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2011年4月 8日 (金)

笹川流れの星空(後編)

6日、今度はより軽量なポー赤・TOAST PROをザックに入れ、再度柏尾の山中へ行ってきた。残雪は1日でだいぶ溶けていたが、それでも10分歩かなければならなかった。
腕時計の高度計によると、標高125m。
あまり高くはないけど、絶好のロケーションである。素晴らしい眺めを独り占め。
残念ながらこの日は低空に薄雲がかかっており、前日より黄道光のコントラストは弱い。
大きくなりつつある月の影響もあり、眼視ではほとんど黄道光は判別できなかったほど。

Img_1356

ISO800, F3.5, 45秒

カメラは昨日同様、天体仕様のEOS60D、レンズはEF14mm F2.8L II USM。
この日も漁船はほとんど見当たらず、水平線が空と溶け込んでいた。

Img_1361

ISO500, F3.5, 180秒

Img_1366

ISO800, F3.2, 90秒

絞りや露出の組み合わせはまったくもって適当である。その瞬間の気分次第、本能任せだ。2枚目の写真には、かろうじて黄道光が写っている。
空気は昨日よりずっと暖かく、時間は静かに過ぎていった。

Img_1370_72p

ISO640, F3.2, 300秒と360秒の2枚コンポ

これだけレンズはシグマの17-50mm F2.8 EX DG(焦点距離38mm)。
西の空だけ終始もやっていたので、オリオンを取り巻くバーナードループはごくうっすらとしか描写できなかった。時刻は20時30分、村上市の光害の影響も強い。
でも満足。

Img_1378

ISO1600, F3.2, 120秒

21時頃になると暗さが増し、いい空になってきた。
レンズをキャノンの単焦点EF200mm F2.8L USMに付け替え、本当は300mmで撮ってみたかったバラ星雲をパチリ。
この展望台から星景写真を撮る場合、手すりが入らないように三脚をフルに伸ばして撮るのだが、横着してそのままの高さで望遠レンズに付け替え、撮ってみた。
風がやや吹いていたせいもあり、案の定2分のガイドが精一杯。
でも写るだけで大満足。
ぼくは未だに、取りあえず写りさえすればそこにヨロコビを感じるレベル。う~ん、単純。
こんな最高の場所で星空を満喫できること自体がある意味奇跡であり、感謝の念しか湧いてこない。

Img_1394_96p

ISO2000, F3.2, 90秒(2枚コンポ)

最後に、大好きなぎょっしゃ座を撮っておしまい。
東の空にあるときと上下左右の位置が違うので、すぐにはどこが勾玉星雲だかわからない。
だけど、特にこだわりもなかったのでえいやっと直感的に構図を決め、撮ってみた。
これはこれで誰も撮ったことがないであろう構図。
やはり大満足。
21時40分に撤収したけど、その頃はさらに漆黒の闇が拡がっていた。
車にたどり着いたところで、5分ほど真っ暗な夜空を無心に眺めた。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

黄道光の中に輝く月、すばらしいですね。私もこれが撮りたかったんですよ。こちらの方が透明度がよかったみたいですね。
海をバックの星景もいいものです。笹川流れはやっぱり暗いですね。
佐藤さんの写真はさらりと撮っていながら一枚一枚に詩的ものを感じます。単なる天体写真ではなく心象風景を見るようです。
これからようやく新潟も撮影シーズンですね。

まるひさん、嬉しいコメントをありがとうございます!確かにぼくは天体写真を科学写真としてではなく、心象風景の延長として撮っています。ただ一つの物理的世界の中に人間が存在するのではなく、私たち一人一人の心の中に宇宙が意識する人の数だけ存在すると知覚するからです。同じ風景を見ていても、受け取りかたや感じ方は人によって違うはず。そして、同じ場所、同じ被写体でも、そのとき出会うそれは毎瞬毎瞬再生され続ける全く新しい世界です。そこに意識が及べば、写真は毎回未知の世界を写し出してくれます。

こんばんは。
柏尾の展望台はいい撮影地のようですね。
海に沈む月と黄道光!に冬の星座、素敵な星風景です。海に沈むオリオンをここで撮ってみたいものです。雪はそろそろ消えたでしょうか。

skameさん、お久しぶりです。6日は200mmも持って行ったので、地平線に沈むオリオンの大星雲も狙っていたのですが、低空がご覧のように霞がかったいたのであきらめました。5日だったらよかったのですが。この展望台への途中の残雪は今週半ば頃には溶けているような気がします。2週間前に高根集落へも下見に行ったのですが、天蓋へと通じる道路は昨年と違い、全く除雪されていませんでした。今後も除雪機が入らないなら、5月中旬まで待たないとならないかもしれません。

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