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2010年9月16日 (木)

続・わかぶな高原の空

この日、他に撮ったもの。
ペルセウス座のエイベル426(下の写真)。

Img_1985

ISO800, F3.2, 160秒 (ワンショット)

中央の青白く輝く星はアルゴル。アルゴルとはアラビア語で”悪魔の星”を意味します。
この星は2.9日の周期で2.1等級から3.4等級まで明るさを変える変光星として知られ、不変と考えられていた星の明るさが変わることから、その不気味さが名称の由来になったと言われています。
エイベル426とは、アルゴルのやや下に位置する銀河の密集地帯。
地球から2億3000光年のかなたにある銀河団で、個人的にこのような銀河団のある領域には強く惹かれるので今回試写してみました。
ところが、200mmでは全く写りません。ピクセル等倍で見て、かろうじてわかるほど。
完全に長焦点の、本格的な天体望遠鏡でないと、見ることも写すこともできませんね。

Img_1977_81p

ISO1000, F3.2, 露出の異なる3枚をコンポジット。

この宇宙で最も惹かれる天体・プレアデス星団。
天体写真を始めてから最も枚数多く撮ってきた被写体であるけれど、今まで満足のいく作品に仕上がったものは皆無。
プレアデスを写すときは、他のどの天体を見るよりなんかワクワクするのだけど、同時に身が引き締まる感じもひときわ強くあります。
画像処理をしているときもその感覚は常にあり、心身ともに明晰かつパワフルなときでないと、プレアデスの素晴らしさを引き出すことはできません。
ガイドの調子が悪く、あくまで4分程度までの露出しかかけられなかったという条件の中では、非常に満足のいく仕上がりとなりました。
この日2番目の収穫でした。

Img_2012_16p2

ISO800, F2.8, 露出の異なる4枚をコンポジット。

冬の星座、オリオンが深夜になると昇ってきました。
なぜかそこだけ雲がかかっていなかったので、挨拶代わりに撮影しました。
オリオンも、プレアデスとはまた違った意味で、撮るときも画像処理するときも身が引き締まります。
そして、こちらもまだ満足の行く写真は1枚もモノにできていません。
ポー赤によるノータッチガイドという制約の中では、開放絞りF4の300mmより、開放絞りF2.8の200mmで撮った方がいい画質に仕上がる気がします。
今回のそれは75点くらいの出来でしょうか。
この頃は薄雲がかかっていたので、条件の良いときにもう一度じっくり撮ってみようと思います。
来月は双子座周辺を集中的に撮ってみます。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

さとうさん
美しすぎますよ!
彩度が高く、綺麗、青、オレンジ。
スバルもこの画角が丁度良いのかなあ、周辺の淡い部分が見事に表現されていますね。オリオンも拡大で撮ると背景が赤くなりがちで...赤くて良いのですね、こんなに赤い部分が広がっているなんて。

けんちゃさん、いつもコメントありがとうございます。ぼくは科学写真を標榜しているわけではなく、自分の中にわき起こってくるイメージを忠実に再現することに心血を注いでいます。ですから、最近は派手めの作風になってきています。もっと画像処理の原理に詳しかったら、むしろkagayaさんみたいに天体をテーマとしたCGを創作したいのですが。
オリオンはどこもかしこも赤いですよ。バーナードループがそのいい例で、その内側もかなり赤いです。

美しいですね。
星雲、星団の写っていないただの星野写真が美しいと感じたのは初めてです。
星の色がよく出ていますし、なおかつシャープ。
佐藤さんの写真センスに改めて感激しました。
ぼかしフィルターを使う星景写真が流行していますが、私はこういうキリッとした星野写真が好きです。
プレヤデス、オリオンもこの画角が美しいですね。私もM45、M42、M31が画像処理三大難物対象です。

まるひさん、ありがとうございます。
アルゴルはもちろん撮ったのは初めてなのですが、その右隣のpも含めて予想以上に色が出て、ぼく自身とても感動しました。エイベルが目立つほどに写らなかったのは残念だけど、以上の理由で気に入ったので掲載した次第です。3分未満の露出だとガイドが不調の時でも、まあまあシャープに写ってくれますね。本当はスバルとオリオンの画角、もっと微妙にずらしたかったのですけど、自由雲台なのでミリ単位で動かすのは至難の業です。だから、いつもある程度のところで妥協しています。この日は網状星雲も撮りましたが、画像処理がうまくいかずボツに。まるひさんが画像処理難物対象に挙げた天体に加え、M33と網状星雲をぼくの場合は付け加えたいです。

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