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2010年10月の15件の記事

2010年10月28日 (木)

秘境・会津朝日岳

天体写真を初めてから随分あちこち行きましたが、まだ国内では足下が見えないほどの暗さに巡り会ったことがほとんどありません。
昨年から暇さえあれば地図を見ながらどこが暗いかなあ、と想像を膨らませるのが日課?でした。
そして、会津朝日岳のあたりが最も光害が少ないのではという結論に達し、その下見を兼ねて去る10月24日、登山してきました。
日曜の早朝から天気は下り坂になり、山々はすっぽり雲に覆われています。
それでも登山口まで行くと7合目あたりの尾根が見えてきたので、いそいそと登り始めました。
終日曇りでしたが、取りあえず尾根に出ると見晴らしは効くようになり、山頂からは素晴らしいパノラマを堪能することができました。

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東から南にかけてのパノラマ写真です。飯豊連峰、吾妻連峰、尾瀬の燧ヶ岳に越後駒ヶ岳・・・絶句・・・
もくろみ通り、山頂からは四方八方山並みだけが拡がっており、只見町の一部以外に町や平野部は一切見えません。これは、夜になるとすごい暗闇に包まれそう。
でも、山頂直下の岩場が難所で、夜歩くのは危険。かといって叶の高手の小ピークは以外と展望がありません。避難小屋周辺もしかり。
星野写真を撮るには、さして広くない山頂でビバークするしかなさそうです。

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正面の岩場が山頂です。

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魚沼市の知人によると、今年は猛烈な残暑のため葉っぱが焼けて茶色に色づいてしまったから、それほどカラフルではない、とか。
しかし、ぼく的には過去10年間に見た紅葉ではベストスリーに入る素晴らしいものでした。
視界の及ぶところ、どこにも杉の植林のあとが見当たらないのもいいですね。
どこもかしこも原生林。そのため広葉樹の割合が多く、紅葉が見事なのでしょう。

ところで、県外から会津朝日岳を訪れる場合、只見町での前泊が必要となります。
東北の山村でよくあるパターンなのですが、早朝(5時30分)にマイクで町内に大音量で”朝の挨拶?”が流れます。
これで目が覚めてしまいますので、予め覚悟しておいて下さい。

2010年10月27日 (水)

国重文 目黒邸と佐藤邸 (後編)

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ここからは同じ須原の佐藤邸の写真です。
小さな農家ですが、江戸時代の山村の暮らしを垣間見ることができます。

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最後の一枚は、日没後の田子倉湖。
上空には満月が煌々と照っています。
上流にある奥只見湖はここ30年の間にだいぶ観光地化が進みましたが、田子倉湖は昔のまま。
湖岸を一周する林道もありません。言葉の本当の意味における秘境です。

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2010年10月26日 (火)

国重文 目黒邸と佐藤邸 (前編)

先日、写真家三好和義さんの本、「京都御所」(朝日新聞出版)を買ってきました。
三好さんは近年、国内外の建築物を精力的に撮っており、パリのベルサイユ宮殿の写真集にはいたく感動し、ぼく自身ベルサイユ宮殿を訪れたほどです。
そんな三好さんの、9月30日に発売されたばかりのこの本は、単に写真集としてだけではなく、ガイドブックもしくは読み物としてもとても面白く、是非ご一読をお勧めします。
どのカットもなんていうか精神性の高さがにじみ出ており、三好さんの研ぎ澄まされた感性と透明なハートが感じられます。本当に素晴らしい。
ぼくも6-7年前から県内の豪農の館などを撮っていますが、一度は普段は非公開の、このような超一流の建築物を心ゆくまで撮ってみたいものです。
さて、先日念願の目黒邸(魚沼市須原)を撮ってきました。
残念ながら2階は非公開だったので撮ることのできた部屋はわずかでしたが、新潟市周辺のそれらとはひと味違った趣があり、とても楽しめました。
2回に分けて写真をアップします。

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撮影年月日: 2010年10月23日
カメラ: EOS7D & EF15-85mm F3.5-5.6 IS USM

