をしていることが多く、ゲートは昼間閉まっている。
10年ぶりに林道終点の砂防堰堤にたどり着くと、宝石をちりばめたような星々が頭上に輝いていた。
まずまずの空だ。
期待していなかったので一部の機材しか持参していなかったが、ポータブル赤道儀と広角レンズの組み合わせで星景写真を撮り始めた。

Img_2224_6

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F3.2, 120秒(追尾撮影)

両側に急峻な山が迫っていたので、北極星は入らない。
なので、コンパスが示す北の方向に適当に極軸を合わせ、撮り始める。
時刻は22時30分。
丁度天の川が昇り始めたところ。アンタレスがいい目印だ。

Img_2230

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F2.8, 90秒(追尾撮影)

左手に橋が見えるが、この小沢の上流はかつて岩魚の宝庫だった。
中学2年の時、ある日父が20匹ぐらい、数匹の尺岩魚を含め釣ってきた。
あのときの父の満面の笑みは忘れられない。
父が見つけたその沢へ、2週間後連れて行ってもらった。
今はおそらく見る影もないだろうが、それでもゼンマイは無数に生えているはず。
ここは、ぼくの大切な思い出が眠っている聖地なのだ。

Img_2232_3

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1000, F2.8, 100秒(追尾撮影)

堰堤の下に移動したら、天の川がいい感じで頭上に横たわってきた。
このレンズは魚眼レンズではない。この空の狭さは見た目通りなのである。
父はもう20年以上前に亡くなってしまったが、父の視線を天の川の中心部に感じた。

Img_2237

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1250, F2.8, 80秒(追尾撮影)

同じ場所から後ろを振り向いて1枚。
右側に北斗七星が立っているのがおわかり頂けるだろうか。
左の明るい星はアークトゥルス。画面中央やや左にごちゃごちゃと小さな星が密集しているが、これはかみのけ座の銀河団。
谷間から立ち上るもやが、いいアクセントとなった。

Img_2239

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F2.8, 100秒(追尾撮影)

画面中央に赤い散光星雲が見えるが、ここが白鳥座の中心部。
その上の明るい恒星はこと座のベガ。
時刻は23時30分。
最近の例に漏れず、この直後に曇ってきて撮影終了。
地形的に新発田の街明かりが入ってこないので、奥胎内と同等の暗さがあると感じた。
狭い谷間から見る天の川は、どこか哀愁に満ちていた。

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星景写真(下越)」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
6日は胎内にいらしてたのですね。私も庭先で機材の調整をしてましたが、眠い空で星景を撮りに行く気分にはなりませんでした。

こんな見事な天の川が出ていたとは!標高が高い方が良い空だったみたいですね。勿体無いことをしました。

tantanさん、こんにちは。こちらも基本的には眠い空でしたが、胎内よりは山奥に入るので若干透明度は上のような気がしました。谷間のポイントは暗いので結構好きです。ここは白鳥を撮るにはいいなと思いました。

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