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2010年7月の16件の記事

2010年7月26日 (月)

聖と俗

7月24日はぼくにとって長い一日でした。
まずは、正午から音楽文化会館で、その日の18時から行われるヨークカルチャーセンター主催、第一回新潟合同発表会の写真撮影。
ヨークカルチャーセンターで教えられているモダンダンス、日舞、フラダンス、ベリーダンスの4つの教室の生徒さんたちの演舞を、オフィシャル・カメラマンとして撮影してきたのです。
リハーサルからお付き合いしたので撮る側は結構大変でしたけど、そんな疲れを吹き飛ばすほど生徒さんたちのパフォーマンスはレベルが高く、素晴らしいものがありました。
控えめに撮ったつもりでも撮影枚数は1000枚近くになり、あとの画像処理が大変。
(実際、8月2日から予定していたNZ旅行はキャンセルせざるを得ませんでした。でないと画像処理が間に合わない。)
でも、1枚1枚写真と向き合っているとカメラマン冥利に尽きるというか、いろいろ教えられることがありました。そう、ぼくは彼女たちの生徒として学びの場を与えられていたのです。
生徒さんたちの年齢層は幅広く、結構年配の方も混じっていたのですが、人間の肉体美のなんと美しいことか。
実は前日軽いぎっくり腰になり、夜まで勤まるかものすごく不安だったのですが、いざ始まってみると彼女たちのはちきれんばかりの生のほとばしりにぼくの肉体が無意識に共鳴したようで、いつのまにか痛みはあらかた消えてしまいました。

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この日は19時から県庁の近くのお寺・金宝寺で恒例の肝試しがあり、昨年に引き続き遊びに来ないかと、英会話仲間の住職のS君から誘われていました。
正式名称を子供報恩講といい、仏教やお寺といったものに親しんでもらうための子供相手のイベントなのです。
発表会は20時きっかりに予定より早く終わったので、もしやまだやっているかもとそのお寺へすぐさま駆けつけました。
肝試しはお寺の墓地で行われます。
幽霊役のボランティアの学生たちが10人前後あちこちにスタンバっていて、子供たちが通りかかると驚かすという趣向。

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ほんの15分ばかり写真を手持ちで撮ったのですが、ISO12800でも露出不足気味。
今年は来るつもりじゃなかったので、昨年使った開放値F1.4の明るい広角レンズを持ってきていません。F2.8では役不足。まだまだ普通の機材では撮れない世界があるのですね。
来年は幽霊役で、とっておきの趣向で出てやろうと思いました。

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2010年7月22日 (木)

夏はやっぱり天の川を見なければ

今回の新月期は何かと多忙だったので、一回も星の撮影には行っていません。
今週はどんどん月が大きくなる一方ですし、月の入りも遅くなる一方です。
21日の月の入りは、日付変わって22日の0時47分頃。
前日に引き続き日中の大気の透明度が非常によかったため、30分だけ天の川を撮ってやろうと思い、深夜胎内スキー場風倉ゲレンデ入り口の広場に駆けつけました。
21~22時頃は透明度が高かったようですが、月が沈む頃になると、少し空のコントラストが落ちてきました。
でも、1ヶ月半ぶりの天の川、やはり感動ものです。
白鳥座が頭上に輝き、射手座が今にも沈みそう。
1時を回ったら、東の地平線からプレアデス星団が上ってきました。
写真には撮らなかったけど、これが一番感動したかな。

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1時8分撮影、焦点距離30mm
白鳥座付近の天の川です。

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1時20分撮影、焦点距離21mm
カシオペアとアンドロメダ銀河付近。こちらの空は比較的透明度が保たれており、双眼鏡で容易にM33を見つけることができました。

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1時37分撮影、焦点距離50mm
カシオペアのすぐ下にある二重星団と、ハート星雲のコンビネーション。
ぼくの好きなエリアです。

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0時50分撮影、焦点距離17mm
月が沈んですぐ撮影した天の川。新発田市の光害の影響を画面下に受けています。

