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カテゴリー「ホタル2010-13(下越)」の15件の記事

2013年7月17日 (水)

ホタルシーズン終盤を見届ける

今年は7月に入ってから雨の日が続いたため、あまりホタルの撮影機会がありませんでした。だけど、ホタルの生態を少しでも熟知するためには、いつホタルたちが見えなくなるかを知ることも必要。
例えばたきがしら湿原ですが、今年は7月7日と14日と足を運びましたが、14日は7日の8~9割減といった感じで、急激に減少ラインを描いたのでした。
彼らは本能的に月の周期を知っているので、その年の月の満ち欠けの時期が大きく影響しているように思います。
それに、その場所の標高や気温が合わさって、場所により5~7日程度、出現のピークがずれてくるのでしょう。

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こちらは、7月14日のたきがしら湿原。
ピーク時なら20時50分くらいまでは乱舞が続きますが、20時半にはホタルの舞は終了。
ゲンジはほとんど見られず、ヘイケが主体でした。
上の写真で、総露出時間15分です。ホタルの少なさがわかると思います。
湿原に来ている車も6台だけで、休日の割には静かでした。

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上の2枚は、村上市の某棚田でのホタルたち。
あぜ道にはそこかしこにアヤメを初めとする花が植栽されており、現地の胸のすくような伸びやかな風景とあいまって、訪れる人の心をやさしくほぐしてくれます。
どちらも総露出時間は15分前後。
最初の写真は7月9日撮影。この日は乱舞と言っていい状況でした。
ここの棚田はとても広大なので、棚田のどこにホタルが生息しているかを調べるのも今回の目的。
最初の写真を写した場所は昨年も来た場所なのですが、やはりたくさんいました。
昨年は気づきませんでしたが、田んぼの上を飛翔しているのはヘイケでした。
写真を撮るのもそこそこに、ここから半径200mの間を散策、生息確認にいそしみます。
すると、どこにでもホタルがいることがわかりました。
これはすごい。ということは、500mX900mに及ぶこの棚田地帯の全域にホタルが生息しているということか。
最後の写真は7月12日に写したもの。
この日は悪天候で、終始雨が降っていました。時折カサを片手で支えられないほどの突風も吹き荒れました。
そのような悪条件をさっぴいても、ホタルの数は一気に減っていました、1割程度に。
雨より、強い風の方がホタルにとっては天敵であることがよくわかりました。
この日はゲンジはほとんど見られず、ヘイケが9割を占めていました。
この場所は、今回初めて探し当てた場所。
今まで撮ってきた場所とは対岸にあたります。
こちら側でもやはりホタルが生息していました。ということは、ポイントは無限にあります。

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最後の写真を撮った場所をパノラマでつなげてみました。
見渡す限りの棚田全域にヘイケボタルが見られました。そして背後の森にはゲンジボタル。
ピーク時に来れば、この世のものとも思えぬ光景を目撃できるでしょう。
さらに快晴で闇夜なら・・・写真左手の一番高い山の右側に、サソリ座が立ち上がってくるのです。下の写真のように(撮影日7月15日)。

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EOS60Da + EF14mm F2.8L II USM
ISO3200, F2.8, 8秒 (固定撮影)

2013年7月 8日 (月)

晴れ晴れの実の能力者

今年初のたきがしら湿原。
津川から雨が降り出したけど、今日は下見さと自分に言い聞かせて現地へ向かいました。
ところが、奇跡的に、駐車場へ着いた途端雨が上がったのです。
その後、現地を離れる21時15分まで雨が落ちることはありませんでした。
現地を離れるやいなや小雨が降り出したのは、ぼくにとってはよくあることとはいえ、不思議な感覚でした。
そうです、ぼくは悪魔の実の能力者なのです(このネタがわからない人は、ONE PIECEを読んで下さい。国内だけで2億9000万部売れたというだけあって、おっもしろいぞ~)。
忘れもしない2001年7月、室戸岬のキャンプ場で”晴れ晴れの実”を食べてから、超晴れ男になったのでした。
天気を操るこつは、期待しないこと。かといってあきらめもせず、その中間地点をキープするのです。意図することなく意図する。
ただし、この能力、連れがいると効力が半減しますが。

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19時のたきがしら湿原。霧はもう少し取れましたが、本当にホタルが出現するのでしょうか。見頃と聞いていましたが、少し不安です。

