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2010年11月の10件の記事

2010年11月29日 (月)

Adobe RGBのススメ

今回は純粋に画像処理とレンズの話。
27日の夕方、西会津町の高陽根地区へ行ってきたのですが、そのとき次のような設定で撮影してみました。

(1)デジカメの色空間を通常のsRGBからAdobe RGBにしてみる。
(2)デジカメのホワイトバランスをオートや太陽光でなく、予め18%グレーカードやカラーチャートで合わせたマニュアルバランスに設定する。

まず(1)ですが、これはモニターがAdobe RGBの色域をカバーしていないと無理なのですが、もしカバーしているならこちらに設定してあげると、間違いなく青から赤にかけて、より深みのある色彩を再現できるはず。
ぼくのモニターはNECのMultiSync LCD2190uxiという機種なのですが、特にメーカー側ではAdobe RGBを何パーセントまでカバーしているかの公表はありません。
ですが、実験してみると明確にある程度の再現性があるのでトライしてみました。
結果は次の白鳥座の写真でわかるように、より深みのある赤を再現できました。
次の(2)ですが、ぼくは誠報社さんで60Dを改造してもらいましたが、その際同社では昼間の写真でも使えるよう、予めカラーバランスを整えたセッティングをマニュアルホワイトバランスに設定してくれたのでした。
この設定のまま夜空を撮ってもちゃんと同濃度の赤は出るし、昼間の写真のように見た目に近く写ることを発見しました。従って、画像処理がラク。
ならば活用しない手はありません。今回、光害カットフィルターを付けた上でも使ってみましたが、オートホワイトバランスで撮影したときに比べ、明らかに色被りが少ないのです。
結果として、容易にカラーバランスを整えることができました(昨日アップしたプレアデスはノーフィルターですが)。
よって、今後はマニュアルホワイトバランス設定のまま、昼夜を問わず使っていくつもりです。

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EOS60D改&SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM  (ISO1000, F2.0, 8分, IDAS P2フィルター使用、ワンショット)

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EOS60D改&EF14mm F2.8L USM  (ISO3200, F2.8, 30秒, 追尾撮影、IDAS P2フィルター使用、ワンショット)

さて、当日の状況ですが、現地着18時20分。それはそれは素晴らしい星空でした。
ところがセッティングの際ちょっとしたトラブルがあり、2枚撮ったところで本曇りに。
白鳥座の写真は、そのときの2枚の中の1枚です。
バックラッシュが完全に解消されていなかったためか、かなり流れてしまったですが、撮り直す暇もなく・・・
本曇りになってからも時折は雲が切れたので、その合間を縫って撮ったのが下の写真。
面倒なのでP2フィルター付けっぱなしです。
21時半になると急に快晴になったので、あわてて極望を合わせ直し、撮影したのが昨日アップしたプレアデス。
月の出が迫っていたので高ISOにセッティングし、比較的短い露出で撮りました。その割には天頂にあって透明度が良かったせいか、結構色が出てくれました。

最後に、この日初めて使用したシグマのニューレンズ、85mm F1.4の感想です。
曇っている間、テストを兼ね絞りを色々変えながら写した結果、F2ぐらいからしゃきっと写ることを確かめました。周辺部の星像もきれいなものです。
しかしながら、F2より明るいレンズの常として、ハロが出ます。
F2.8まで絞るとハロはほぼ解消されますが、それだとこのレンズを使う意味はない。
星雲をより浮かび上がらせたい場合、F2ぐらいで使うといいかもしれません。
しかしながら三脚座が付いていないので、その不便さは覚悟する必要があります。
一般的には、三脚座の使える100mmマクロの方が万能かと思いますが。
それにしても、明るいF値のレンズはピント合わせがシビアです。
使いこなすには細心の注意が必要。
ちなみに、画像処理はいつものようにコンポ以外はCS5オンリーです。

2010年11月28日 (日)