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1時49分撮影、焦点距離14mm
40分頃から急に雲が発生し、瞬く間に天の川の下半分を覆い尽くしてしまいました。
これはその直前の映像です。
最近、天の川を眺めているときに最もヨロコビを感じるようになりました。
1時間弱しか現場にいられなかったせいもあるけど、この日はついぞ望遠レンズを持ち出すことはありませんでした。

2010年7月21日 (水)

寄居浜の海中

新潟で一仕事を終えたあと、寄居浜へ駆けつけ、水中ケースに入れたG11片手に海へざぶ~ん。うう、たまりません。
時刻は既に17時半を回っていますが、海水はまだまだ温かい。
新潟の海岸沿いには延々とテトラポットが投入されていますが、テトラの外海側は意外や多様な生態系が保たれています。
今日はクロダイを10匹近く、イワガキを多数目撃。
ただし、関屋浜の外海側で多くあったサザエは一つも見かけませんでした。
透明度もあまり良くなく、写真的にはイマイチ。

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今回潜った場所です。水族館(マリンピア)の丁度裏側になります。
外海側、テトラから2m沖で平均水深3mといったところです。
海底まで潜ると一気に水温が下がるので、ウォーミングアップは欠かせません。

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マリンピアの裏に広大な無料駐車場があり、そこに駐車するとよいでしょう。
海上保安庁の潜水部隊がここでトレーニングしているのを見かけたことがあります。
素潜りの練習にはもってこいのビーチです。

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外海側へ行くと、かなりカラフルな海中景観が見られます。

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粘ってやっと撮ったクロダイの写真。10匹近く見かけたけど、サイズ的にはどれも20~25cmと小振りでした。

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このくらいの透明度だと、コンデジでは80%がピンぼけ写真の量産となります(^_^;)
やっぱり、オリンパスのE-PL1にすればよかったかなあ。
18時を過ぎたら、サラリーマン風の中年男性が三々五々と集まってきて、海に入ってきました。
同志?を見ると嬉しくなります。男性だけじゃなく、女性の方々にも素潜りの楽しさを知ってもらいたいです。

2010年7月20日 (火)

海だ川だ、夏本番!

コンパクトデジカメを、パナソニックのTZ7からキャノンのG11に買い換えました。
同時に5年前から欲しくてたまらなかった水中ケースも購入。
川で育ったぼくにとって、大人になっても清流で泳ぐこと(潜ること)は大事な行事の一つ。
ましてや、ここ数年川遊びへの憧憬とわくわく感は増すばかりで、防水カメラで撮りまくってみたいと思っていたのです。
デジイチ用のそれは30万近くするし、ああいった大きな水中ハウジングは川遊びにはミスマッチ。似つかわしくありません。
一昔前までニコノスVという水中カメラがありましたが、あれが理想。
あの大きさでそこそこの画質を保っているデジカメをここ5~6年チェックしてきたのですが、なかなか思うようなカメラが発売されません。
昨年になってマイクロフォーサーズ使用のカメラが発売され、オリンパスのそれは純正の水中ハウジングが比較的廉価の7万円で用意されており、実際ダイバーの間ではかなり人気があります。
ぼくは夏の間しか海や川に潜らないので、コンデジのG11でお茶を濁しましたが、はてさて使い勝手はどうでしょう。

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向かった先は加治川中流部。五十公野山の裏側に、市公認の水泳場があるのですが、ここがそれです。
昔に比べて水深は浅くなっていますが、それでも大人のぼくでも十分楽しめます。
流れが強く、上級者向き。ぼくはここで素潜りを覚えました。
残念ながら魚は一匹も見つけることができず、透明度も悪かったのですが、水中デジカメを手にした喜びがそれらを相殺してくれました。
笑顔は人を呼びます。
直後に30代前半くらいの男性二人組が現れ、それから5分後には小学生の女の子が母親と共に現れました。
みんなキャーキャー言って水と戯れています。
純粋な魂の発露がそこにはありました。不思議な一体感が河原全体を包み込んでいました。

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これは、鮎が水苔を食べたあと。鮎はみんな釣られちゃったのかな?