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EOS7D + EF24mm F1.4L II USM (2コマモザイク、合計露出時間約25分)

でも、薄暗くなってくると、蛍の光が現れ始めました、いつものように。
昨年は7月16日と18日の2回訪れましたが、より多くいた16日に比べると、ゲンジが4~5割増し、ヘイケが3~4割減といったところでしょうか。
昨年はゲンジのピークが過ぎた頃に来たので、そういう意味ではベストの時期と言えそうです。ヘイケは、まだまだこれから増えることでしょう。
上の写真では、ゲンジとヘイケ、ほぼ半々の割合で写っていると思います。

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EOS7D + EF24mm F1.4L II USM (合計露出時間約30分)

霧は部分的には取れることはなく、でも、それはそれで幻想的な雰囲気を醸し出していました。

2013年7月 5日 (金)

麦わらのルフィ、ぶどうに現る!

7月の第一週、20:00~20:30の間、ぶどう集落のどこかにグランドラインへのポータル(扉・入り口)が現れる。
噂を聞きつけ、ONE PIECEの秘宝を追い求めるあのルフィがやってきた!

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ここか?

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きっとこの辺のはず

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いったいどこなんだ?この谷の奥か・・・?

2013年7月 1日 (月)

第1回ホタルを見る会ぶどう編終了

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EOS60Da + EF24mm F1.4L II USM (2コマ・モザイク)

6月30日、3人の仲間と村上市ぶどうスキー場近くの山林へホタルを見に行ってきました。
案の定、まだピークには早かったけど、それでも充分楽しめました。
画面左は背の高い杉林があるため右半分よりずっと暗い。
左側をあとで撮ったので、さらに明暗差は増しました。
F2.0でISO2500まで上げたのですが(25秒)、それでも露出不足でした。
1年ぶりに味わうこの暗さ。う~、しびれる。
昨年の経験が全く生かされず、左側と右側で色合いが違ってしまいました。
う~む、補正しきれない(^_^;)
近藤さん、山崎さん、岸本さん、参加してくれてどうもありがとうございました。

2012年7月19日 (木)

たきがしら湿原のヘイケボタル (2)

今シーズンのホタル撮影は終了と宣言しましたが、舌の根も乾かぬうちに再度たきがしら湿原詣でです。
薄明途中から撮り始めると、刻一刻と明るさが変わるので、露出が本当に難しい。
それに、あそこから撮ってみたい、ここから撮ったらどうなんだろう、右手の湿原の奥はどのくらいホタルが生息しているのだろうか・・・などと疑問が生じてきて。
18日に行ってきたのですが、16日に比べて感覚的には15-20%減といった感じでした。
それでもピークの20時から20時40分にかけては、改めて異次元の世界を堪能できました。
(右手奥の湿地帯には、なぜかほとんどホタルはいませんでした。特にヘイケは皆無。たまにゲンジが沢沿いを飛んでいるだけでした。)

来る前に、湿原から5km手前にある七福温泉に立ち寄り、汗を流しました。
ここは17時以降の入館なら、料金が300円で入ることができます。
冷鉱泉ですが、硫黄が含まれているため長湯は禁物。
ぼくは休憩室で20分くらい大の字になっていました。
ロビーに素晴らしい天体写真が飾られていると聞き、それが見たくて入ったのですが、なんとその写真、沼澤茂美さんのものでした。
構図を見てびっくり。
天の川が垂直に立ち上がっています。写っているホタルはゲンジボタルですね。
これは0時~0時40分くらいの間に撮られたものです。ホタルは深夜にももう一度飛翔のピークがあると言いますが、その頃に撮影したのですね。
トータル5分の複数の写真を合成したとコメントが書いてありましたが(恐らくISO1600, F2.8, 1分X5枚といったところかな?)、深夜でもこれだけホタルが写るのですから驚きです。
たきがしら湿原の本当のピーク、来年こそはこの目で見てみたいと思います。
それにしても沼澤さんの写真は骨太です。
構図も完璧。あえて天の川がこの位置になる時間帯を選んだのでしょう。
プロのなせるワザです。
見るものの心に訴えかける圧倒的な何かがある。

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EOS60Da + SAMYANG 35mm F1.4
(ISO800-1600, F2.8 & F2.5, 10-30秒で2フレームをモザイク撮影。各フレームは総露出時間約15分、比較明合成)