The Inner Light

2週間前からはまっている「スタートレック」シリーズ。
そして一昨日、とうとう珠玉の作品(最近10年間に見た全ての映画の中でのベストスリー入る)に巡り会うことができました。そのタイトルは「The Inner Light」 (邦題:超時空惑星カターン)。
このエピソードは、「スター・トレック」シリーズの放映開始40周年を記念した、シリーズ第2弾『新スター・トレック』の傑作エピソード集第1巻に収められています。レンタル店で借りることができるので、是非!
ストーリーはここでは触れませんが、もちろん単純な勧善懲悪ものではありません。
この宇宙に生きとし生けるものへのオマージュとも言える、限りなく暖かい何かが根底に流れており、それが無条件に私たちのハートに響きます。
ちなみにこの作品、アメリカで最も権威のある賞の一つで、優れたSF作品に与えられるヒューゴ賞を受賞しています。
配役がまた素晴らしく、これ以上の組み合わせはないと思わせるほど、完全無欠。
どの役者にも神が宿っているかのよう。特にエリーン役の女性はまさに天使そのものですね。
邦題はなんか安っぽいですが、原題を直訳すると「内なる光」となります。こちらの方がはるかに内容に合っていると思います。
この広大無辺な宇宙で、ぼくにとっての内なる光のイメージに最も近い天体はプレアデス星団です。
次の写真は、昨夜撮ってきたばかりのプレアデス。
月の出る30分前から急に快晴となり、無事ご対面を果たすことができました。
このエピソードの印象通りの”光”に仕上げてみました。

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EOS60D改&SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM  (ISO1600, F2.0, 4分X2枚コンポ)
場所: 西会津町高陽根地区

2010年11月24日 (水)

もうすぐクリスマス

新潟県立植物園で、恒例のクリスマス展が始まりました。
毎年趣向が違うので、楽しみにしているのです。ホント、少ない予算でよくやっていると思います。職員の方々の熱い思いに脱帽です。

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これは温室の主、ガジュマルの木。

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今回の展示のウリのひとつ、巨大迷路内部。ただし、”巨大”というのは誇大広告かと。

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上の2枚は、第3温室の住宅内で開催されていたハワイアンキルト展の展示。
クリスマス展は12月26日までやっています。

2010年11月20日 (土)

ガム星雲は見えるかな?

先週はSFずくしでした。ちょくちょくコメントをくれる新潟のskameさん(いつもインスピレーションをありがとうございます)に触発されてガム星雲のことを調べていたら、SF熱が本格的に再燃してしまったのです。
まずはスタートレックシリーズのビデオを借りてきて見てみました。
最新のそれでもぼく的には宇宙観が古く、コンセプトも基本的には勧善懲悪なので、面白いけどハートを揺さぶられるような感動はなかったです。
最も感動したのは、ロバート・ゼメキス監督の映画「コンタクト」。ジョディ・フォスター主演のあれです。
この映画は歴史に残るでしょう。素晴らしい余韻を残してくれました。
天文関連の書籍も何冊か読んだのですが、中でも「別冊日経サイエンス 宇宙大航海」が面白かった。最新の宇宙論もかみ砕いて説明されており、日本の天文学の現状と、惑星探査計画のあらましがよく理解できました。
そんなこんなで無性に南の低空の空が見たくなり、18日夜、村上市の天蓋高原へ出かけました。
19日の月の入りは3時49分。1時間は闇夜が堪能できる計算。
村上市街を過ぎたら所々濃い霧に遭遇したけど、この日はきっと晴れ上がるという確信がありました。
予想に違わず、現地は快晴。そして祝祭は訪れました。
4時ジャストからひたすらとも座やほ座のあたりばかり、100mmのレンズで色々な構図で撮ってみました。
4時半を回ると東の空にくっきりと黄道光が現れ、それはぼくが意識して見るようになってきた中で最も明瞭なものでした。
一応撮る準備はしてきたので(広角レンズは持ってきたので)、しかし優先順位的には最後。1時間しか余裕がないので、各構図はコンポなしの1枚撮りで徹底。
100mmの次には50mmにチェンジ。しかし、これが余計でした。
さあこれからというときに、あっという間に空が白みはじめ、星野写真は撮れずじまい。
これがちょっと心残りでした。