京都の御所と離宮① 京都御所 (京都の御所と離宮 1) Book 京都の御所と離宮① 京都御所 (京都の御所と離宮 1)

著者:三好和義
販売元:朝日新聞出版
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京都の御所と離宮② 仙洞御所・修学院離宮 (京都の御所と離宮 2) Book 京都の御所と離宮② 仙洞御所・修学院離宮 (京都の御所と離宮 2)

著者:三好和義
販売元:朝日新聞出版
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2010年10月25日 (月)

秋バラぎゃらりー (後編)

場所: 長岡市越後丘陵公園  日時:2010/10/22
カメラ: EOS7D   レンズ: EF100mm F2.8L MACRO IS USM

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2010年10月24日 (日)

秋バラぎゃらりー (前編)

場所: 長岡市越後丘陵公園  日時:2010/10/22
カメラ: EOS7D   レンズ: EF100mm F2.8L MACRO IS USM

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これだけバラではありません。チョコレートコスモスです。

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2010年10月21日 (木)

小さい秋、見つけた

場所: 新潟市鳥屋野潟公園
カメラ: EOS60D改  レンズ:シグマ17-50mm F2.8 DC OS HSM

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おととい、誠報社さんから天体用改造を依頼していた60Dが戻ってきました。
早速室内で試写してみたら、改造機特有の赤みを帯びた色彩にならないのです。
見た目のまんまです。
これはどうしたことかと設定を調べてみたら、ホワイトバランスがマニュアルの位置になっており、オートの位置に戻したらちゃんと赤っぽく写りました。
聞いてみたら、一般撮影用にマニュアルホワイトバランスを設定してくれているとのこと。
これは便利です。
WB補正のインジケーターは±0のままだったので、グレーカードでも使って合わせたのでしょうか。それでこれだけ合うなんて、知らなかった。
ダストリダクションを生かした改造なので、明るい恒星を写したときにどれだけゴーストが出るか不安ではありますが、特殊な色補正用フィルターを使わなくても一般撮影に使えるのは嬉しいです。
なぜなら、シャッターを押したときの感覚やボディーのサイズが、今までのキャノンのデジイチの中で最もしっくりくるからです。だから一般撮影でも、動きものを取るのでなければ7Dよりこちらを使いたかったからです。
秋は着実に平野部でもそこまで来ているようです。

2010年10月18日 (月)

魔女の瞳

吾妻連峰の一角をなす一切経山(1948m)は活火山です。
最近では2008年に300mの高さまで噴煙を上げて話題になりました。
日曜日に5年ぶりくらいに登ってきたのですが、そのときより噴煙は活溌に上がっており、噴気孔にに最も近い側の登山道は通行禁止になっていました。
山頂からの楽しみは360度のパノラマもさることながら、北側直下にある美しい五色沼の眺望です。
コバルトブルーの湖面はどこから見ても神秘的なまでに美しく、古来”魔女の瞳”と形容されてきました。

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土曜日は福島市内に泊まったのですが、最近のガイドブックは飲食店の広告企画ばかりで、まともに観光資源を取り上げていません。
例えば、市街地を一望する信夫山は観光資源の宝庫。
中でも東端の中腹にある岩屋観音は見逃せません。
江戸時代、宝永六年(1709)頃から岩谷一面にたくさんの磨崖仏が彫られました。西国三十三所観音をはじめとして、庚申・弁財天・釜神などが彫られ、庶民の信仰を集めました。
それなりに風化はしていますが、像容は優れたものが多く、見応えがあります。

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お勧めの福島市内の観光スポットをもう一つ。
それは、あずま総合運動公園内にある福島民家園
江戸時代中期から明治時代中期にかけての県北地方の民家を中心に、芝居小屋、宿店、料亭、板倉、会津地方の民家等が移築復原されています(入園無料)。

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これは明治20年建立の芝居小屋、旧広瀬座の内部。国重要文化財に指定されています。

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旧馬場家の内部。 文化4~5年(1807~1808)の建築になります。