どうしても完成させたかったminiパノラマを、目を付けて置いた場所から撮り直し。
左右のフレームの明るさや色調を合わせることが非常に難しく、前回も前々回もボツを連発してしまいました。
沼澤さんの写真に感化され、今度はなんとかモノにすることができました。
(横幅1600pixelあるので、是非拡大してご覧下さい。)

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EOS60Da + SIGMA 10mm FISHEYE F2.8 EX DC HSM

20時50分から57分にかけて撮った複数のコマを比較明合成したものです。
40分過ぎには一気にホタルが減ってきたのですが、期せずして薄明が終了に近づくとともに天の川が見えてきたので撮影開始。
三脚の脚は伸ばさず、低アングルから撮っています。

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EOS60Da + SIGMA 10mm FISHEYE F2.8 EX DC HSM

21時を過ぎるとホタルは激減したのですが、15分頃にはやや復活。
ヘイケの活動は早めに終了するようで、21時15分以降はゲンジがメインだったと思います。
こちらは21時から21時15分の間に撮ったコマ(比較明合成)と、その直後にポー赤で追尾撮影した1枚を合成した写真です。
湿度が高く、薄雲が多かったので天の川は変な色になってしまいました。
このやり方だと、ホタルの活性度が高いときは空の部分にもホタルの光跡は残るわけで、それがカットされてしまうのが難点です。
帰り支度を始めるとすぐ曇ってしまいました。
こちらが空に注意を向けるといつも自然と晴れてくれるのですが、帰宅モードになると雲が湧きます。不思議です。

2012年7月17日 (火)

たきがしら湿原のヘイケボタル (1)

16日、初めて阿賀町のたきがしら湿原へ行ってきました。
ここは素晴らしい場所ですね。
夕方、縦横無尽に張り巡らされた木道を歩き回りながら、構図を頭の中で練ります。
多くの湿性植物が群生しており、ネイチャー写真目的に訪れても十二分に楽しめます。
ここのホタルはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類。
ヘイケボタルをまだ見たことなかったのでどんなものかなと思っていましたが、大きさそのものがゲンジより小さいので、光もかなり弱いです。
しかしながら個体数が多いのと、点滅するスピードが早いので独特の世界に包まれます。
湿原と林の境目に発生するのがゲンジボタル、湿原全体に発生するのがヘイケボタル。
この時期、ゲンジのピークはとうに過ぎているので、8割方ヘイケボタルでした。

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EOS60D + TAMRON 24-70mm F2.8 Di VC USD (35mmにて)

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EOS60D + TAMRON 24-70mm F2.8 Di VC USD (35mmにて)

今日もモザイク撮影を試みましたが、休日ゆえ人の出入りが激しく、ヘッドライトや懐中電灯の明かりがしょっちゅう湿原を照らすので、隣接するフレームの明るさや色調を同じにできません。
なので、今回も2フレーム横にモザイク撮影したプチパノラマ写真はボツ。
それにしても、ヘイケボタルの光は淡い。そして美しい。
途中から場所替えして撮影する気力を失い、ひたすら木の切り株で作った椅子に腰掛け、うっとりとホタルの舞いに見入っていました。もう写真なんてどうでもええわ。
到底、写真でこの異次元空間を再現するのは不可能です。

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EOS60Da + EF14mm F2.8L II USM

固定撮影で撮り始め、最後の1枚のみポータブル赤道儀による追尾撮影(ISO1600, F2.8, 1分)で撮っています。星空の部分は、最後の1枚のそれに置き換えました。
肉眼では星は常に点に見えているわけで、星の光跡が長く写った写真よりこちらの方がリアルであると感じるからです。
空から雲が取れるのを待っていたのですがどうしても快晴にはならず、このくらいでいいかなというタイミングでラスト1枚と割り切り、赤道儀のスイッチを入れました。
その後、湿原中央にヘイケボタルが多く光っていることに気づき、カメラを下にずらしてモザイク撮影。
その結果、このような縦横比が1対1に近い写真になりました(個人的に、このようなアスペクト比は嫌いじゃないです)。
雲はこの後増す一方で、やはり追尾撮影に切り替えたあの瞬間がベストのタイミングだったようです。
ホタル撮影は今回で終了。
最後の最後でイメージ通りのホタル星景が撮れたので、その点は満足です。
それにしても、たきがしら湿原は魅力的。
ゲンジボタルのもっと多い時期に来てみたいですね。