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時刻は既に17時20分。空が抜けるように青いです。
そうだ、夕日を見に行こう。
とびっきり美しい夕日が見れる予感が全身を貫きました。

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場所は藤塚浜。時刻は19時2分。
いい感じで太陽が地平線に沈んでいきます。そっちの方角に雲はありません。
ひょっとすると、グリーンフラッシュが見られるかも!
(太陽の上の辺りが黄色に染まっていますよね・・・)

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時刻は19時5分(このショットだけトリミングあり)。
う~ん、残念ながらグリーンフラッシュは起こりませんでした。
でも、これだけ完璧な夕日を見ることができるのは、1年に1度あるかないかです。

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完璧な夕焼けです。
昨日の登山の後遺症で階段の上り下りもやっとだけど、いや、素敵な1日でした。

2010年7月19日 (月)

パワースポットとしての二王子山

19日、スキー仲間K君の誘いを受け、新発田市の秀峰・二王子山(にのうじやま・1421m)へ登ってきました。
15年ぶり、ひょっとすると20年ぶりぐらいの二王子山詣では惨憺たる結果に。
いやあ、疲れた、ばてた、死んだ(^_^;) 二度と登ってやるもんか。
一人だったら五合目で引き返していたかも。実質標高差が1200mあるので、きついのは当たり前なのだけど。
k君、誘ってくれてありがとう、おかげでいかに普段なまった生活をしているかがよ~くわかったよ。
ともあれ、山頂へ立ったときの感激はひとしお。飯豊連峰が指呼の元、反対側には佐渡や日本海が一望です。もう最高。いい山です。
7月中なら8合目あたりから雪渓も残っているし、高山植物も見られます。

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こちらは、山頂から見たえぶり差岳(1636m)方面。
現在建設中の奥胎内ダムは、見えるかなと思ったけど見えませんでした。
胎内川源流部は本当の意味での秘境。
それをくまなく眺めることができるという意味合いにおいても、二王子山は貴重です。

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さて、もしこのブログをご覧になっている皆さんが今後この山へ登る機会があったら、是非心に留めておいて頂きたいのがこのスポット。
写真に写っているのより3倍くらいの体積があるこの巨岩、場所は2合目あたりに位置します。
しめ縄が張られているのですぐわかります。
この巨岩の由来は全然知らないのだけど、きっと昔の人もこの岩が並々ならぬエネルギーを放射していることを感知したのでしょう。
十数年前、大阪に住んでいたときに奈良県天川弁財天の奥の院へ登ったことがあります。ここは禁制の地だったんだけど、もう時効ってことで。
ほんの5~6分で登れる小山なのですが、頂上直下にかなり大きな岩がありました。
そのとき、あ、この岩が奥の院のご神体というか、本体なのだなと直感しました。
あの岩の波動に似ているのです。
両腕で抱きかかえると、たちまちレムリアの昔?へタイムスリップ。
パワーは写真の部分より、裏側の写真に写っていない岩の方が強いです。
岩のいろいろな部分に触り、深呼吸しながらその感触を目を閉じて味わってみて下さい。
これも大自然との交流法のひとつ。岩もある意味、生きていることが実感できます。

竜、現る

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新潟市紫竹山付近にて撮影。
たまには空を見上げてみよう。きっといいことあるよ。

2010年7月18日 (日)

入道雲は最高の被写体

生まれて初めて入道雲を意識しました。これはすごい。
新発田の郊外でランチをしているときに、異常に発達している入道雲に気づき、すぐさま自宅へカメラを取りに帰宅。
その間に入道雲は上部1/3が崩れてしまったけれど、その神秘的なまでの神々しさは相変わらず。どれだけ見ていても飽きませんでした。

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このあと新潟市へ移動、西海岸公園プールで一泳ぎ。
上空の雲を見ながら屋外プールで40分泳いだけれど、なんか雲と一体になれたような気がしました。

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2010年7月16日 (金)

蓮の季節到来

福島潟には蓮の群生地が二カ所あります。
一カ所は、水の駅ビュー福島潟を起点に、東へ直線距離で約700mの湿原を中心に広がるエリア。もう一カ所は、同じくビュー福島潟を起点に、真南へ約500mの広大なエリア。
規模では圧倒的に後者が大きいのですが、原野という雰囲気を色濃く残す前者の方が、個人的には気に入っています。
まずは、そんな前者の場所で撮った写真から。

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昨年、この湿原にカブトやクワガタのいる木を数本発見しました。
そこへ行ってみたら・・・いました!