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個人的に最もググッと来たのが、かつての養蚕農家の旧小野家。
ぼくの両親は会津地方の農家の出身なのですが、父の実家が40年ほど前まで養蚕をしていました。
その頃の記憶の断片が久しぶりに蘇ってきたのです。父の実家に対して持っているぼくの一番古い記憶が、この真っ白な蚕のイメージなのでした。

2010年10月13日 (水)

進化する和楽器集団 ぐるーぷ新潟

新潟シティマラソンが行われた10月10日、陸上競技場のすぐ隣の新潟市音楽文化会館では、和楽器集団”ぐるーぷ新潟”の第11回コンサートが開催されました。
昨年に引き続いてカメラマン役を仰せつかり、撮影してきました。

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昨年は華道や茶道との競演がありましたが、今年は新潟総踊りにも参加した「踊り組日向」との競演というサプライズが。
単なる和楽器のコンサートいう枠を超え、共鳴するグループとのコラボレーションを通して独自の空間をクリエーションしていっているぐるーぷ新潟。
本来芸術とはこのようなものではないでしょうか。つまり、積極的なコラボレーションを通して枠組みに根底から振動を与え、新たなる創造の芽を育む。
新潟総踊りも毎年参加グループの演舞内容は進化してきており、まさにコラボレーションの最先端が見られます。
新潟って政治的な印象から保守的なイメージが強いですが、現実は、少なくともアートの分野では非常に進んでいると思うのです。
ぐるーぷ新潟のコンサートは、耳だけでなく目も楽しませてくれます。
その自由奔放な創造力がこれからどこへ向かうのか、すごく楽しみです。

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踊り組日向さんのパフォーマンスは、花道をもフルに使った斬新な演出が印象的でした。
振り付けも型にはまらないユニークなもので、見ていてどきどきしました。
最後に、朝倉先生、どうもお世話になりました。このような機会を与えて頂いたことに感謝いたします。ありがとうございました。

2010年10月12日 (火)

星雲の競演

コーン星雲とバラ星雲の競演です。
10月11日は最初わかぶな高原スキー場へ行ったのですが、ほぼベタ曇り状態。
帰りに胎内平へ寄っても天気は変わらず、最後にダメ元で二王子山山麓の上三光へ。
部分的に星が見えてはいるものの、雲が低いです。
でも、なんとなく20分程度だったら晴れ間が東の空に出る気がしてしばらく待機。
そして30分後、その通りになりました。
天体写真の面白さは、雲や霧、風など自然との対話や交流を余儀なくされる点も含まれます。いつもピーカンであるとは限らないわけで、むしろ晴天率の低い新潟県では、いつ曇るかヒヤヒヤしながら撮影していることが多いのです。
その土地の山や雲、風などを精霊に見立て、ご機嫌を伺いながら星見をしていることが多い。
たまに自分という枠を超えて、自分が星にも雲にも風にも普遍的に存在するような知覚を得ることがあるのですが(あるいは自分という自覚がなくなる瞬間)、そのようなときには瞬時に天候の推移がただ”わかる”ことがあります。

さて、ぎょっしゃ座とその周辺だけかろうじて晴れたので、2つの対象だけ撮りました。
透明度は悪かったので、最初から光害カットフィルターを付けっぱなしです。

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EOS40D改+EF100mm F2.8L MACRO IS USM  (ISO800, F3.2, 360秒, IDAS P2フィルター使用, ワンショット)

上三光といえば二ノックススキー場のあるところです。
比較的道幅の広い農道が碁盤の目状に走っており、撮影ポイントは無数にあります。
二王子山麓で撮るのは昨年秋に続きまだ2度目ですが、深夜を過ぎれば北東~南にかけての方角は充分に暗いです。
ただ、高圧電線の鉄塔が多いので、あまり奥まで行かない方がいいでしょう。

2010年10月 8日 (金)

ハートレー彗星と二重星団

10月7日、内陸部に行った方が晴れると判断、山形県樽口峠へ行ってきました。
新潟県内は宵のうちは強風が吹きすさんでいたようですが、こちらはほぼ無風状態。
でも全体的に霧というか靄が全天を覆っており、特に飯豊の主稜のほうは8合目から上部が雲に隠れていました。
その雲の一団がこちらにも順次流れてきて、西から南にかけては透明度が悪かったです。
しかしながら北~東方面は時折抜群の透明度となり、全体的に非常に暗さを感じたこともあり、昨日とはまた違った意味でぞくぞくするような興奮を味わえました。