補足1:にいがたの星空ブログさんが7月13日の記事で、10日に撮られた素晴らしい写真をアップしています。それによると、そこに写っているのはゲンジボタルが主体のようです。
たきがしらでのゲンジのピークは、おおむね蒲萄ポイントでのピークと重なるようです。

補足2:車で来ると、左手奥に管理棟の建物が見えてきます。しかし、そこまで車で進入しても車を停めるスペースはないので、結局右手のベアグランドの駐車場に停めることになります。
管理棟は高台に位置するため、ここまで車で進入されるとヘッドライトの明かりが湿原の半分を照らし出してしまいます。なので、もしこの場所へホタルを見に来てみたいという方がいましたら、最初から右手の駐車場へ車を停めてください。

2012年7月15日 (日)

池ノ平のホタル (番外編)

14日、もう一度池ノ平へ。
前日はいい構図が思い浮かばず中途半端な撮影になってしまったけど、画像処理しているうちに撮ってみたい構図が二つほど思い浮かびました。
それは、5~6mほどの崖を降りて河原から撮る構図。
蒲萄のポイントでは簡単に降りることができ、自分的にはそこで撮った写真はとても気に入っています。
昨日簡単にロケハンした感じでは一箇所だけ降りられそうな場所があったので、そこへ行ってみるとなんとかロープなしでも降りられました。
高い木立に覆われているため河原は外よりはるかに暗く、ホタルたちは19時40分頃から早くも舞い始めました。
いい感じです。

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EOS7D + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 EX DC HSM

撮影時刻は19時42分。明るそうですが、既に林の中は真っ暗です。

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EOS7D + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 EX DC HSM
総露出時間約8分 (比較明合成)

今年目撃した中でも、ベストスリーに入る幻想的な光景が見られました。
ところが、画像処理をしてみると、背景の空が明るく浮き上がってしまい、そのときの雰囲気を再現できません。
林の中は極端に暗くなるので、明暗差がこのように大きい場合、ぼくの技術ではいい絵に仕上げることができませんでした。
ホタルははるか頭上にまで舞っています。それを入れたくて超広角レンズにしたけど、35mm換算で24~35mm程度になる画角に押さえた方が空の入り込む面積が少なくなり、より雰囲気のある絵が撮れたかも。
無理に空を暗くしようとした結果、不自然な絵になってしまいました。

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EOS7D + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 EX DC HSM
総露出時間約12分 (比較明合成)

最初のカットは上流側にカメラを向けていますが、どちらかというと下流側にホタルが多く舞っていたので早々に切り上げ、反対側を向いてカメラをセッティング。
ところが、既に暗くなりすぎていたため、肝心の河床のディテールが写りませんでした。
こういう場所で撮るときは明るさが残っているときに撮り始め、完全に暗くなるまで定間隔で写すべきですね。
最初のカット、もう10分ほど撮り続けていれば完全に暗くなったので、暗部と明部、もっとバランスのよい絵が撮れたことでしょう。
薄明が終了すると、このような深い林の中は真の暗闇に包まれます。
そうなったらISO3200に上げても、河原のシダ類は写りません。
カメラの性能と画像処理技術の限界を思い知らされました。

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EOS60Da + SIGMA 17-70mm F2.8/4.0 DC OS HSM (17mm側にて)
総露出時間約7分 (比較明合成)

沢の中は昨日と同じくらいのホタルがいたけど、林の外や田んぼを舞っているホタルは半減してしまいました。
あぜ道には所々花菖蒲が植えられており、それを入れてパノラマ的に撮ろうというのがもう一つの構図だったのですが、ホタルが少なすぎてイマイチ。
20時半には早くもホタルの姿が消え、モザイク撮影はあきらめました。
ホタル写真は本当に難しい、いろいろな意味で。
昨日、今日と満足のいく写真は撮れなかったのですが、肉眼ではそれぞれ夢の中のような光景を堪能することができました。
みなさん、来年はホタル探しに出かけてみてはいかがでしょう。

2012年7月14日 (土)

