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2010年6月20日 (日)

冬鳥越スキーガーデンのバラ 番外編(前編)

6月17日、全く期待していなかったのですが、梅雨入りしたにも関わらず、快晴になりました。この日は三日月が22時半頃沈むことになっていたので、星の写真はそれ以降ということになります。それまでこの天気が持ってくれるかどうか。
でも、この日は朝からある種の確信がハートに感じられたのです。
そしてサプライズは訪れました。大体、奇跡や偶然が起こるときは期待をすんなり手放した瞬間にやってくることが多いもの。
梅雨入り宣言がなされてから、バラを借景にした星景写真はまた来年にしようとあきらめたばかりだったのですが。
現地着、夜8時ちょっと前。
外灯がないと思っていたのですが、実際に暗くなってから行ってみると、少しありました。
残念だったのは、斜め向かいにある工場のような建物の敷地にある水銀灯。
人気が全くないにも関わらず、一晩中点いているようでした。
その明るさたるや、半端じゃない。しかも無指向性です。バラ園のほとんどを明るく照らし出しています。
スキーガーデン前の外灯は傘が付いているし、明るさはそれほどでもなかったので、あまり実害はなかったのですが。
もうひとつ驚いたのは、ホタルが結構舞っていたこと。
バラ園の右隣は水田になっていて、くだんの工場はその正面にあります。
水田の奥が地形の関係で工場の外灯が届かなくなっており、そこのエリアでホタルが発生している模様。
それはそれは幻想的な光景でした。
あの明るい外灯はホタルの生態系にも影響を及ぼしているはずです。
もしあの明かりがなかったら周囲は漆黒の闇に包まれるはずで、そうしたらホタルの生息域も水田全体に広がるはず。
ホタルの舞うバラ園なんて聞いたことがありません。観光的にも目玉になります。
貴重な自然を残して欲しいと切に願うものです。

Img_7475p

月が沈む22時半までは、正確な色再現がしやすい非改造機の7Dを使いました。
レンズは終日キャノンの単焦点、EF14mm F2.8L II一本槍です。
上の写真の撮影時刻は20時12分。固定撮影です。
それなりに空が澄み渡っていることがわかると思います。

Img_7482_83p1

Img_7484_85p1

上の2枚は2枚の写真をコンポジットしたもの。特に露出を変えているわけではありません。月が出ている間は赤道儀を使わず、固定撮影に終始しました。
暗くなってくるにつれ、サーチライトのような外灯の影響が写りに反映し始めます。
これはこれでシュールな感じの絵になるので、特に補正はかけていません。

Img_7487_89p_hdr1

月が出ている間に1枚だけHDRの実験をしてみました。
つまり、露出を変えて3枚連続で撮り、それをPhotoshop CS5のHDR機能で合成してみたのです。それが上の作品。
ホタルの生息地は左の奥にあります。
やはりこの機能、処理が激重いので、微調整がしにくい。かなりのハイスペックのパソコンでないと実用的ではなさそうです。
この程度の絵なら、普通の処理で十分同様の効果を引き出すことができそう。

Img_7492_93p

上の写真は21時20分頃撮った写真。
ここから赤道儀を使い、星の描写を優先させて追尾撮影しています。
この日は湿気がとても多く、気がついたらレンズが曇っていました。
おおむね露出時間は40秒から60秒くらいで2枚ワンセットで撮っていたのですが、毎回レンズを拭き拭きしないとなりませんでした。
そのため、ややこもった感じの写りになっています。

Img_7508_09p1

ここがこのバラ園の最奥部。すぐ右がホタルの生息地となっています。
工場のサーチライトが届いていないことがわかると思います。
暗部をかなり画像処理で持ち上げていますが、このあたりは本当に真っ暗です。
いて座を中心とする夏の天の川が昇ってきました。サソリの目玉(アンタレス)がよく目立ちます。
上の写真の撮影時刻は21時45分頃。
そろそろカメラを天体仕様の40Dにチェンジさせる潮時です。

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星景写真(中越&上越)」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
冬鳥越のバラ園美しいですね。月夜のバラ園は幻想的で、ちょっと日本(あの冬鳥越)とは思えない雰囲気です。私は学生時代、冬鳥越のスキー場やショートのゴルフ場を利用していたが、20年程の間にこんな素晴らしいバラ園が出来ていたとは全く知りませんでした。

7Dは固定撮影でも天の川が良く写りますね。フルサイズ対応のこのレンズは値段も写りも別格という感じがします。

超現実的なとてもおもしろい写真ですね。
事前の十分なロケハンと、運も味方してこその作品だと思います。
私もちょっと写してみたくなりました。この季節だと蓮の花も良さそうです。どこかいいところを探してみます。

To:tantanさん
いつもコメントありがとうございます。EF14mm、確かに写りはいかなる広角ズームをも上回っています。でも、Photoshop CS5でのレンズ補正、まだプロファイルが登録されていないんですよ。タムロンの標準ズームはあるというのに。だからディストーションは残してあります。
To:まるひさん
ぼくも次回の新月期、蓮の花を狙っています。でも、星景写真の対象として考えたことはなかったので、このような人工光の影響の少ない場所の蓮の名所、ちょっっと思い当たりません。ぼくも過去5年間、随分あちこち蓮や睡蓮の名所に出かけてはいるのですが。
で、なおかつ天の川の中心が上手い具合に収まるところですね。どこかいい場所あったら教えてくださいね。

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