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EOS40D改+EF300mm F4L IS USM  (ISO1000, F4, 240秒, ワンショット)

昨日よりさらにハートレー彗星は二重星団に接近していました。
なので、この日は300mmの望遠レンズを持ち出してみました。
撮るごとに彗星の魅力にはまりつつあります。色合いがとても美しい。
この倍くらいの大きさがあったら、間違いなくその美しさにノックアウトされるでしょうね。

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EOS40D改+EF300mm F4L IS USM  (ISO1000, F4, 露出の異なる3枚をコンポジット)

300mmでじっくり撮ってみたかったプレアデス星団。
歩留まりが80%を超えていた昨日に比べ、この日は絶不調に。なので、8枚撮ったうち3枚しかモノにできませんでした。
従って、またしても思うように露出をたっぷりとかけてあげることができなかったので、前回200mmで撮った絵に比べたら不満が残ります。
ノータッチガイドが不調の原因、どうも、このレンズを装着したときだけマウント部にがたつきを以前から感じていたのですが、そのがたつきが悪さをしているようです。
レンズのマウントがすり減っているのでしょうか。もともと中古で入手したレンズで、かなり酷使してきましたから。
他に撮ったのはM77。でも、あれほど豆粒みたいに小さいとは・・・
0時少し前あたりから霞が深くなってきたので撤収。
今年の8月にここを訪れたとき、国民宿舎方面が明るくライトアップされており、がっかりしたことがあります。
しかし懸念されたそのライトアップは今回はなく、お盆の時だけだったようです。
ちょっと一安心。

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最後に、おととい胎内平で撮った画像から、新たに現像したものをアップします。
条件の良いときは、胎内でも素晴らしい第一級の星空に出会うことができます。

2010年10月 7日 (木)

素晴らしき邂逅

10月6日、外が快晴であることに気づいたのは21時30分頃。透明度も非常に良く、新発田市内の我が家からでも、星がシャンデリアのように見えます。
これは千載一遇のチャンス。
新潟東総合体育館でジョギングしてきたばかりで疲れていたのだけれど、これは行かなくてはなりません。
こんなとき、車で25分の胎内平は便利なスポットです。
夜露は凄かったしシンチレーションも大きめだったけど、22時30分から翌2時まで、この秋一番の星空を満喫できました。

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EOS 40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO800, F3.2, 180秒, 2枚コンポ)

ハートレー彗星がそろそろカシオペア座の二重星団付近に来ているという情報を知り、そのあたりにレンズを向けてみました。
200mmで縦位置でぎりぎり二重星団と共に収めることができましたが、300mmだったらはみ出したかもしれません。
この両者の組み合わせ、いいですね。空の条件が先日よりずっといいせいもあり、彗星のグリーンがずっと鮮やかです。

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EOS 40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO800, F3.2, 180秒, ワンショット)

これはぎょしゃ座のM37。
ぎょしゃ座にはM36, M37, M38の三つの散開星団がありますが、特にこれなんか結構星が密集しているので、大きめの球状星団のような趣があります。
静寂感の中にわびさびの境地を感じます。

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EOS 40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO800, F3.2, 240秒, ワンショット)

今年の秋は散開星団をたくさん撮ってみたいと思っていました。
次にレンズを向けたのは、ふたご座のM35。
ぼくが撮影対象を選ぶとき参考にするのは、ナツメ社「星座の事典」(沼澤茂美・脇屋奈々代共著)なのですが、この本のP211に出ています。
200mmの望遠レンズではここまで大きくは写らなかったけど、近傍のNGC2158だけでなく、ぼくにとっては未知の天体も写り込んでくれたのは嬉しい誤算でした。
まずは、中央の明るい恒星はプロプス、その左下にあるのがテジャトポステリオル。
プロプスの下と右端に赤い星雲が写っています。ステラナビゲーターの星図を見て、初めてその存在がわかりました。クラゲ星雲って、ここにあったのか!
200mmならではの構図です。300mmだったら右端の星雲が入りません。
散開星団目的だったのであまり露出をかけていないのですが、クラゲ星雲をあぶり出すには露出を倍かけなければいけませんね。

