無私になる
「The Art of Stalking Parallel Perception」の著者、ルハン・マトゥス氏は東北大地震発生の翌日、自身のブログに”Sending Love to our Japanese Brothers and Sisters”というタイトルの記事をアップした。
読んでいて、無条件の愛としか形容することができない彼の想いが津波のようにぼくの胸を包み込み、ぼくはあふれてくる涙をどうすることもできなかった。
http://lujanmatus.blogspot.com/
以前から氏のファンであるぼくは、フェースブックの彼のIDに友達リクエストをすぐさま送った。今までは、会ったこともない著名人にそういうことをするのは遠慮していたのだが。
すぐ彼は受け入れてくれ、そればかりかぼくのフェースブックの掲示板に、ぼくのメールへの返事を残してくれさえした。
その瞬間ぼくの意識は分裂し、究極の沈黙が訪れた。ぼくは漆黒の虚空を一瞬垣間見、その虚空は全てに繋がっていることを知覚した。
被災者の方々や外国から救援にかけつけてくれた人々は、無私を生ることを強いられている。
彼らは私たちの教師であり、同時に私たちの分身そのものでもあるのだ。
私たちになにができるか、ぼくの答えはこうだ。
今こそ私たちは本来の自分を取り戻すべきなのだ、一切の虚飾を取り去り。
決してテレビの前に座って、次から次へと展開されて悲惨な映像にうちひしがれることではない。
決して頭を垂れ、下を向きながら喪に服すことではない。
それぞれが自らの置かれた環境の中で、無私の自分を与え、無私に生きる。
一番好ましい自分を思い出し、理想の自分像を生きるのだ。
そうしてびんびんに魂の輝きを取り戻した人が100人増えれば、101匹目の猿現象じゃないけれど、その命の、スピリットの輝きが生への肯定的な希望をすっかり失ってしまった被災者の人たちの一人に伝播するかもしれない。
私たちは深いところで繋がっている。
深呼吸をしよう。ハートを暖かいもので満たそう。そこに光を呼び込もう。
再び美しい地球を取り戻すために、地上の楽園をここ地球上で実現させるために。
The Milkey Road credit & copyright : Larry Landolfi
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