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これはクワカミキリ。かなり大きな個体でした。
その名の通り桑の木にいますが、柳などでも見つかります。

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これはノコギリクワガタ。雄と雌とで仲良く樹液をすすっていました。本当に一心不乱に。
これもかなり大きな個体でした。
真っ昼間(14時)に活動しているのはかなり珍しいことなのですが。
次はグランド2つ分もある広大な蓮畑での写真です。

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こちらは五頭山を正面に見据えることができ、雰囲気はとても開放的。
ただし、専用の駐車場がないのが残念なところ。(オニバスの群生地の方へ車を走らせると、蓮畑の外れに小さな空き地があり、そこへ駐車できます。)

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下越地方の蓮畑は、他に瓢湖のそれなども有名です。
正確には瓢湖の後ろに位置している池がそれなのですが、ここはさらに眼前に五頭連峰が迫ってくるため雄大な感じ。
ただし地形の関係上、花の接写はしにくいです。

2010年7月14日 (水)

旧笹川家住宅(2)

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必ず最後に行くのが、大正年間に建て増しされたという母屋の2階のこの部屋。
なんていうか、すこぶる”気”が良く、いつも瞑想してしまいます。
催行に気持ちいいです。癒されます。
そして、ぼくが行くときは決まって誰もいません。
もっとも、この日は見物客はぼく一人でしたが。

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笹川家住宅は、まさにパワースポットそのものです。

2010年7月13日 (火)

旧笹川家住宅(1)

江戸時代初期の1649年から明治維新の1868年まで、9代にわたって村上藩味方組8ヶ村の大庄官を勤めた笹川家の旧宅は、ぼくの癒しのスポット。
毎年1~2回はぶらりと訪れています。
11棟の建造物は土地とともに国の重要文化財に指定され、柳宗悦らと笹川家を訪れたイギリスの陶芸家バーナード・ショウは、「今まで見てきた中で、最も魅力ある家屋の一つ・・・」とその印象を書き記しています。
県内には一般に公開されている豪農・豪商の館がたくさんありますが、個人的には笹川家住宅が一番のお気に入りです。

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これは火鉢。

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早くも蝉が出ていました。昼寝しているのか、近づいても逃げません。

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床の間にあった焼き物。陶芸のことはよくわかりませんが、質感が極上です。
枚数が多いので、2回に分けて掲載します。

2010年7月 8日 (木)

おしゃぎり幻想

七夕の夕べ、生まれて初めて村上大祭を見学しに村上市へ行ってきました。
村上大祭と言えば、おしゃぎりと呼ばれる華麗な山車で有名です。各町内から繰り出されるおしゃぎりの総数はなんと19台。
ぼくが見学したのは、これから各町内へ戻るよというハイライトの触りの部分でした。
日没と同時にスタートするのですが、それまではみなさん山車の周囲で輪になって談笑したり、昼寝したり。
カルチャーショックを受けたのは、山車が停まっている通り沿いの各民家が軒先を開放してお酒や食べ物をふるまっていること。
アットホームでいいですねえ。
村上市は結構大きな町なのに、雰囲気はまるで村祭りのようです。

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(子供たちの了解を取って掲載しています。)

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ほぼ19時に先陣がスタートしました。

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竹製品を売っているお店を発見。江戸時代へタイムスリップ。かき氷も売っています。

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全てのおしゃぎりは、この交差点を渡っていきます。
祭りはまだまだ宴たけなわですが、ぼくは一足お先に帰途へ。

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瀬波温泉の大観荘という旅館の前は、夏の間たくさんの百合やハイビスカスで彩られます。何十という大きなプランターを沿道に設置しているのです。
素晴らしい景観です。大観荘に拍手!