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EOS 40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO800, F3.2, 240秒, 2枚コンポ)

こちらは上の写真の縦位置バージョン。横位置では1枚しか撮っていないけど、縦位置では2枚撮りました。1枚重ねただけで、かなり星雲が浮き立ちます。相変わらず色合いは透明度に乏しいですが。

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EOS 40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM  (ISO1000, F2.8, 360秒, 2枚コンポ)

深夜をすぎ、ようやく一角獣座が昇ってきました。
ここにはバラ星雲とコーン星雲がありますが、後者を撮るのはこれが初めてです。
このときだけ光害カットフィルター(IDAS P2)を付けて撮ってみましたが、コーン星雲は難物ですね。全然露出が足りません。
画像処理で強引に星雲を浮き立たせているので、星の光がイマイチ生き生きしていません。おまけにこの頃はトーストの電池が切れる間際で、そのせいかガイドが流れてしまいました。
直後にポー赤・トーストのリチウム電池が切れたので、あとは固定撮影による星景写真を何枚か撮ってこの日の撮影を終えました。

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EOS60D+EF15-85mm F3.5-5.6 IS USM  (ISO6400, F3.5, 20秒, ワンショット, プロソフトンA使用)

年内には天体用に改造する予定の60Dで撮りました。開放値F3.5は明らかに星景写真には暗すぎるけど、これしか持っていなかったので仕方ない・・・
時刻は1時57分。よく晴れていたのはこの頃まで。
2時半には薄雲がかかってきました。

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EOS60D+EF15-85mm F3.5-5.6 IS USM  (ISO6400, F3.5, 20秒, ワンショット, プロソフトンA使用)

沈みゆく白鳥座と、それに続くケフェウス座。
ケフェウス座のガーネットスターがかすかに黄色がかって見えています。

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EOS60D+EF15-85mm F3.5-5.6 IS USM  (ISO6400, F3.5, 20秒, ワンショット, プロソフトンA使用)

胎内平の主?の大きな松の木とオリオン座の構図。
松の木の間から、シリウスが顔を出しています。
ちなみに、この松の木の周囲には大きなキノコがたくさん生えていました(右の丸いそれは毒キノコのテングタケ)。今度ゆっくりマツタケ探しをしてみたくなりました(^_^;)

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2010年10月 4日 (月)

ハートレー彗星とM33

10月2日、夕方になり結構晴れてきたので、比較的近場のわかぶな高原スキー場へ行ってきました。
ところが非常に風が強く、3回くらいアルミ製の折りたたみ式の椅子が吹き飛ばされてしまうほど。
空も昨日より更に白っぽく、条件は悪いです。
なので、取りあえず広角レンズで星野写真を撮りました。

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EOS40D改+EF14mm F2.8L II USM (F3.5, 240秒, ISO500, ワンショット)

時刻は20時15分、まだ射手座が見えています。ゆく夏よ、さらば。

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EOS40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 150秒, ISO800, 2枚コンポジット)

昨日すっかり撮るのを忘れていたハートレー彗星を200mで狙ってみました。
風はひとときも弱まることがなく、使いたかった300mmはあきらめ、200mmで撮りました。
風速はおそらく6~8m、時に10m。
露出も短めにせざるをえませんでした。星が見えているだけでもラッキーといえばラッキーです。
それにしても、思ったよりこの彗星、明るくなりましたね。これで彗星の尾が長くたなびいていればいうことないのですが(彗星を撮るのはこれが初めてです)。

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EOS40D改+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 180秒, ISO1600, 5枚コンポジット、トリミング)

