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2010年11月 8日 (月)

星のざわめきの聞こえる夜

11月6日土曜日、日本全国で下越地方だけが曇っています。回復に向かう一方なのは明らかでしたが、迷いは生じます。
ライブカメラでは福島県や中越地方は快晴のようでした。しかし、天蓋高原を目指しました。
ところが、高根集落からは濃霧で、駐車場は濡れているどころではなく水たまりができている始末。雨上がり直後のようでした。
22時を回れば晴れてくるかなと思いましたが、星のざわめきの気配が感じられないため、すぐさまわかぶな高原スキー場経由で山形県の樽口峠を目指しました。

Img_0863p

EOS60D改&シグマ17-50mm F2.8 DC OS HSM (ISO800, F4.0, 4分, ワンショット)

21時、峠に着くや、星たちのざわめきがダイレクトに全身を包み込みました。
久しぶりの極上の星空です。
ケフェウス座から白鳥座にかけての天の川のコントラストがいつもと違います。

Img_0873

飯豊の1800~2000m級の稜線はすっかり雪化粧。これだけ明るいフォーマルハウトを見たのはやはり久しぶり。青白い色合いを帯びていたことを初めて知りました。
画面中央の真上には、ちょうこくしつ座の棒渦巻銀河NGC253と球状星団NGC288が写っています(撮っているときは気づきませんでした)。

Img_0883p2

1時間位すると、新潟天文研究会所属のHさんがやってきました。
同会の重鎮、一番星さんかなと思って声をかけたらHさんでした。なんでも、クラブでは一番年下だとのこと。暗闇なのでお顔は拝見できませんでしたが、かなりのイケメンであると判断しました!
ところで、上の写真はオリオン座リゲルの隣の魔女の横顔星雲。
もちろん撮るのは初めてです。200mmでは焦点距離が足りませんね。顔の部分だけを大きくトリミングしてあります。
思っていたよりも淡く、かなり露出をかけてあげる必要がありそうです。

Img_0898_m44

EOS60D改&EF300mm F4L IS USM (ISO640, F4.0, 7分, ワンショット, トリミングあり)

蟹座のプレセペ星団(M44)です。
双眼鏡で見ると、まさしく星々のざわめきが聞こえてきます。

Img_0856p

EOS60D改&EF300mm F4L IS USM (ISO1600, F4.0, 1分・2分・4分・5分の4枚をコンポジット)

最近は撮る前に特に予定は立てていません。その場の気分と空の条件次第で、臨機応変に撮る対象を決めます。
この日のメインイベントは、オリオンの大星雲に決定。そっち方面の空が抜群の透明度と暗さを誇っていたからです。
上の写真を撮る前にも、200mmで5枚ほど撮影したりしましたが、今まで撮った中では一番納得のいくオリオンとなりました。
天体用に改造した60D、MRAWで使う限りにおいてはほぼ同じ画素数の40Dより一段分くらいノイズが少ないと思います。
今までキャノンのサンヨンを使う場合はISO1600は極力避けていたのですが、躊躇なくISOを1600まで上げられます。いいカメラです。
12-4月までオフシーズンとなる新潟県の天候から、シリウスの周辺の天体はなかなか撮る機会が少ないのが現実。
この日も0時を回ったら雲が湧いてきて、2時にはあきらめて撤収。やっぱり撮れませんでした。
全天曇ってからも、雲越しに星たちのざわめきの気配はまだ感じられました。
樽口峠で迎える朝焼けは、さぞかし素晴らしかったことでしょう。

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コメント

さとうさん
綺麗ですね、改造60Dますます欲しくなってきました。さとうさんのとはレンズが違うから同じようにはいかないでしょうけれど。

 星のざわめきが聞こえてきましたか!ざわめきというと私のイメージでは星々が瞬いてきらきらしている様にみえます。冬の星空です。
 詩にあるような夜の静寂に止まって見えるような、今夏みたいなシンチレーションが良い空がいいな!そう天蓋高原で見たような。

けんちゃさん、いつもコメントありがとうございます。また、お褒め頂き恐縮です。シンチレーションはむしろ小さかったんですよ。ここでいうざわめき、或いは星々の囁きとは、究極の静寂が外部(星空)に訪れ、同時に内部、つまり自分の心の中のお喋りが中断されると急に聞こえるようになります。正確にはお伝えしにくいですが、五感を超越した圧倒的な感覚に全身が包み込まれる感じ。初めてハワイ島のマウナケアで星空を見たとき、この新しいフィーリングに目覚めました。
日曜は西会津の山里へ行ってきたのですが、前日とはまたひと味違う闇夜を体験できました。たったいま、記事と写真をアップしたばかりです。

上坂浩光さんが書いておられました。
マウナケアの星空で。
//blog.livedoor.jp/hiromitsukohsaka/
きっとそんな感覚なんだろうなと。

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