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2010年10月 3日 (日)

秋の天体たち

そろそろ新月期が近づいてきました。
少しの晴れ間も見逃せません。GPV気象予報では日没後曇りですが、自分を信じて?村上市の天蓋高原へ。
19時半から21時頃までは風が強く、8枚撮ったM33も、家へ帰ってからPCで見ると星像がかなり肥大しており、泣く泣くボツに。
それでも21~22時までの間は一時的に晴れ上がり、ペルセウス座からプレアデス、ヒアデス星団といった秋を代表する天体を存分に堪能することができました。

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EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.5, 240秒, ISO800, ワンショット)

いつも季節先取りで東の天体を撮ることが多いのですが、南天にも魅力的な天体が多数あります。
これはちょうこくしつ座のNGC253とNGC288。
上の系外銀河NGC253は200~300mmのカメラ用望遠レンズでも、比較的くっきりと写ってくれます。地球からは1000万光年と、比較的近い位置にあるので大きく見えるのです。
あとで知ったのですが、もう少し上方へずらすと淡いもう一つの系外銀河NGC247も入っていたはずです。

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EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 240秒, ISO640, ワンショット)

キャノンのニュー望遠ズームは非常に光学性能が高く、拡散系フィルターを使わずに、このように恒星をそのまま素直に撮ることがマイブーム。
レンズの重量が約1.5kgと重いので、1.1kgの300mm F4の望遠レンズを使うときより歩留まりが悪くなり、今回改善策として、今まで使ってきたベンロの自由雲台B3より一回り大きいB4にチェンジしたら歩留まりが上がりました。
ホールド力がとてもしっかりしており、安心して重たいレンズを預けられます。
ペルセウス座の中心部はぼくの好きなエリア。現場へ行ったら、ペルセウス座α(一番明るい星)付近は双眼鏡で必ず一度は見てみます。

Img_1546_aldebaran_p

EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 240秒, ISO640, ワンショット)

プレアデスの下に位置する、牡牛座のアルデバラン(一番明るい星)。
双眼鏡で見ても、黄色みがかって見えるのですぐわかります。
ヒアデス星団の星たちです。宇宙の宝石と言えるでしょう。

Img_2039p1
EOS40D改+EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM (F4.0, 240秒, ISO800, ワンショット)

時刻は22時50分。あと40分もすると月が出ます。
雲も急に湧いてきました。レンズを最近一般撮影用に買ったスタンダード標準ズームに付け替え、広角側で急いで秋の天の川をパチリ。
そもそも天体用途で使うつもりはないのですが、試しに使ってみました。
LensTip.comというサイトでコマ収差の実写画像を見ることができるのですが、それによると絞り開放ではかなり流れます。
F値の暗いスタンダードカテゴリーのレンズなので当たり前といえば当たり前ですが、F4で撮ったこの画像を見ると十分周辺画質も使えることがわかります。
最新の光学設計の名に恥じず、星の写りも大変シャープ。
歪曲は大きめですが、それはCS5のレンズ補正で一発補正。
雲が急速に流れてきたものの、いつになく空は真っ暗な、漆黒の夜空に変わっていました。

Img_2041p

EOS40D改+EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM (F4.0, 240秒, ISO800, ワンショット)

その10分後に撮った最後の1枚。
1ヶ月ぶりの天蓋高原でしたが、いつ来ても期待が裏切られることはありません。
夏の空と違って明らかに透明度が向上しており、大気も重厚さが増した感じ。
今日は試しに先日購入した6倍の双眼鏡を使ってみましたが、天体用途でもこの倍率は便利です。
ぼくみたいにパソコンを使わず手動で天体を導入する人間にとっては、6倍の画角の方が位置関係がよくわかり、よりスムーズに系外銀河を導入することができました。
今年の秋はどんなドラマが待ち受けているのだろう?

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
拝見していると実に簡単に写真を撮られているように見えます。僅かな時間でも撮影に出かけていらっしゃる事に感心してしまいます。
昨夜は103Pを撮影出来る良いチャンスだったのですが、今日は巾着田まで出かけてきました。それで撮影は断念しました。
なかなか時間を上手に使えません。

けんちゃさん、こんにちは。ぼくの場合、ポータブル赤道儀じゃないですか。設営10分、撤収3分。
フットワークが軽いからこそ、思い立ったときに行く気になれるのです。また、新発田からだと胎内やわかぶなに行くにせよ、天蓋高原へ行くにせよ、道路に信号があまりなく交通量も少ないので、運転で疲れることがあまりありません。それも大きいですね。

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