昨日は21時を過ぎたら風は弱まってくれたのですが、この日は風速は増す一方。
露出は3分以上伸ばせません。
そんな悪条件の中、今まで撮った中で最も納得のいくM33が撮れました。
過去2年間、どれだけM33を撮ってきたことか。アンドロメダと違って非常に淡いので、画像処理の敷居の高さも壁でした(このM33も画像処理に3時間はかけています)。
カメラを取り付ける自由雲台をベンロで最も大きいB4に切り替えたため、ホールド力が増しました。その効果は大きく、またキャノンのニュー望遠ズームの素晴らしい光学性能のお陰で星が非常にシャープに写ります。
とはいえ、風の影響で微妙に星が肥大してしまいましたが、それでも従来ここまでシャープに写ったことはありません。もちろん、ノータッチガイドです。
かなり大胆にトリミングしてみましたが、サンヨン(300mm F4)で撮った画像より、明らかに星が小さいままなのです。
もう少し空の条件が良くて露出を倍くらい伸ばすことができれば、銀河の腕の中の赤い点々も現れたかもしれません。
200~300mmでは所詮小さくしか写りませんが、個人的に系外銀河に最も惹かれます。
散開星団も好きです。
冬にかけて見応えのあるそれらの星々が続々昇ってくるので、これからが楽しみです。

2010年10月 3日 (日)

秋の天体たち

そろそろ新月期が近づいてきました。
少しの晴れ間も見逃せません。GPV気象予報では日没後曇りですが、自分を信じて?村上市の天蓋高原へ。
19時半から21時頃までは風が強く、8枚撮ったM33も、家へ帰ってからPCで見ると星像がかなり肥大しており、泣く泣くボツに。
それでも21~22時までの間は一時的に晴れ上がり、ペルセウス座からプレアデス、ヒアデス星団といった秋を代表する天体を存分に堪能することができました。

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EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.5, 240秒, ISO800, ワンショット)

いつも季節先取りで東の天体を撮ることが多いのですが、南天にも魅力的な天体が多数あります。
これはちょうこくしつ座のNGC253とNGC288。
上の系外銀河NGC253は200~300mmのカメラ用望遠レンズでも、比較的くっきりと写ってくれます。地球からは1000万光年と、比較的近い位置にあるので大きく見えるのです。
あとで知ったのですが、もう少し上方へずらすと淡いもう一つの系外銀河NGC247も入っていたはずです。

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EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 240秒, ISO640, ワンショット)

キャノンのニュー望遠ズームは非常に光学性能が高く、拡散系フィルターを使わずに、このように恒星をそのまま素直に撮ることがマイブーム。
レンズの重量が約1.5kgと重いので、1.1kgの300mm F4の望遠レンズを使うときより歩留まりが悪くなり、今回改善策として、今まで使ってきたベンロの自由雲台B3より一回り大きいB4にチェンジしたら歩留まりが上がりました。
ホールド力がとてもしっかりしており、安心して重たいレンズを預けられます。
ペルセウス座の中心部はぼくの好きなエリア。現場へ行ったら、ペルセウス座α(一番明るい星)付近は双眼鏡で必ず一度は見てみます。

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EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS II USM (F3.2, 240秒, ISO640, ワンショット)

プレアデスの下に位置する、牡牛座のアルデバラン(一番明るい星)。
双眼鏡で見ても、黄色みがかって見えるのですぐわかります。
ヒアデス星団の星たちです。宇宙の宝石と言えるでしょう。

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EOS40D改+EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM (F4.0, 240秒, ISO800, ワンショット)

時刻は22時50分。あと40分もすると月が出ます。
雲も急に湧いてきました。レンズを最近一般撮影用に買ったスタンダード標準ズームに付け替え、広角側で急いで秋の天の川をパチリ。
そもそも天体用途で使うつもりはないのですが、試しに使ってみました。
LensTip.comというサイトでコマ収差の実写画像を見ることができるのですが、それによると絞り開放ではかなり流れます。
F値の暗いスタンダードカテゴリーのレンズなので当たり前といえば当たり前ですが、F4で撮ったこの画像を見ると十分周辺画質も使えることがわかります。
最新の光学設計の名に恥じず、星の写りも大変シャープ。
歪曲は大きめですが、それはCS5のレンズ補正で一発補正。
雲が急速に流れてきたものの、いつになく空は真っ暗な、漆黒の夜空に変わっていました。

