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2010年5月11日 (火)

星降る夜 at Tengai Highland (2)

5月9日の日中は雲が多かったのでだめかなと思いましたが、夜になると晴れ上がる予感がしたので再び天蓋高原へ足を運んでみました。
現地着20時20分。 驚くべき事に、快晴となっていました。
すごい星空です。昨日の一番いいときより更にコントラストが強いのです。
21時になったら南の低空もぼんやり星が双眼鏡で見えるようになってきたので、昨夜に引き続きオメガ星団探し。
ところが今夜もうまく導入できません。すぐ南の方角は薄雲がかかってきて、なんとか300mmの望遠レンズでオメガ星団をとらえたときは、既に1時間が経過していました。

Img_5023dpp

双眼鏡でもなにも見えなくなっていたので、写せたことは奇跡に近いです。
もっとも、昨日も併せると30枚以上試写してきましたから、1枚くらいは撮れて当然ですが。
それにしても、このようにすんなり導入できないときは自動導入装置が欲しくなります。
既にノートPCも買ったので、その気になればオートガイドも含めてシステムを構築できるのですが、もうしばらくはノータッチガイド撮影、並びにカメラのレンズでの撮影を追求してみたいので我慢我慢。
22時を回ると透明度はやや落ちてきました。
西~南以外の方角は比較的高コントラストを保っていたので、引き続き300mmの望遠レンズで今年初となる被写体にレンズを向けてみました。

Img_1109_m8m20p

いて座のM8とM20です。
デジカメを天体用に改造し、それを使い始めたのは昨年8月中旬から。
赤い星雲が密集している白鳥座が、最初に選んだ被写体でした。
昨年は結局射手座のこれら散光星雲のアップをフィルター換装したカメラで撮っていないので、どんな写りになるか興味津々でした。
西南方面は少し村上市の光害の影響があったので、光害カットフィルターP2を装着して撮りました。
なんの画像処理をせずとも、その場でカメラのモニターで撮った画像を確認するその瞬間から「おー、すげえ」と感嘆の声を上げていました。
しかしながら、P2フィルターはどうしても色被りするので、上品な絵にはなりにくいですね。
被写体を選ばないといけません。画像処理も難しくなるし、次回からはフィルターなしで撮ります。

Img_5039_m13p_triming

今回、初めてM13を写しました。
かなり天頂近くに上がってきたときに撮ったのでガイドがうまくいかず、ピクセル等倍で見るとやや不満が残りました。
これは半分くらいの面積にトリミングしています。やはり1枚ものです。
丁度よっちゃんさんがこのM13をブログにアップしていましたが、彼のようなベテランでもその美しさに惚れ込むほど、この天体は妖しい魅力に満ちています。
ぼくも完全にべた惚れです。美しい・・・

Img_1097_1105p2

あとはひたすらアンタレスを撮影。レンズはEF100mm F2.8L II USM MACROです。
10枚は撮ったでしょうか。
2~3枚のコンポではどうしてもノイジーになり、普段は1枚撮り主義のぼくでもこの被写体を美しく描写するには8枚以上はコンポしないと無理かなと思っていました。
ましてや、ぼくのデジカメは冷却仕様ではありませんし。
この写真のコンポ枚数は6枚です。確かに効果は絶大、色彩をかなり自由にいじることができます。
今日のアンタレス方面は昨日ほど暗くはありませんでしたが、また今日より条件のいいときにトライしてみようと思います。毎年射手座が上ってくるたびにレンズを向けたくなる、魅惑的な領域ですね。

Img_1120p1_2

最後に、EF14mm F2.8L II USMで星野写真を撮って終了。
今夜の天の川も素晴らしかったです。予想に反して昨日も今日も天蓋高原はぼく一人。
夜間、ついぞ1台の車もこの道を通過することさえありませんでした。

Img_5057p

ちょっと興味があったので、比較のためノーマル機の7Dでも同じ天の川を撮ってみました。(写真下)
射手座のそれこそM8とM20の彩度が違いますが、あとはそれほど違いは出ないですね。
上の2枚の写真はいずれもノーフィルターです。
(データ共通:ISO400, F2.8, 240sec.)

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

7Dを使い始めてから、楽しくて仕方ありません。5/8はこちらも絶好の天気でしたが、オメガ星団は、捉えられませんでした。
アンタレス周辺は、10m×4枚撮りましたが、うまく画像処理ができずに、星雲を浮かび上がらせることができません。まだ、格闘中なので、アドバイス頂けませんか?

佐藤さん、こんばんは。
いつも興味深く拝見いたしております。オメガ星団もバッチリ見えていますね。さそり座の色彩、M13や81,82の写り、どれを取っても見事な写りをしています。しかもガイドをしなくてこの星像は驚きです。
土曜日は近所に出かけました。24時頃の雲で撤収しましたが、その後すばらしい星空になった様で、せっかくの休み前の機会をもったいなかったです。

透明度が良い時の天蓋高原は想像通りの星空で、出かけられる日を楽しみにしています。

->もっちゃんさん
こんにちは。いつもブログ見てますよ。福島の桜、本当にきれいですね。小鳥が一緒に写っている構図、素敵でした。アンタレス付近の画像処理はぼくも2年がかりで苦労しています。例のNik softfareのフィルターなしではあの絵は作り出せません。画像処理のベテランの方ならフォトショップだけでうまく絵を作れるんでしょうけど。透明度のいい空で撮るのが何より優先事項です。コンポジットはフォトショップだけでは厳密にできませんので、その部分だけぼくはステライメージの力を借りています。
->けんちゃさん
書き込みありがとうございます。ノータッチガイドを極めるため、2年がかりで試行錯誤しました。今はGTIZOの4型三脚と大型自由運台の組み合わせで何とか300mmを最大8分ガイドできるようになりました。でもバランスに左右されるので、良好なガイドをできる方角や位置は限定されます。そこが悩みの種です。

佐藤さん
天蓋高原はとても空が良いのですね。私の実家の亀田からでも飛ばせば1時間半位でしょうか?今度帰省しているときに行ってみようと思います。それにしても、晴れてよかったですね。私はストレス溜りっぱなしです。今週末を期待しているのでガ、、、少し長めの筒で系外星雲を狙いたいと思っています。

天狼星さま
こんにちは。桜の写真、拝見しました。ライトアップされた夜桜、あれはあれで色調が独特の雰囲気を醸し出していますね。とてもいい写真だと思います。
乙女座の系外銀河たちも少し撮りましたが、いかんせん300mmの望遠レンズでは写りがしょぼいです。しょぼすぎる。でも、個人的には一番興味を引かれる被写体なんですよね、星雲系よりも。違った意味でストレスたまるので、そんなときは天の川の写真を撮って自分を慰めています。

佐藤さん、こんにちは。
あら、けんちゃさんもいらしてますね~。お世話になってます。

いやー、綺麗ですね!!
素晴らしい写真の数々に圧倒されます。
また天蓋山に行きたくなっちゃいます。

ちーすけさん、こんにちは。昨年は15回前後天蓋高原へ行きましたが、そのうち同業者?に会ったのは一度だけでした。精力を持てあましたカップルはたまに来るのですがね(でも彼らは長居をすることはなく、いつも10分以内に帰ります。根性ないなあ^^;)
話はそれましたが、ぼくもみなさんに現場でお会いするのを楽しみにしております。

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