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EOS60D改&EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F2.8, 9分, IDAS P2フィルター使用)

ネットで作例を調べてみたけれど、日本ではガム星雲の半分しか見ることができないとあって、あまり参考になる作品はなかったです。作品のクオリティー的にも、地平線近くに位置しているため写りはよくないものばかり。
そんな中で、M93の周辺が星雲の濃い領域らしいと知ったので、そこにレンズを向けてみました。
M93に限っていえば、他にも視界に入る場所はたくさんあります。
しかし、それより下、スハイルアルムリフが見える場所は下越では思い当たりません。
この日は奇跡的に透明度が途中から上がり、双眼鏡でスハイルアルムリフが見えるようになりました。
今年4月、同じ場所で初めてオメガ星団を撮ったときと同じくらいの透明度にはなっていたかもしれない。
折しも獅子座流星群が活発化しており、そのせいかやたら星が流れました。
1時間で十数個は見たでしょう。結構大きなものが多く、一人至福感に酔いしれたのでした。

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EOS60D改&EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F3.2, 7分, IDAS P2フィルター使用、トリミングあり)

上の写真は、とも座の二重星団ことM46&M47。
こうして撮ってみると、カシオペア座のそれに負けず劣らず美しいことがわかります。
今度は是非200~300mmの望遠レンズで撮ってみたい。

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EOS60D改&EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F2.8, 8分, IDAS P2フィルター使用)

星図を見るとすぐ右隣にカモメ星雲があるので、1枚に両方とも収めてみようと構図を変えてみました。
すると、偶然ハートレー彗星が写りました。これは全く予想外。嬉しい誤算。
もうちょい右へずらせばバランスが良くなるけど、やり直す寸暇が惜しいのでスキップ。
次はいよいよ透明度の上がってきた地平線近くです。

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EOS60D改&EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F2.8, 7分, IDAS P2フィルター使用)

時間がなくなってきたので、露出を少し切り詰めました。これが災いして(もちろんより低空なので大気の影響もあるが)、ガム星雲はうっすらとしか写っていません。
しかもP2フィルター特有の色被りがひどく、ぼくの画像処理の技量ではこれが精一杯。
縦アングルにして、まずはとも座の二重星団の下を写してみました。
手持ちのステラナビゲーターver8にはガム星雲のイラストはありません。
なので、どこに星雲があるか、手探りで探すしかないのです。
下馬評?通り、かなりの広範囲に星雲は広がっているようです。28mmくらいのレンズだと全部収まるかも。

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EOS60D改&EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F2.8, 7分, IDAS P2フィルター使用)

いよいよ山並みを入れての撮影。
家に帰ってからじっくり何が写っているか分析してみて驚きました。
中央下の恒星はスハイルアルムリフ。その下に見えている散開星団がNGC2547。
その左にはIC2395、NGC2670なども写っています。
興奮を禁じ得ませんでした。ここはもうほ座の領域。
りゅうこつ座のにせ十字や、南天を代表する美しい星雲・イータカリーナ星雲がすぐ下にあるのですから。
それにしても、この色合いはひどい(苦笑)。そのまんまP2フィルターの色そのものじゃないか。
このフィルター、やっぱり光害地で使うのが正しいと感じます。
星雲を浮き立たせるために用いるのなら、V3かV4が王道でしょうね、持ってないけど。
ポー赤によるノータッチガイドの限界を考慮すると、結局はノーフィルターで充分だと思います。このフィルター、ドナドナ決定かな?
さて、翌日は見事に日本晴れとなりました。
こんな清々しい気分は何ヶ月ぶりだろう。
南半球の星空を拝みたくなりました。来年は絶対に行くぞ!

