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2010年6月 8日 (火)

まるでご来光

6日は樽口峠へ行くことも考えたのですが、海岸部に近い方が雲が少なかったので天蓋高原へ。
現地着21時。曇っています。かすかに白鳥座やさそり座が視認できるけど、全天もやもや。
いつもは3点でしっかり合わす極軸望遠鏡も、この日は北極星でしかおおざっぱに合わすことができません。
従って、広角レンズによる星野写真のみ撮ることにしました。
キャノンのデジタル一眼レフカメラは、カラーバランスを調整することができます。
最も赤を強くしたら、どの程度までIRフィルターを換装した天体仕様のカメラに迫ることができるのだろうかという疑問があったので、この日はノーマル機の7Dと天体用に改造した40Dの2台のカメラをとっかえひっかえ使いました。
まずは7Dで撮った写真から。

Img_7085p

Img_7092p

天蓋山を中心にまずは撮ってみました。
ナルホド、雲が多いのがよくわかります。遠くの街明かりが雲に反射し、どぎつい色に。
これはこれで迫力ありますね。
最初の写真ですが、上の明るい星はベガ、その下に白鳥座が横たわっています。

Img_7086p1

白鳥座は天高く昇ってくると、つまり夜が更けてくると徐々に視界が効き出しました。
これは22時過ぎに撮った写真。やはり被写体はベガと白鳥座です。

Img_7094p

23時を回るとさらに空は回復してきて、天の川が肉眼でもくっきり見えるようになりました。
低空は相変わらずもやっていましたが。
カラーバランスの実験結果ですが、はっきり言ってほとんど変化はありませんでした。
フォトショップで同じ条件、同じアングルで撮った画像を同期させて現像してみました。
ホワイトバランスを取る前は明らかに赤をめいっぱい強調させた方は暖色気味に写っているのですが、いざホワイトバランスを取ると全く同じ色合いになってしまいます。
まあ、仕方ありませんね。
次に、40Dで撮った方の写真です。
空の条件が良くなってからは、こちらのカメラメインで撮影しました。

Img_1625p2

こと座のベガと白鳥座の構図(これは拡散系フィルター使用)。
発色が全然違います。Hαの領域はやはり天体仕様のデジカメに表現力で分があります。ただし、ノイズは7Dの方が少ないです。

Img_1637_39p2

カシオペアとケフェウス座の構図。こちらは3枚コンポジット。うち、1枚に拡散系フィルターを装着してみました。オレンジ色の恒星はガーネットスター。
写真で撮ると本当にきれいです。

Img_1633_34p

こちらも拡散系フィルター使用の北斗七星。
23時30分を過ぎると、北北西から南にかけての空は、低空を除きいつもの天蓋高原の透明度になりました。
こうして全体像を撮ることは滅多にないのですが、非常に味わいがありますね。

Img_1629_32p2

0時20分頃になると月が出かかってきたのでやや明るくなってきましたが、それまでの40~50分の間は本当に素晴らしい星空に恵まれました。
最後に、さそり座と天の川の核心部を丁度収まるようにフレーミングし、2枚撮って終了。
望遠レンズだけでなく、たまにはこうして標準ズームでいろいろフレーミングを工夫しながら撮るのも楽しいものです。
帰る頃には双眼鏡で、当初撮る予定だった網状星雲が視認できましたが、次回にお預けです。

EOS40D改 & 7D + EF14mm F2.8L II USM, TAMRON 17-50mm F2.8 XR Di II VC

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
この所よいお天気が続きますが、肝心な時間帯に薄雲が流れていてまともに撮影できないです。
最後の天の川中心部は見事な写りですが、低空の雲が残念でしたね。
佐藤さんはずっとCanon派だったのですか?私はEOSKissDXで始めてキャノンを買いました。何時かまたフルサイズの時代が戻ってくるような気がしてEF-Sレンズを買わずに、Nikonレンズをマウントアダプタに付けて、お茶を濁しています。そろそろどっちに進むか決断しないといけません。

こんにちは。もう8年くらい前になりますか、ぼくが初めてデジタル一眼レフカメラを購入したのは。NikonのD70が最初のそれです。しかしながら今もそうですが、基本的にニコンの色合いはこってりとすることが多く、時に濁ります。ぼくは透明感のある色彩の方が好きなので、2年後にキャノンに乗り換えました。当時は特に望遠レンズのラインアップがキャノンの方が圧倒的に充実していたというのもありますし。
時代はカメラの機種を問わず、小型化へ突き進んでいます。ミラーレス一眼はますますブレークすることでしょう。フルサイズ機はどうしてもレンズが大きくなるので、今以上にシェアが広がることはないように思います。天体写真では周辺画質も大切なので、35mm版用レンズ(広角・望遠問わず)をAPS-C期で使うのが最もバランスが取れていると思い、数年前は5Dを使っていた時期もあったのですが、今はAPS-C機のみ使っています(ただし、EF-Sレンズは現在1本も持っていません。デジタル専用ではタムロンの標準ズームを1本所有しているだけです)。

佐藤さん、こんにちは。
何処でもそうですが、低空に雲や靄があると光害が顕著にでますね。
天蓋山の向こうは山形市、鶴岡市当たりでしょうか。新潟市方面も相当なものですね。
でも、一度は自分で体験してみたい、早く。でももう梅雨ですね。

けんちゃさん、こんにちは。天蓋山の写っているショットで、光害の生じている方角は山形市方面になります。地図を見ると随分離れているのですが、条件次第では届いてしまうのですね。ちなみに、都岡方面の光害を感じたことはありません。北北東は常に暗いです。あと時に明るく感じるのは粟島方向。漁船の漁り火は雲に反射して、低空が青っぽくなります。今回がその典型で、23時を過ぎたら村上市街の光害より粟島方面の光害が明るく感じられました。

山形市でしたか。なるほど。
北海道の方がいかつり漁船の漁り火について書かれていたことを読んだことがあります。又、光害のサイトでは集魚灯についていろいろと考察されている事を読んだことがあります。その波長や投光器の設置位置など。

それらもみーんな体験してみたいです。
今夜は深夜までは晴れマークですが、透明度が大変悪いです。近くの弥彦山さえ見えません。

天蓋高原からですと雲でさえ絵になりますね。とてもきれいな写真です。
条件のいいときの透明感はすばらしいですね。
28日から日東道が無料になりますね。次の新月期はぜひ行ってみたいです。

ケフェウス座とカシオペヤ座を入れた構図、新鮮です。赤い星雲の多い所ですし、高度の高いときに撮った写真もみてみたいですね。
日東道が無料ですか。笹川流れで薄明のマックノート彗星を見るのもいいですね。(2等くらいに明るくなれば6月の下旬から7月の2日頃まで夕空の低空に見えそうです)

まるひさん、skameさん、こんにちは。あくまで夜更けから普通の空になったというだけで、天蓋のいいときはもっといいのですよ。カシオペアの下にも赤い星雲がちょこっと写っています。なので、skameさんが言うように、もっと高度が上がってからこの構図より気持ち下にずらしてその星雲が全部入るようにし、撮ってみたいです。

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