聖と俗
7月24日はぼくにとって長い一日でした。
まずは、正午から音楽文化会館で、その日の18時から行われるヨークカルチャーセンター主催、第一回新潟合同発表会の写真撮影。
ヨークカルチャーセンターで教えられているモダンダンス、日舞、フラダンス、ベリーダンスの4つの教室の生徒さんたちの演舞を、オフィシャル・カメラマンとして撮影してきたのです。
リハーサルからお付き合いしたので撮る側は結構大変でしたけど、そんな疲れを吹き飛ばすほど生徒さんたちのパフォーマンスはレベルが高く、素晴らしいものがありました。
控えめに撮ったつもりでも撮影枚数は1000枚近くになり、あとの画像処理が大変。
(実際、8月2日から予定していたNZ旅行はキャンセルせざるを得ませんでした。でないと画像処理が間に合わない。)
でも、1枚1枚写真と向き合っているとカメラマン冥利に尽きるというか、いろいろ教えられることがありました。そう、ぼくは彼女たちの生徒として学びの場を与えられていたのです。
生徒さんたちの年齢層は幅広く、結構年配の方も混じっていたのですが、人間の肉体美のなんと美しいことか。
実は前日軽いぎっくり腰になり、夜まで勤まるかものすごく不安だったのですが、いざ始まってみると彼女たちのはちきれんばかりの生のほとばしりにぼくの肉体が無意識に共鳴したようで、いつのまにか痛みはあらかた消えてしまいました。
この日は19時から県庁の近くのお寺・金宝寺で恒例の肝試しがあり、昨年に引き続き遊びに来ないかと、英会話仲間の住職のS君から誘われていました。
正式名称を子供報恩講といい、仏教やお寺といったものに親しんでもらうための子供相手のイベントなのです。
発表会は20時きっかりに予定より早く終わったので、もしやまだやっているかもとそのお寺へすぐさま駆けつけました。
肝試しはお寺の墓地で行われます。
幽霊役のボランティアの学生たちが10人前後あちこちにスタンバっていて、子供たちが通りかかると驚かすという趣向。
ほんの15分ばかり写真を手持ちで撮ったのですが、ISO12800でも露出不足気味。
今年は来るつもりじゃなかったので、昨年使った開放値F1.4の明るい広角レンズを持ってきていません。F2.8では役不足。まだまだ普通の機材では撮れない世界があるのですね。
来年は幽霊役で、とっておきの趣向で出てやろうと思いました。
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