2010年11月19日 (金)

ブログ名、変えました

今まで2回ブログ名を変えたけれど、またまた変更。
インディゴ・プロジェクトと読みます。これからもよろしくお願いします。
インディゴ・チルドレンという言葉を聞いたことがある方もいると思うけど、そこでのインディゴの定義に関連しています。
ま、理屈や理念はさておき、2年前からずっとIndigo Projectという言葉が頭にあったのです。
さて、次の写真は去る11月7日に撮った、白鳥座の網状星雲。
本当は8分くらいガイドさせたかったのだけどそれがかなわず、6分で妥協。
また来年、再トライですね。

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EOS60D改&EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO800, F2.8, 6分, ワンショット)

2010年11月11日 (木)

エリダヌス座イプシロン

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EOS60D改&シグマ17-50mm F2.8 EX DC OS HSM (焦点距離25mm, F3.2, ISO500, 270秒)

11月6日に撮った写真を新たに2枚アップします。
エリダヌス座イプシロン星について知ったのは、今年の春、坂本政道さんの本ででした。
ヘミシンクを利用して宇宙のある領域を探索しているとき、イプシロンの高次元の意識体とコンタクトしたことが書かれていました。
それ以後ずっと撮ってみたいと思っていたんです。
折しも週明け、本屋で月刊星ナビ12月号を買ったら、ビジュアル天体図鑑のコーナーにイプシロンが取り上げられているではありませんか。
シンクロニシティーです。その夜、イプシロンについてネットで色々調べていたら、映画スタートレックのスポック艦長の出身星がイプシロンであることを知りました。
先週後半、実はスタートレックをビデオ屋で借りてきたばかり。これも偶然の一致です。
この星は我々の太陽系から10.5光年の近距離にあり、太陽と同じ特徴を兼ね備えていることから「オズマ計画」の対象になったこともあります。
左端に写っているオリオン座のリゲルも、様々な伝説に彩られた星。
ゼカリア・シッチンの「神々・創造主の正体」では、アヌンナキが入植した星として書かれていますし、まあ、調べれば色々ネタが出てきます。面白い。
人類の集合意識は暗号の宝庫。
そんな観点から夜空を眺めているのも一興です。

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EOS60D改&EF70-200mm F2.8L IS II USM (焦点距離165mmにて、ISO640, F2.8, 1分・2分・5分・8分の4枚をコンポジット)

オリオンの三つ星と大星雲が同じ画角に収まるよう焦点距離を調節して写してみました。
細かく段階露出したおかげで、今までより白飛びが押さえられました。

2010年11月10日 (水)

里山の聖夜

いつからだろう、里山という言葉が妙に心の襞に残るようになったのは。
飯豊連峰の南山麓、西会津町から山都町北部の標高300m前後の丘陵地帯は、そんな典型的な里山風景が拡がっています。
夜空の暗さも特筆もので、光害のない星空を堪能できます。
おそらくは今年の秋一番の快晴に恵まれた日曜日(7日)、昨年から頻繁に通い続けている西会津町中ノ沢集落手前の農道へ、天体写真を撮りに行ってきました。

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EOS7D&EF14mm F2.8L II USM  (ISO640, F3.5, 4分)

時刻は18時40分。トワイライト・タイムはそろそろ終了。
被りの全くない天の川を見るのは、実に気持ちがいいです。

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EOS7D&EF14mm F2.8L II USM  (ISO400, F3.5, 6分)

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EOS7D&EF14mm F2.8L II USM  (ISO2500, F2.8, 40秒)

2枚目と3枚目の写真は、撮影時刻は大幅に異なるものの、ほぼ同じアングルで撮っています。やはり下の写真のように、地上風景も止まって写った方が気持ちいいですね。
最近のデジタル一眼レフカメラの高感度特性向上のお陰で、ISOを3200前後に上げてもそれほど空がノイズで荒れなくなりました。

