月光浴 (2)
19日夜、月の出が20時53分、日没18時50分。薄明終了と同時に月が昇ってくるので空の暗さはあまり望めない。
しかも昨日より全体に薄雲が拡がってきている。
既に下見を済ませておいた大峰山南東麓へ、オメガ星団が写るといいなあと軽い気持ちで出かけてきた。
この場所は自宅から20分もかからないのだ。でも、思ったより菅谷から板山にかけての外灯は明るかった。
EOS60D改 + SIGMA17-50mm F2.8 EX DC HSM
ISO800, F3.5, 30秒 (TOAST PRO 使用、星景モード)
肉眼ではカラス座を視認するのがやっとだったが、PCでピクセル等倍にして見るといろいろ写っているのがわかる。
50mm側を使用したショットでは、かろうじてM83が写った。
残念ながらこの明るさと薄雲に阻まれオメガ星団を拝むことはできなかったが、確実に視野に入っていることを確認、成果はあった。
カメラをちょっと引くとこんな感じ。
大峰山の山頂まで上がってしまえば、もう少し光害の影響は減るだろう。
帰り際、月が昇ってきた。
実はまっすぐ帰宅するつもりが、あまりに赤銅色に輝く月が妖艶だったのでそれに惹かれ、二王子山麓へちょっと寄り道。
月は丁度、二王子岳山頂付近から顔を出した。
田植えが終わったばかりの稲も気分良さそう。
時刻は22時を回ったばかり。
この頃には月の明るさも倍増し、色も白っぽくなってきて、いつもの馴染みのある表情に変化してきた。
満月の光は確かに違う。
明るさのことではなく、なんていうか、その質感というか、波長というか。
月のことをもっと知りたい、単純にそう思うのだった。
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