池ノ平のホタル

これからは標高300m前後のホタルが見頃になるだろうと思い、改めて気になるポイントへ行ってきました。
阿賀町の滝頭湿原へ行けば確実そうだけど、新しい場所を開拓したい誘惑の方が勝ちました。
最初目指した場所は、蒲萄から明神岩へ行く途中の二股を右へ入った奥に展開する小沢(明神川源流)沿いの畑。
ところがイマイチの地形だったので、そのまま道路を直進。
この日は1/25000地形図を持ってくるのを忘れたので、ちょっと冒険です。
でも、意外と道がしっかりしていたもので。
すると、いきなり視界が開け、目の前には見覚えのある広大な棚田が拡がりました。
池ノ平の北端へ出てしまったのです。
あとで地図を見ると、地図ではこの道は破線になっていますが、実際にはコンクリートで固められた道路でした。

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既に日は没しています。
霞に煙るその風景はとても幻想的でした。
真っ正面に天の川が昇ると思うので、星景写真にもいい場所です。
大毎から天蓋高原へ通じる道路の途中の標高300m付近に展開する棚田が第二の候補地だったのですが、これも何かのご縁とこの場所でホタル探しをすることにしました(ちなみに、撮影地の標高は330mです)。
棚田の南端(この写真の右手斜め奥)に小沢が流れており(池ノ平川源流)、そこがよさげだったので車で移動し、ホタルの出現を待ちます。

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EOS7D + TAMRON 24-70mm F2.8 VC (24mm側にて)
ISO1250, F2.8, 30秒 (20枚を比較明合成)

期待通り、ホタルは暗い林間を舞い始めました。
なかなかの数です。とはいってもおとといのそれよりは少ないですが。
小沢沿いに農道を5~6分歩くと作業小屋に出、そこが沢の源頭でした。
この沢沿いにホタルはまんべんなく生息しており、道路を挟んで隣接する田んぼのほうへも飛んできていました。
この場所の問題点はただひとつ、構図が難しいこと。
広葉樹林と藪で沢は覆われており、見晴らしのよい部分がないため、どういう風に切り取ったらいいか、現場で悩み続けました。
結局これというアイデアが思い浮かばないまま、なんとなくカメラを構えて撮りました。
もっと枚数を重ねれば迫力は出たと思いますが、構図が気に入らないので、早々とポイントを変えては試写し、変えては試写しの繰り返し。

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EOS7D + TAMRON 24-70mm F2.8 VC (24mm側にて)
ISO1600, F2.8, 40秒 (10枚ずつ撮った2フレームをPhotomerge合成)

ホタルは1kmぐらいの長い区間に渡って飛んでおり、そのせいか密度はそれほどでもありません。
むしろ、田んぼの方で広角レンズを使い、奥行きのある構図で写した方が良かったかも。
このポイントでも既にホタルのピークは過ぎているのか、20時40分には早くも減少し始めました。
取りあえずホタルの生息を確認しただけで、写真も作品というよりは記録写真もしくはスナップ写真にとどまりましたが、満足です。
21時には帰途につきましたが、帰りに前回3夜連続で撮影したポイントへ立ち寄ってみたら、まだまだホタルは飛んでいました。
やはり、この辺は貴重な自然が残されているんですね。
県北には似たような地形の場所がたくさんあるので、探せばいくらでもホタルの聖地はありそうです。

2012年7月12日 (木)

ホタル星景 (後編)

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影、地上風景は3枚比較明合成、星空は3枚のうちの1枚を使用)

空が十分に暗くなってからは、ポータブル赤道儀(Panhead EQ)を持ち出してきて追尾撮影開始です。
固定撮影から追尾撮影に切り替えた直後に撮ったこのカットが一番ホタルが写ったので、この日のベストショットです。
昨日並みの数が舞っていればなあと思うのですが、贅沢は言いません。十分満足。
ホタルさん、天の川よ、ありがとう。

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

ここから全てワンショットです。
20時50分を過ぎると目に見えてホタルの飛翔が減ったので、天の川を主体に構図を組み立て、湿原を長靴で歩き回りながら気の向くままに撮りました。

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

足下を一直線に小川が流れています。
魚眼レンズなので、緩やかな弧を描いて天の川と上下対称に写っています。
昨日までは21時過ぎでもこのあたり一面たくさんのホタルが舞っていたのですが・・・

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EOS60Da + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