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2010年7月 7日 (水)

2週間のダンス

ぼくが初めてホタルを見に行ったのは6月21日でした。
それから写真を撮らなかった日も含めると、丁度10回ホタル狩りに出かけました。
ホタルが成虫になって、光を発しながら舞うのは2週間程度と言われています。その間にパートナーを見つけて交尾し、雄は交尾のあとすぐ死に、雌も産卵後死にます。
6日、これが最後と思って田貝とその周辺の集落へ行ってみたのですが、ホタルの数は再生時の10分の1までに減少していました。
約2週間の間、幻想的な風景を見せてくれてありがとう。
心からホタルたちに感謝したいと思います。本当にありがとう。
ホタルにも天敵がいますが、生息数に最も影響を与えるのは水質の悪化だそうです。
ホタルが餌としている水生昆虫のカワニナは非常にデリケートな生物で、農薬に弱いのです。
田貝周辺が際立ってホタルが多いのは、おそらく除草剤の使用が比較的少ないからだと思います。
あちこちのポイントを訪れてみてわかったのですが、あぜ道が茶色に変色しているところ、つまり除草剤が使われている田んぼがいかに多いことか。
一昔前と違って稲に対する農薬の使用はそれほどでもないと思うのですが、除草剤の使用は野放しになっているようです。
昨日の昼間、蓮の開花状況を調べに福島潟へ立ち寄ったときのこと。
蓮畑周辺の草むら、蓮畑に至る小道周辺の草むらが軒並み除草剤で枯れていました。
5年前に来たときはこんな光景は見られなかったのですが。
環境意識の高いと思われている福島潟でさえ、現状はこうです。
ここだって、その気になればホタルの楽園になると思うのですが、野鳥以外の生物はあまり留意されていないようです。

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田貝で一番生息数の多いと思われるこの場所も、水田側は除草剤が使われていることが伺い知れます。手前がやや褐色になっているでしょう?

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来年もまた夢の飛翔が見られることを願いつつ。

2010年7月 6日 (火)

読書案内「一瞬で幸せになる方法」

ぼくが最近20年間で読んできた精神世界・心理学・哲学系の本の中で、最も平易な文章でわかりやすく書かれているのがこの本です。それでいて内容はあくまで深く、濃く、確かに一瞬で悟りを得ることができるでしょう、もしあなたがそれを選択すれば。
「かんながら」を読んだ数日後には、1日でこの本を読み終えてしまいました。
語り口がわかりやすいのは、この本は著者の阿部敏郎さんの沖縄での講演をまとめた本だからです。
阿部敏郎さんは20代を音楽業界で過ごした後、数々の神秘体験を契機に一線から身を退き、静岡県の禅寺にて心の学校「いまここ塾」を始めました。
その後縁あって沖縄に移住、2010年初めまで計230回もの講演を重ねてきました。
一読を終えたとき、ぼくは、あ、トルテックの考え方に似ているなと思いました。
トルテックとは古代インカやアステカ、マヤの流れをくむナワールたちに伝わる哲学。
トルテックの教えを現代人のニーズに沿ってわかりやすくアレンジして書かれた本に、ドン・ミゲル・ルイスの一連の著作があります。
阿部さんの柔らかく、ユーモアに富んだ語り口を心の耳で聞いていると、ふとその内部の声にトルテックのナワ-ルでしょうか、同じトーンの声がシンクロして聞こえてくるのでした。
前回取り上げた「生き方は星が教えてくれる」の木内さん同様、阿部さんもある時点で「僕たちは深いところで一つのものなんだ」という圧倒的な感覚に襲われます。
昨日ぼくはスピリチュアルという言葉を用いましたが、トランスパーソナルという単語に言い換えましょう。前者はやや抽象的な概念が強すぎますから。
トランスパーソナルとは、直訳すれば超個的なという概念。私たちは深いレベルで個を超えて繋がっているとする考え方です。
おそらくは70年代に産声を上げたニューエイジ運動、そしてそれに続き自然発生してきた精神世界というジャンルに属する分野を超えた”知”の核は、一人一人が宇宙全体そのものだ、世界は外側にあるのではなく、内側にこそあるのだ、ということだと思います。
言い換えると「あなたがすべて」ということです。
ただし、知的に理解している人は最近10年間で激増しましたが、その人の内側で体験しているかどうかといったら、まだ多くの人はノーでしょう。
じゃあ、どうしたら手っ取り早くそれを体感できるのか、といったことが本書のもう一つの核になります。
”今この瞬間を大切に。今ここを生きていこう”とは、近年あちこちで耳にするフレーズです。
ここから著者の言葉を借りますが、でも、今ここを生きるというのは「今、今、今」「あっ今だ、今だ」って、この瞬間的な今を追いかけていくことではないのです。がむしゃらに今を生きるってことでもない。そうじゃなくて、もっと静かなものなんです。
もっと静かに、すべての出来事を一切の評価や判断を捨て、あるがままにただ受け入れ、見つめている状態。
私たちは全ての新しい今を、過去のデータベースから判断して、どんどん決めつけていっちゃうのが常です。
ですから、そういう裁判官みたいな、絶え間なく裁いているチェック機構をはずして、リラックスしてあるがままの今を超客観的に味わっている状態、それが「いまここ」なのです。
最後に、トランスパーソナルの流れをくむビジョン心理学のトレーナー兼セラピストとして活躍されてきた三国ますみさんの数々の著書も、両者は交流がないはずですが姉妹本ともいえるほどよく似た考え方が綴られています。
三国さんの本も安心してお勧めできます。

