無料ブログはココログ

« 長老の言葉 | トップページ | ハートを開く »

2010年9月10日 (金)

憧れのアンドロメダ銀河

天体写真を始めた当初から首尾一貫して、極上のプレアデスとアンドロメダを撮ってみたいというのがありました。
200mmでもそこそこ絵にはなりますが、できれば400~500mmの焦点距離が欲しいところ。
搭載積載量が4kgまでのポータブル赤道儀TOASTでは、サンヨンに1.4倍のテレコンを付けるか、もしくは100-400mm望遠ズームのテレ側を使うか、単焦点400mmF5.6Lを使うかぐらいしか選択肢がありません。
これらのレンズの共通点は開放絞りがF5.6となること。もちろんノータッチガイドなので、せいぜいISO1600で4分ガイドできたら御の字といったところです。
今回初めてキャノンのEF300mm F4L ISに1.4倍のテレコンを付けて撮ってみたのですが、画質的にはどうしてもぼてっとした写りになってしまうのは致し方ありません。
それでも、サンヨンで撮った写真をトリミングしたのとは本質的に異なる迫力が得られます。
懸念のノータッチガイドも、5分のガイドに成功しました。4分メインでやり、こちらは8割方成功。もっとも、調子よかったのはこの日は最初の1時間だけでしたが・・・

Img_1918_21p3_2

ISO1600, F5.6, 1分x1, 3分x1, 4分x2, 計4枚コンポ

場所はいつもの天蓋高原(村上市)。
初めてアンドロメダ銀河と対峙しえた気がします。
画像処理にも時間をかけ、都合4時間ぐらいアンドロメダに費やしました。
さて、9日(木曜日)は非常にめまぐるしく変わる天気で、比較的雲のない、透明度の良い方角の天体のみ狙いました。
22時を過ぎると雲も消えとてもいい空になりましたが、23時半を回ると徐々に本曇り状態に。
こないだの土曜日同様湿度はかなり高く、今回も夜露対策を怠ってきたぼくの望遠レンズは、22時過ぎには使い物にならなくなってしまいました。

Img_1923_24

ISO1250, F5.6, 3分x2 (計2枚コンポ)

いて座の散光星雲M17です。村上の街明かりのすぐ上に位置していたので短めの露出にしたのですが、やや露出不足のようです。解像度的には満足の1枚なのですが。
尚、全ての写真はノーフィルターです。

Img_1953p1
ISO800, F2.8, 4分x1 (ワンショット)

本当はプレアデスも狙いたかったのですが、いかんせんそちら方面の空が曇っていたので、次なる目標物へレンズを向けました。
レンズはEF70-200mm F2.8L IS II USMにチェンジ。
去年の秋から不思議に魅了されてきた通称ハート星雲(IC1805, IC1848)です。
ところがなぜか望遠ズームにレンズを変えてからはガイドが上手くいかなくなり、ハート星雲も8枚撮って流れていないのは1枚のみという有様。
ちゃんと極軸も合わせ直したんですがね。???
従って1枚撮りですし、露出も必要最小限なのでどこまで星雲をあぶり出せるか不安でした。しかし、カシオペア付近の空は非常に透明度が高かったせいで、上手くイメージ通りに仕上げることができました。
いいですね、ハート星雲。また撮ってみたいと思います。

Img_1958p
さて、最近少しずつ彗星への興味が湧いてきているのですが、ハートレー彗星がカシオペアの近くを現在通過中と知りました。
tantanさんのブログにあった記事が頭にあったので、そちらへレンズを向けてみたのが上の写真。
赤いパックマンみたいな星雲はNGC281。このパックマンの口の先にハートレー彗星があるはずなのですが・・・
ありませんねえ。それもそのはず、もう一度その方のブログを読んでみたら、そこで紹介されていた図は10月1日の予想図なのでした。
それを現在の新月期の時期と思い込んでいたのです。早とちりでした。
でも、楽しみですね、ハートレー彗星。
これから急激に明るくなっていくということなので、この次の新月期にはしっかりウォッチしてみたいと思います。

Img_1963psp

ISO800, F3.2, 4分x1 (ワンショット)

せっかくF2.8が使える望遠レンズなのでもう少し露出をかけたいところですが、すぐレンズが曇るため仕方ないのです。
0時を回ると天頂以外は曇ってしまい、最後に白鳥座の中心部、サドル付近を速攻で撮って終了。
こちらも必要最小限の露出ですが、思ったよりディテールが浮き出てくれました。もっとも、あれこれ画像処理を工夫していますが(^^;)
それにしても白鳥座の中心部、何度撮っても飽きることがありません。いろいろな意味で、白鳥座を撮ることは夏の風物詩ですね。

« 長老の言葉 | トップページ | ハートを開く »

天体写真」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

アンドロメダ星雲、望遠にテレコンでここまで写るのですね。望遠レンズのノータッチガイドはレンズは重いし精度は要求されるし、歩留まりを上げるのは難しそうですね。以前雲台に貼ってあるコルクが原因のガイドズレを経験したことがあります。カメラ機材は基本的にガイド撮影を意識して作られていませんからね。

ハートレー彗星は一番星さんの掲示板に画像があったのでステラナビでシミューレートしてみました。構図はばっちりだと思います。楽しみですね。

さとうさん
毎回、驚嘆していますが今回も又、素晴らしいですね。PEの少なさは特筆ものですね。
今、SPDXをガイド出来るように改造中ですが、木曜の夜玄関先で初めてガイドをしてみました。見事に失敗。ガイド無しで135mmF2でスバルを撮りましたが、画面で我慢できるのは4分足らず。またまた改めて、TOASTの優秀さと使いこなしには脱帽です。

アンドロメダの甘さはちょっと残念でしたが、他は素晴らしい出来映えですね!

SPDXのガイド出来なかった事の原因は天ぷら半田にあり、直しました。でも今日は雨模様のようです。なかなか上手く行きませんね。

tantanさん
テレコン付ける前の写りでさえボーグにはかなわないのに、テレコン付けた日には・・・写りにはちょっとがっかりです。サンヨンが早くリニューアルされると良いのですが。一方、新型望遠ズームのテレ側の写りは素晴らしいものがあります。絞りが円形絞りになったため、F3.2やF3.5に絞ったときに出る光芒の形が上品です。嫌みな形ではありません。しかし、レンズが1.4kgとサンヨンにテレコン付けたときと同じ重量があるので、今のところ歩留まりは悪いです、740gの単焦点200mmに比べると。シグマの例のレンズ、作例を拝見しましたが、周辺部も使えますね。トキナーの11-16mm F2.8の12mmでF5に絞った周辺画像より流れが少ないですよ。これでF4通しの設計ならいうことないのですが。

けんちゃんさん
いつもありがとうございます。300mmを超えると一気に歩留まりは悪くなります。ディープ宇宙を撮ろうとすると、ストレスばかりかかるし、その割には写りはショボイです。ビクセンの新型赤道儀は100万するようですが、あの小型バージョンで三分の一の価格設定版、出ないですかね?オートガイドへの憧憬は増すばかりなり・・・

ハート星雲はすばらしい写りですね。どうして1枚撮り、フィルターなしでこれだけ写るのでしょう。
短焦点でぽっかり浮かんだ星雲も味わいあっていいものだと思います。宇宙の広さを感じます。私もこういうのを撮りたいのですが、遠征に行くとつい、欲が出て拡大しちゃうんですよね。そして失敗…

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 長老の言葉 | トップページ | ハートを開く »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31