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EOS7D&EF14mm F2.8L II USM  (ISO2500, F2.8, 30秒)

この古墳のような丘陵は、おとめゆりの群生地。
中ノ沢集落のすぐ手前にあり(看板あり)、この丘陵の入り口がぼくのお気に入りの撮影スポットです。
実はこの日は、望遠レンズでの撮影はほぼ全滅。最近ずっとそうなのですが、ノータッチガイドがうまくいかず、露出を5分以上に伸ばせずじまい。
その代わり、星景写真は随分撮りました。もっとも、レンズテストを兼ねてですが。
上の写真は、初めてTOASTの星景モード(1/2の追尾スピード)で写してみました。

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EOS7D&EF14mm F2.8L II USM  (ISO400, F3.5, 7分)

非常に湿度の高い夜でしたが、霧が晴れた直後の天の川のコントラストの高さは今年のベストスリーに入るものでした。
やっぱり、ぼくは天の川を見ているとき、撮っているときが一番ハッピーな気分になれるようです。

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EOS7D&シグマ17-50mm F2.8 EX DC OS HSM  (ISO2500, F2.8, 40秒)

片ボケで入院していたシグマの標準ズーム、こないだ3週間ぶりにシグマから帰ってきました。修理品ではなく、新品が送付されてきました。
昨日今日とそのテスト撮影も兼ねていたのですが、結果は悪くないです。
F4まで絞っても周辺部の流れは残りますが、ぼく的には許容範囲。
絞り開放でも、この写真のように拡散系フィルターを装着して使えばそれほど気にはなりません。
時折流れてくる霧がとても幻想的で、撮影をやめてからも1時間以上、AM1時頃まで現場にいました。
帰り際、シリウスが黙って見送ってくれました、白い輝きをいっそう強めて。

2010年11月 8日 (月)

星のざわめきの聞こえる夜

11月6日土曜日、日本全国で下越地方だけが曇っています。回復に向かう一方なのは明らかでしたが、迷いは生じます。
ライブカメラでは福島県や中越地方は快晴のようでした。しかし、天蓋高原を目指しました。
ところが、高根集落からは濃霧で、駐車場は濡れているどころではなく水たまりができている始末。雨上がり直後のようでした。
22時を回れば晴れてくるかなと思いましたが、星のざわめきの気配が感じられないため、すぐさまわかぶな高原スキー場経由で山形県の樽口峠を目指しました。

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EOS60D改&シグマ17-50mm F2.8 DC OS HSM (ISO800, F4.0, 4分, ワンショット)

21時、峠に着くや、星たちのざわめきがダイレクトに全身を包み込みました。
久しぶりの極上の星空です。
ケフェウス座から白鳥座にかけての天の川のコントラストがいつもと違います。

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飯豊の1800~2000m級の稜線はすっかり雪化粧。これだけ明るいフォーマルハウトを見たのはやはり久しぶり。青白い色合いを帯びていたことを初めて知りました。
画面中央の真上には、ちょうこくしつ座の棒渦巻銀河NGC253と球状星団NGC288が写っています(撮っているときは気づきませんでした)。

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1時間位すると、新潟天文研究会所属のHさんがやってきました。
同会の重鎮、一番星さんかなと思って声をかけたらHさんでした。なんでも、クラブでは一番年下だとのこと。暗闇なのでお顔は拝見できませんでしたが、かなりのイケメンであると判断しました!
ところで、上の写真はオリオン座リゲルの隣の魔女の横顔星雲。
もちろん撮るのは初めてです。200mmでは焦点距離が足りませんね。顔の部分だけを大きくトリミングしてあります。
思っていたよりも淡く、かなり露出をかけてあげる必要がありそうです。

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EOS60D改&EF300mm F4L IS USM (ISO640, F4.0, 7分, ワンショット, トリミングあり)