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EOS40D改+EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM (F4.0, 240秒, ISO800, ワンショット)

その10分後に撮った最後の1枚。
1ヶ月ぶりの天蓋高原でしたが、いつ来ても期待が裏切られることはありません。
夏の空と違って明らかに透明度が向上しており、大気も重厚さが増した感じ。
今日は試しに先日購入した6倍の双眼鏡を使ってみましたが、天体用途でもこの倍率は便利です。
ぼくみたいにパソコンを使わず手動で天体を導入する人間にとっては、6倍の画角の方が位置関係がよくわかり、よりスムーズに系外銀河を導入することができました。
今年の秋はどんなドラマが待ち受けているのだろう?

2010年10月 2日 (土)

五泉市のパワースポット(その三)

最終回の今日は、慈光寺本堂の写真をお届けします。

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ここが本堂の入り口。石段の奥はワンダーランド。
ちょっと比喩が安っぽいですが、浮世離れした空間であることが写真からも伝わることと思います。

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今回、最も気を惹かれたお地蔵さん。
前回来たときはなかったので(数年前)、割と最近設置された石像だと思います。
左手にもう一体、対になっている石像があるのですが、どちらも同じ作風。
眼光の鋭さに身震いします。

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下から本堂を見上げるとこんな感じ。
探索しがいのある場所ばかりで、道草ばかり。
なかなか本堂へたどり着きません。

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ここは特に気のいい場所でした。妖精が乱舞しているかのよう。
住職さんの自然を愛する気持ちがひしひしと伝わってきます。

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やっと意を決して石段を登り、いよいよ本堂の参拝です。
山門からして、とても味があります。
外観も内部も(これは内部)。いいなあ。
おみくじ50円って、何十年前の相場だろう?

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慈光寺は曹洞宗のお寺です。
僧堂、庫裏、浴司、東司、そして本堂、仏殿など、七堂伽藍がコの字型に立ち並ぶ様は圧巻。
僧堂の入り口には常時座禅用の座布団が並べられており、自由に座禅や瞑想ができます。もちろん日曜日には座禅会も行われています。

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山号を明白山といい、大蛇伝説が残ります。
奥にそびえる標高1012mの霊峰白山に対する山岳信仰も混じっているようです。
規模は全然違うけど、石川県の白山比め神社と少し雰囲気が似ているかな?

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左奥の長いローソクは、100円払ってぼくが立てたもの。
ご先祖様に感謝の念を込めて。神仏への信仰薄いぼくだけど、自然と敬虔で優しい気持ちになりました。

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これは、大きな鏡を写しています。
慈光寺は、タイムスリップしたい人や、癒し系の場所、人目を気にすることなく瞑想する静かな場所を求めている人にはお勧めです。



2010年10月 1日 (金)

五泉市のパワースポット(その二)

越後四ヶ道場の一つ、村松の慈光寺は室町時代初期の開山。
慈光寺と黄金の里会館を結ぶ道は、県天然記念物の樹齢300~500年を越す杉並木が500メートルに渡って続いており、荘厳なことこの上ありません。
黄金の里会館の駐車場が車道の終点。
沿道には観音様やお地蔵様がたくさん並んでおり、道行く人に数百年来変わらぬ優しいまなざしを投げかけております。
今日はその幾つかを紹介します。

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これは宝珠地蔵。お地蔵様の代表的な持ち物のひとつである宝珠を手にしています。
願い事を叶えたり、苦厄を取り除いてくれるといわれています。

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経王石塔。釈迦の説いた経の最上の教えである法華経を祀った石塔です。

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表情が素敵なお地蔵様二体。名前は忘れました(^_^;)

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ひとつひとつじっくり見ていくと、あっという間に20分が経過しました。
でも、寄り道しないで歩くのはもったいないです。
カメラを持参することを忘れずに。

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上の2枚は三十三観世音菩薩。
観世音とは、世の音を観る、の意。
菩薩が33体に変化して、人々を救うという信仰が背景にあります。
この参道のハイライトとも言えるでしょう。

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本堂手前の小高い丘に立つ鳴滝不動尊。
明日は本堂の写真をお届けします。

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