エアフルトのクリスマス市
今回、全6泊のうち2泊を旧東ドイツポーションのアイゼナハで泊まりました。
本当はさらに北の山間部にある小さな町、クベトリンブルグ(世界遺産)へ行きたかったのですが、大寒波で交通網が乱れているので計画変更です。
エアフルトのホテルが取れなかったので、アイゼナハを起点にエアフルト、ライプチヒを2日間で訪れました。
人口20万人、チューリンゲン州の州都であるエアフルトは、1200年の歴史を誇る古都。
「ドイツクリスマスの旅」(東京書籍刊)で、”エアフルトのクリスマスマーケットは、規模で言えばニュールンベルグに匹敵するほど”との文章を読んで以来、必ず行ってみようと思っていたのです。
ただし、その表現はちょっと大げさだと感じました。ライプチヒにも言えることですが、同じ人口の東西の町を比べると、明らかに西ドイツの町の方が活気があるのです。
東ドイツの経済はごく一部の町(エアフルトもこの例外に含まれます)を除き、混迷を極めているとのことなので、それがそのまま現れているのでしょう。
右のゴシック様式の教会がセヴェリ教会、左が742年創建の大聖堂。
エアフルトのランドマークと言える、二つの建物の前の広場がクリスマス市の会場です。
大聖堂へと上がる石段の途中から撮りました。
地形的にフラットな場所に立つシュツットガルトのクリスマス市などは、市そのものは最高に楽しいのですが、全体を見下ろすことのできる高台がないので絵的にはいい構図が取れません。
その点エアフルトは、大聖堂への石段の他に北東に丘があり、そこへ遊歩道で上がれるようになっているので、そこから全景を写すことができます。
上の写真は、その丘の上からのアングル。
フランクフルトより北に位置しているエアフルトは一段と気温も低く、郊外は10cm以上の雪に覆われていました。もちろん、この丘も雪山と化していました。
きれいでしょう?
16時半~17時にかけてが、ブルーモーメントと言われる最も夜景が映える時間帯。
毎日16~18時がぼくの撮影タイムでした。それより遅くなると寒さも増すし、雪の降ることが多かったから、体力の尽きぬうちに撤収です。
ほ~ら、雪が舞ってきました。広場の賑わいはこれからが本番です。
撮影日:12月12日(現地時間)
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ドイツのクリスマスマーケットの特集を楽しみに拝見しています。今年は寒かったそうで大変だったのではないでしょうか?私はドイツに赴任していた時に、ドイツは(ヨーロッパは?)キリスト教の文化圏だなぁと実感しました。会社でのクリスマスパーティも最後はお祈りと賛美歌を歌いました。私はドイツの歌はわからなかったので、「聖しこの夜」を日本語で歌いました。でもみなはドイツ語で一緒に歌ってくれてとても嬉しかったです。ライプチヒと言えば、バッハゆかりのトーマス教会へも行きたかったのですがついに行く機会がありませんでした。義父がトーマス教会でミサ曲を歌うんだと芸大のバッハアカデミーに通っていたことを思い出します。健康上の理由で実現できなかったのですが、、、このブログを読んでいると、またドイツへ行きたくなりました。
投稿: 天狼星 | 2010年12月23日 (木) 23時55分
天狼星さん、いつも読んで頂きありがとうございます。明日ライプツィヒ編をアップしますが、実はぼくもトーマス教会へは行き損ねたのですよ。滞在中、ライプツィヒへ行ったときが最も寒く、疲れもたまっていたので早々に引き上げました。代わりに、ニコライ教会へは行きましたけど。ぼくも来年またドイツへ行ってみたいです。寒波が来ていなければという条件付きですが、今度はブレーメンやメルヘン街道周辺の町を訪れてみたいです。
投稿: 佐藤俊彦 | 2010年12月24日 (金) 00時30分