星降る夜 at Tengai Highland (1)
5月8日の写真です。場所は天蓋高原。
素晴らしい星空だったので再度オメガ星団並びにN5128を撮ろうと思ったのですが、双眼鏡で見えないことには導入がとても難しいです。
4月8日の時はかろうじて双眼鏡で見えてくれましたから。M33をよりはっきりさせた見え味でした。
いきなり欲張って300mmで試写し続けたのがいけなかったのか、1時間たっても全く視野に入ってきてくれません。150mmに付け替え、ようやく視野に導入できたときには南天が曇ってきてジエンド。
ぼくがオメガ探しに苦闘していた20時前後は本当に素晴らしい空でした。
21~23時までは全天かなり薄雲が広がりましたが、その後はまたざらざらした素晴らしい空になりました。
機材: EOS7D&天体用改造40D、EF14mm F2.8L II USM & EF300mm F4L IS USM
ちょうど0時に撮った天の川。LeeのソフトフィルターNo3を使っていますが、拡散の度合いは強すぎずちょうどいい感じ。
絞りはF3.2。隅々まで星が丸く写っています。素晴らしいです。星野写真を撮るのが俄然楽しくなりました
カメラを東に振って、白鳥座を中心とした天の川をパチリ。
一足早く、織り姫と彦星にご対面。
時系列は前後しますが(この日はポータブル赤道儀を2台使用)、最近必ず撮る北斗七星とアークトゥルスの構図です。
カメラを西に振って、火星を中心とした構図。左の光芒は村上市街の町明かりです。
レンズを300mmの望遠レンズにセットして、探しやすいソンブレロ星雲から。
この日の写真もアンタレスのそれをのぞき、全て1枚撮りです。
オメガ星団の目視での導入は非常に難しいけれど、M83はわかりやすい位置にあるので、300mmでもすぐ導入できました。
ただし、ケンタウルス座の主要な被写体を天蓋高原から撮るには、21~22時までの間に行うのがベストです。それ以降になってくると村上市の光害の影響をもろに受けることになるからです。
この写真を撮った23時57分には、村上の街明かりの真上に来ました。
この日、天頂に近い上空は常に最高の透明度を保っていました。
特に北斗七星方面。
そのお陰か、M81&M82が今までで最高の画質で写ってくれました。
カメラはノーマルの7Dなのですが、M82の不規則な濃淡もしっかり写っています。
特にややこしい画像処理もしていません。半分くらいにトリミングしたものを掲載しています。
0時40分、最後にやはり村上の上空に来てしまったアンタレスを2枚撮って終了。
この写真のみレンズはシグマの150mm F2.8 MACRO、2枚をコンポジットしています。
結構150mmという焦点距離は、アンタレスのカラフルな領域を撮るには絶妙かも。
次回はもう少し左上に構図を取ってみよう。
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