蟹座のプレセペ星団(M44)です。
双眼鏡で見ると、まさしく星々のざわめきが聞こえてきます。

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EOS60D改&EF300mm F4L IS USM (ISO1600, F4.0, 1分・2分・4分・5分の4枚をコンポジット)

最近は撮る前に特に予定は立てていません。その場の気分と空の条件次第で、臨機応変に撮る対象を決めます。
この日のメインイベントは、オリオンの大星雲に決定。そっち方面の空が抜群の透明度と暗さを誇っていたからです。
上の写真を撮る前にも、200mmで5枚ほど撮影したりしましたが、今まで撮った中では一番納得のいくオリオンとなりました。
天体用に改造した60D、MRAWで使う限りにおいてはほぼ同じ画素数の40Dより一段分くらいノイズが少ないと思います。
今までキャノンのサンヨンを使う場合はISO1600は極力避けていたのですが、躊躇なくISOを1600まで上げられます。いいカメラです。
12-4月までオフシーズンとなる新潟県の天候から、シリウスの周辺の天体はなかなか撮る機会が少ないのが現実。
この日も0時を回ったら雲が湧いてきて、2時にはあきらめて撤収。やっぱり撮れませんでした。
全天曇ってからも、雲越しに星たちのざわめきの気配はまだ感じられました。
樽口峠で迎える朝焼けは、さぞかし素晴らしかったことでしょう。

2010年11月 5日 (金)

弥彦神社へ行こう

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撮影日: 2010年11月5日
EOS7D & EF15-85mm F3.5/5.6 IS USM with PL filter

紅葉谷の紅葉はもう一息。でも、個人的にはこのくらいが見頃だと思っています。
折しも弥彦神社では恒例の菊まつりが開催中。
数日間続いてきた雨が上がり、丁度境内には日が差し込んできました。ちょっと幻想的。
なぜかぼくが弥彦神社へ行くと、太陽が顔を出してくれることが多いです。
ありがとさん。

2010年11月 4日 (木)

アイリス星雲

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キャノンEOS60D改&EF70-200mm F2.8L IS II USM
ISO800, F3.2, 3分, ワンショット, ピクセル等倍切り出し画像

11月3日、福島市在住のもっちゃんと現地で待ち合わせし、箕輪スキー場旧駐車場で天体観測。誠報社で先日改造を終えたEOS60Dを、初めて天体写真で使ってみました。
満を持して場所と日時の選定を行ったつもりだったけど、いい天気は21時頃まででした。
ぼくがこの日撮ったのは通称アイリス星雲こと、ケフェウス座のNGC7023のひと対象のみ。
いきなり200mmでのノータッチガイドがうまく行かず、4分でも流れる始末。
極軸を合わせ直したら改善されましたが、直後に本曇りになり、この日はそれでジエンド。
この場所はもっちゃんが開拓した場所なのですが、標高が900mあるためなかなか空気の透明度は高かったです。
周辺のホテルや旅館、国道の外灯などの影響があり、暗さは並ですが、それでも22時を回ったらそれら宿泊施設の灯りは消灯され、そこそこの暗さになりました。
カメラの望遠レンズでこの星雲を撮った例は見たことがなかったので、どのくらいの大きさに写るか未知数でした。
200mmではやはり小さくしか写りません。そこで、ここではほぼピクセル等倍になるようトリミングしてみました。
ピントがやや甘いのと流れ気味なため全体にしまりがありませんが、思ったより星雲の色乗りは良く、密かな人気のあるのが納得できました。
アイリスブルー、ほれぼれする美しさです。

ところで、ぼくがよく訪問する天体関連のサイトに「Astronomy Picture of the Day」があります。
NASAが運営しているサイトの一つで、ここで取り上げられている天体写真は色々な意味で世界最高峰であることは疑いようがありません。
ぜひここでのアイリス星雲をご覧になってみて下さい(2009年6月10日のアーカイブを参照)。
そして、ついでに2009年6月13日の写真もどうぞ。天の川の明るさで本当に人影が生じています。地球離れ?した超絶な写真です。

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