一瞬で幸せになる方法 Book 一瞬で幸せになる方法

著者:阿部 敏郎
販売元:サンマーク出版
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パワー・オブ・ナウ 「今・ここ」という悟り方 Book パワー・オブ・ナウ 「今・ここ」という悟り方

著者:三国 ますみ,ダニエル・ミルズ
販売元:徳間書店
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愛の選択 Book 愛の選択

著者:ドン・ミゲル ルイス
販売元:コスモスライブラリー
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2010年7月 5日 (月)

読書案内「生き方は星空が教えてくれる」

最近2週間、怒濤のように本を読みました。しかも読んだ本が全てアタリ。インパクト特大。
4~5年に一度、たまにこのような本との出会いがあります。
さて、この本の著者の木内鶴彦さんは、今までに4個の彗星を発見した、世界的にも有名な彗星探索家です。
また、臨死体験者としても知られ、評論家の故立花隆さんと対談をしたりもしています。
22歳の時の臨死体験で垣間見た世界はその後の木内さんの人生を根底から覆し、以来スピリチュアルな視点からをも捉えた環境問題の大切さを、国内外で説くことに精力を傾けています。
木内さんの活動はそれだけにとどまらず、地球の生態系のバランスを取り戻すための具体的な方策を示し、太陽エネルギーを利用した、一切の有毒な二次物質を出さないゴミ処理システムを考案するなど、実践面でも特筆すべきものがあります。
さて、臨死体験では彼なりに客観的に状況を判断し、元々天文少年だった木内さんがずっと抱いていた疑問を解くべく、肉体を離れた純粋意識の状態で過去へ未来へ、そして時空の始まりへと旅します。
そこで彼が悟ったことは、宇宙は膨大なる意識の集合体であり、全ての人間はその一部であること。死も無に帰するのではなく、膨大な意識の世界に取り込まれるのが本質であること。
面白いエピソードがあり、彼が6歳のとき姉と川遊びにいったときのこと。川縁を歩いていたら、上の方から誰かの「危ない」という声が耳に響いたそうです。その瞬間大きな石が姉めがけて落ちてきて、すんでのところで直撃は免れたそうです。
臨死体験でエネルギー体となり、思うだけで瞬時にして時空を超えどこえでも行けるようになった木内さんは、そのとき聞いた「危ない!」という声の主が誰だったか確かめようと考えました。苦もなくあの夏の日に瞬間移動し、木内さんの意識は幼い自分と姉の姿を上から見下ろします。
その頃の記憶を頼りに声のした方へいってみるのですが、そこには誰もいません。
そのうち、あの瞬間が近づいてきました。石が転げ落ち、姉がまさにその場所に差しかかろうとしたとき、木内さんは思わず叫んでしまったのです「危ない!」と。
あのときの声の主は自分だったのです。このエピソードは非常に深い何かを含蓄しています。
それにしても、彗星探索はその下地としてまず星空のエキスパートでなければなりません。
大きな星座を基準に、その周りのどこにはどんな星があるか、ひとつひとつ細かく暗記していくそうです。最終的には、13等星までの暗い星の並びまでをすべて覚えるとのこと。
これがどれほど気の遠くなるような作業であるか、駆け出しの天文ファンである私にはよくわかります。超人でないとできません。
実際、木内さんが観測に注いできた時間はまさに莫大なもの。晴れてさえいればほぼ毎日、睡眠時間4時間でひたすら年柄年中観測を続けたそうです。
そうそう、もうひとつ面白いエピソードがありました。
このように長時間山中で過ごしていると、野生動物からも仲間だと認識され、熊とさえ仲良くなれたそうです。
現在、木内さんは国内各地で観望会を行う傍ら、精力的に講演活動をこなしています。
この本にも「夜空の明るさが人類を破滅に追い込む」という章が設けられていますが、特に光害が具体的にどのように環境や人間の意識にマイナスに作用するのかを講演で強調しているようです。
木内さんの価値観や実践されていることのベクトルは、ぼく自身のそれと重複しているところが大なので、とても親近感を持つとともに心から尊敬の念を覚えました。
新聞の書評のようには上手くまとめることができませんでしたが、この本は縁あってこのブログを訪れた全ての方々にお勧めしたいと思います。