湿気がかなりあり、レンズの曇りが取れなくなったので、もう一つの超広角レンズにチェンジ。
撮影時刻は21時45分。ホタルはいよいよ少なくなってきました。
この日は、ぼくのブログの記事を読んで胎内市から来てくれたEさんと同じ場所で撮影しました。現場でトモダチの輪が拡がるのはいいことですね。
たくさんおしゃべりして楽しかった。Eさん、早く足を治してくださいね~

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EOS60Da + EF14mm F2.8L II USM
ISO1600, F2.8, 60秒 (追尾撮影)

最後に白鳥座を写して終了。数匹まだ写っていますね。
かわいく写っているイルカ座がアクセントになっています。
南方向の天の川を撮る場合に比べ、同じセッティングで白鳥座方面を撮ると、やや暗めに写るようです。
こちら方面を撮るときは露出を1.5倍くらい多めにかけた方がいいみたいです。

追記:関川村の知人に聞いたのですが、今年下越全般ホタルの数が少ないのは、昨年7月の豪雨のせいだそうです。豪雨で散乱直後の卵が流されてしまったからだとか。
確かにそれだと二王子山山麓のホタルの激減も納得がいきます。
旧朝日村のこちら方面は、新発田や阿賀町ほど雨の影響がなかったのでしょう。
60Da、星を撮ると最初からいいカラーバランスになってくれます。
光害の影響が少なく、なかなかのいい空だったせいもありますが、画像処理がとてもラクでした。

2012年7月11日 (水)

ホタル星景 (前編)

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO6400, F2.8, 1/6秒 (時刻:19時40分、手持ち撮影)

最後の最後になって、ようやく快晴になってくれました。
10日もぶどうへご出勤。明るいうちに慎重にロケハンして、使うレンズの焦点距離と構図をシュミレーション。
さあ、あとはホタルの出現を待つだけです。

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EOS7D + EF70-200mm F2.8L II USM (70mm側にて)
総露出時間約20分 (比較明合成)

昨夜は望遠ズームで撮った二つ目のフレームに何も写っていないというミスを犯したので、同じ場所から二つ目のフレームを撮り直し。
だけど色合いをどうしても揃えることができず、無理矢理昨日のカットと繋ぎ合わせたら左右で色合いが大きく異なる結果になってしまったのでボツです。
コンポ枚数が昨日より少ないせいもありますが、全体的にホタルの数もさらに半減していました。

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO800, F2.8, 19秒X24枚 (固定撮影、比較明合成)

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO1250, F2.8, 24秒X21枚 (固定撮影、比較明合成)

今日の目的は、いわゆるホタル星景を撮ること。
ホタルの飛翔する時期は梅雨のさなかなので、快晴に巡り会うことは極めて珍しいといえるでしょう。
過去2年間はそのようなチャンスに遭遇することはできませんでしたが、なんとかこの日を迎えました。
残念ながらホタルのピークは過ぎてしまったので、薄明終了頃、つまり天の川がコントラストを強める頃にはホタルの姿は激減です。
これは、最初のコマが20時から20時10分にかけて、次のコマが20時11分から25分頃にかけて写したものです。
暗くなるにつれて、ホタルがどんどん増えてきているのがおわかりいただけると思います。
このあと夜空はさらに暗くなり、天の川がくっきりと肉眼でもわかるようになりました。
ホタルの数に関してはこの頃(20~30分頃)がピークです。おとといと前日はもっとピークが長く続いたのですが。
30分以降に撮ったショットは、さらに天の川の写りが良くなったものの、ホタルはあまり写らずじまい・・・両者のバランス、そしてタイミングがピンポイントで揃わないといい絵は撮れません。

ところで、左の明るい光跡はなんなのでしょう?
現場では気づかなかったのですが、流れ星にしては動きがゆっくりすぎるのです、なにせ、1枚24秒の4コマにかけて写り込んでいるのですから。
しかも、下から上に向かって動いているのです!
衛星にしては明るいし、明るさも火球のように始まりと終わり部分が暗く細くなっています。
UFOだったら嬉しいんだけどなあ♪
正体について心当たりのある方は是非お知らせください。

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EOS60Da + SIGMA FISHEYE 10mm F2.8 DC HSM
ISO1250, F2.8, 24秒X21枚(固定撮影。地上風景部分を比較明合成、ただし星空部分はワンショット画像)

星空部分を21枚のうちの最も天の川の写りのいいカット1枚のみに置き換えた画像です。
薄明が終了していないので、天の川はまだぼんやりしています。

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