春の星座たち
春特有の霞がかった空だったけれど、金曜の夜、今年初めて星の写真を撮りに胎内スキー場へ行ってきた。
最初、胎内天文台へ行ったが予想以上に積雪が多く、除雪されている3m幅の道路以外は70~80cmの残雪で駐車場が埋まっている。
次に立ち寄った風倉ゲレンデ入り口の広場は8割方雪が溶け、しかも広場のほとんどが乾いていたのでここで撮った。
右下の明るい部分は、新発田市の街明かりによるもの。
節電効果を期待したが、あまり暗くはなかった。パチンコ屋もガソリンスタンドもいつもの明るさだ。
オリオン座がおわかり頂けるだろうか。明るいので、バーナードループはもちろん写っていない。
左下の明るい星はシリウス、その上部にプロキオン。オレンジ色に輝く恒星はペテルギウス。かすかにバラ星雲も写っている。
冬の名残の星座たちだ。
胎内スキー場もご覧の通り、まだたっぷり積雪がある。ほぼ中央が真南にあたる。
ウミヘビ座、コップ座、カラス座などが写っているが、あまり特徴のない星座なので、一般にはわかりにくいだろう。かくいうぼくも星座シュミレーションソフトの助けがなかったら全く判別できない。
春の天体でわかりやすいのは北斗七星。
中央下の明るい星はアークトゥルス、その右は土星だ。
真ん中付近に細かな星がごちゃごちゃと散在しているが、これらはりょうけん座銀河団とかみのけ座銀河団の星たち。はるかかなたの系外銀河の集合体だ。
まさにディープ宇宙。
双眼鏡で覗くと楽しい。もっとも、この日は双眼鏡で覗いても無数の砂粒は見えなかったけれど。
1時間半もたたないうちに撤収。深夜まで起きている気力があれば、日付けが変わる頃には雲と見まごうばかりの天の川の中心部を拝むことができる。
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