生き方は星空が教えてくれる Book 生き方は星空が教えてくれる

著者:木内 鶴彦
販売元:サンマーク出版
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2010年7月 3日 (土)

夢の続き

金曜の夜もホタル狩りへ行ってきました。
場所は昨日行った場所と同じところ。田貝集落近くの湿原帯です。
もっといろいろなアングルから撮りたかったのと、20時ジャストからの最も活発に飛び回る時間帯に、湿原の中心部で撮ってみたかったからです。
満を持して現地に19時45分に入りました。
昨夜よりホタルは2割ほど少ない気がしますが、それでも20時の時報をホタルたちも耳にしていたかのように、この日も20時から一斉にホタルの舞が始まりました。

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まだ明るいうちに着いたので、地形がよくわかります。
やはり姫田川支流の小沢沿いにホタルが飛翔していることがわかります。
昨日とは逆に、湿原の下部から撮り始めました。
左に見えている山は新発田のシンボル、二王子山(1421m)。
頂上付近には7月いっぱい残雪が残っています。ニッコウキスゲの大群落も見られます。

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この辺りがホタル銀座。
この日は14mmのキャノンの単焦点レンズを前半使ったのですが、昨日使ったタムロンの標準ズームの広角側17mmと随分画質が違います。
色乗りが良く、シャープです。どうでもいいことなんですけどね。

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暗闇が深まるにつれ、徐々に雲が取れてきていることに気がつきました。
だんだん思い通りの展開になってきました。今年は星景ホタル、無理かなあとあきらめていたのですが。
思えば最近こういう展開が多いです。つまり、望みをすっと手放すと、それから数日以内に思っていたことが実現するという。
ホタルの光を入れた星景写真は一発撮りです。
20時30分から赤道儀を使わない固定撮影で撮り始めたのですが、サソリ座のアンタレスはずっと見えていたものの、肝心のいて座のあたりはずっと雲がかかったまま。
ちなみに、北の空は更に厚い雲に覆われ、北極星が顔を出したのは21時30分すぎから。
その頃からポータブル赤道儀を引っ張り出し、追尾撮影に切り替えました。
それが次の写真。

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露出は50秒で、拡散フィルター(ケンコーのプロソフトンA)を付けています。レンズもタムロンの標準ズームにスイッチ。
まだぼくは星景写真を始めたばかりで、レンズの焦点距離と露出時間の組み合わせのデータベースが自分の頭の中に構築できていません。
なので、この日もいろいろな組み合わせで撮ってみました。
この日得た結論は次の通り。

