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2011年5月26日 (木)

3時間の祝祭 (前編)

よく晴れ渡った24日、取りあえずオメガ星団の姿を拝みたくって、旧朝日村の天蓋高原へ行ってきた。
この日はポータブル赤道儀・TOASTとTOAST PROの2台体制。気合い入りまくりである。
なにせ、今年は極度に晴天率が悪いまま推移してきているので。

Img_6034

EOS7D + EF300mm F4L IS USM
ISO1000, F4.5, 180秒(ノートリ、ワンショット)

この日は初めて道路を隔てて天蓋山側にある高台に陣取った。
ここなら駐車場へ出入りする車のヘッドライトの影響を受けないし、天蓋山をモチーフにした星景写真で、より絵になる構図を取れるからだ。
残念ながら南はもちろん、全体に低空は霞がかっており、双眼鏡でオメガ星団は確認できない。
何度かの試写で、300mmの望遠レンズで取りあえず1年ぶりにオメガ星団の姿を捉えることができた。
その後1時間に渡り、適当に間隔を置きながら10枚ほど撮ったが、透明度は落ちる一方。
1-2枚目が一番まともだった。

Img_6047

EOS7D + EF300mm F4L IS USM
ISO1000, F4.5, 210秒(ノートリ、ワンショット)

300mmでは他に、上の写真(獅子座のM65, M66, NGC3628を撮る。
透明度はイマイチなので写りは昨年撮ったものに劣るけど、写したときの感動は変わらない。画面右側には、獅子座銀河群の片割れが二つほど写っている。

Img_2126

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO400, F3.5, 377秒

TOAST PROの側では、ひたすら広角レンズを使用。
これは一般の人が見ても面白くないであろう、自分の趣味で撮った星野写真。
左側に北斗七星が写っている。画面中央右側やや上にごちゃごちゃと星が集まっているのは、かみのけ座の銀河群。
星図を見ながら、じっくりどんな星座や星が写っているか確かめる。こうして晩春の夜は更けていく・・・

Img_2148dpp

EOS60D改 + EF14mm F2.8L II USM
ISO200, F3.5, 782秒

0時頃から月が昇ってくることになっていたので23時40分に撤収。
その直前に昇ってきた天の川を撮った。
初めてISO200で写してみたけど、はっきり言ってISO400とあまりノイズレベルは変わらない印象。
星野写真の場合、美しさを決定づけるのは何と言ってもシャキッとした星像にあると思う。
F3.5でも厳しい目でみれば周辺部の星像はまだかすかに流れるので、ISO400 + F4の組み合わせの方がよかったかもしれない。

Img_6060

EOS7D + SIGMA 85mm F1.4 EX DC HSM
ISO800, F2.2, 360秒 (IDAS P2フィルター使用)

まだ2回しか使ったことのないシグマの最新の中望遠レンズでも数枚撮った。
ノーマル機に光害カットフィルターの組み合わせでどのように写るか、いて座の核心部で試してみた。
結果、予想以上に発色する。これなら天体仕様のデジイチで撮るのと、ほとんど遜色はない。
また、全体の写りも素晴らしい。改めてシグマの最新レンズに感動。
それにしても3時間があっという間だった。
自分勝手だけど、昇ってくる月が恨めしく感じた。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

佐藤さん、こんにちは。

天蓋高原のω星団、ぶつぶつしているのがわかります。あの高度でも300mmなら解像する事が出来るのですね。

EOS7Dのバンビ付近は素晴らしい写りですね。確かにノーマル機でも十分散光星雲に使えそうです。60Dの冷却改造機が趣味人から出ましたが、汎用性を考えるとノーマル7Dも良さそうですね。

こんばんは。
天蓋高原ではオメガ星団が1時間も見えているのですか。驚きです。
あとは透明度のよい空でしょうかねー。
私も村松での撮影でしたが低空が今ひとつでさそりのしっぽのあたりの星が冴えませんでした。
シグマの85mmF1.4はかなり使えそうですね。このレンズでの作品もたのしみです。

Skameさん、こんにちは。天蓋では3時間見えています。その日は20時から23時まで。ただし、21時半を過ぎたあたりから村上市の街明かり上空へ差しかかってくるので、見えにくくなりますね。あと、昨夜オメガ展望にいい場所を発見しました。それは新保岳の登山口です。塩野町小学校脇から林道へ入ります。地図にはまだ反映されていませんが、新しい林道が標高600mオーバー地点の、新登山道入り口まで延びています。途中、南から東にかけてそこそこ展望のいい場所があるようです。近日中に下見します。

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