*レンズが14mmなら20秒の露出でほぼ星が点に写る(固定撮影の場合)。ただしISOは1600~3200まで上げざるを得ず(3~4枚目の写真はISO2500)、それなりにノイジーになるのが欠点。
17mm以上の焦点距離になると、中心部でもやや流れが目立つようになる。拡散系フィルターを装着しても印象はあまり変わらない。15秒ならオーケーだが、今度はホタルがあまり写らなくなるというジレンマがある。
*追尾撮影の場合は50秒の露出でも、風景がかなりぼやける(最後の写真が50秒です)。ISOを固定撮影より低く設定できるためノイズ量は減るが、絵としての総合的な印象は固定撮影の写真の方が良い。ただし、露出時間が例え20秒前後とはいえ追尾撮影より短くなるので、その分ホタルの映り込みは少なくなる。
*双方のいいとこどりの方法として、赤道儀の星景モード(1/2速モード)を使うのも一つの手段。その場合、露出時間は30~40秒に設定。(ただし、この方法は今回は試していません。)

2010年7月 2日 (金)

里山賛歌

そろそろ闇夜のシーズン到来。しかし曇ってばかりで天体写真は撮れないので、再び里山の風景探訪に出かけました。
二王子山麓の田貝集落は、行けば行くほど次回へのインスピレーションが湧いてきます。
前回、田貝から二王子そばの看板のところを新発田方面へと曲がったら、緩やかな上り坂を50m上ったところで、両側の田んぼにホタルが多数舞っていることを発見、今度はここで撮ってやろうと思っていたのです。
今回(7月1日)訪れてみると、特に二王子山を背後にして右側の水田のあたりに特に多くホタルが見られました。

Img_7880_7919p1

撮影時刻は20時5分から25分にかけて。
この日は21時30分までいましたが、やはりこの時間帯が最もホタルが多く乱舞していました。
最近訪れた二王子山登山口の湿原の場所より、こちらの方がより広い面積に渡ってホタルが乱舞しています。右手には集落があり、里山風景ここにありといったところでしょうか。
これだけ多くのホタルが舞っているのに、誰も見物人がいないのが不思議でなりません。
地形をよく観察してみると、どうも奥の低地に湿原がありそうです。
写真でもわかりますが、そこにホタルが最も集中して舞っています。
そこへ移動してみましょう。

Img_7920_39p

おお、いるいる。姫田川の支流が湿原の中を蛇行して流れています。
丁度背後が水田になっていますが、この湿原は水田より高さが低い(3~4mくらい)ため、道路からは死角になっていて見えないのです。
最初の写真は37枚コンポ(比較明合成)、こちらは20枚のコンポ。
時刻は20時35分から40分にかけて。
このあと少し場所を移し、同じ場所で40枚連続で撮ったのですが、全部ボツ。
移動の際にピントリングが動いたらしく、見事にピンぼけになっていました(T_T)

Img_8017_48p1

湿原の一番下手からの眺めです。21時20分から35分にかけて撮影。コンポ枚数31枚(比較明合成)。
21時を回るとさらにホタルの数は減りましたが、その減少の度合いはピーク時に比べると40%くらいにすぎません。
水田の方では全くホタルが見えなくなっていましたが、一段低いこの”隠し湿原”では延々とホタルの乱舞が続きました。
結局この一帯、いや、ぼくが探索した田貝~南俣集落一帯のホタルのポイントでは、ここが一番数が多いようでした。
数が多いだけでなく、清冽な沢の流れ、湿原の美しさ、どこを切り取っても絵になるのです。
おまけに正面は南南西。晴れていれば天の川の最も濃い部分が視界に入るはず。
ホタルの数が多いので、一発撮りでも天の川とホタルと里山風景のコラボレーションによる夢の風景が撮れそうです。

*行き方*
二王子温泉病院から田貝集落に向けて姫田川沿いの道を約1.2km、川にかかる橋を渡るとすぐ左手に集会場が現れます。車はそこに停めます(写真のPがそれ)。
上手い具合に、この場所はこの集落で唯一オフィシャルに車を停めることのできる場所のすぐ近くにあるのです。
目指す湿原は、矢印の方向に向かい、広いあぜ道を70~80mほど進んだどんづまりにあります。
湿原へと降りていく小道もあり、湿原沿いに左の土手を歩いていくのもいいでしょう。
新発田の郊外にこんな楽園があったなんて・・・
幸せの種は、以外と身近なところにあるものですね。

Img_8016

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