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2009年11月27日 (金)

新規開拓

11月中旬に入ったらわかぶなスキー場の中腹へ通じる林道のゲートが開いて通行できるようになると聞いて、それが本当か確かめに行ってきました。
確かに中へ入ることはできたけれど、クワッドを降りたところにある2階建てのレストハウスを見てびっくり。非常口を示す電光板が館内で何カ所も煌々と照っており、その明かりは建物全体を明るく浮かび上がらせています。
スキー場入り口のレストハウスも同様で、オフシーズンもひたすら明かりが点いています。
そこの広場に車を置き、10分ほど林道を登るといい場所がありましたが、なんだか気乗りしません。わかぶなはパスだな。
入り口レストハウスの玄関にはサーチライトが2本もあり、広大な駐車場の半分を照らし出しています。この無駄な明かりさえなければ、この駐車場はいい場所なのですが。
それでも、隣にある臨時駐車場へ行けばそのサーチライトが駐車場の隅に停められた雪上車の影になり、ピンポイントで影になる場所があることはあります。

帰りは県道272号線経由で胎内平へ抜けたのですが、大石川沿いにある金俣集落から黒俣集落への途中で素晴らしい場所を発見しました。
ここの区間はずっと高原状の台地の上を走っていくので、以前からじっくり下見したいと思っていた場所です。
金俣から登り坂を登りつめ、平らになった道を700mくらい走ると火の見櫓のような鉄塔が右に見えてきます(写真参照)。そこに右へはいる道がありますから、そこを右折。
火の見櫓の裏に回り込むとさらに脇道が現れます。その脇道は最初の5mほどが舗装されていてフラットなので、そこが赤道儀を設置するのに好適な場所です。

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272号線からはずれた時点で脇道に入ったと言え、ですからさらに脇道に入らなくても夜は車が通ることはまずないでしょうから、道の真ん中に店を広げても大丈夫だとは思います。
もちろんダートでよければ、ポイントは無数にあります。砂利道とえいえ非常に路面は硬く締まっているので重量級の器材でも沈むことはないでしょう。
この場所の利点は、まず第一に空が広く暗いこと。
かすかに関川村方面に光害が認められますが、間違いなく胎内平より全方向一段暗いです。また、高原の上なので気流もいいと思います。
南の方角に飯豊連峰のはえぶりさし岳が見え(写真では雪を被っています)、夏の天の川の撮影にも最適です。

胎内平へ移動してきたら薄雲がさらに拡がってきました。
でも新たに購入したタムロンの標準ズームのテスト撮影をしたかったので、月が沈んだ直後から40分だけ撮影タイム。
この文章を書いている27日に、GANREFでこのレンズ(17-50mm F2.8 VC)のテストデータがアップされたけど~それはまさに予想通り素晴らしいものでした~ぼくが購入したのは1週間前。少し冒険ではありました。
でもプロカメラマンの田中希美男氏がブログのなかでこのレンズを絶賛していたので、誰よりこの人の高度な知識とセンスを信頼するぼくはそれだけで充分でした。(もちろん店頭で一応触ってみました。ビルドクオリティーの高さにも感心しました。他の同社のレンズはおしなべてチープですが。)
キャノンのハイエンド17-55mm F2.8 ISにしろ、シグマの18-50mm F2.8にしろズームリングのトルクが軽めなので、24~35mmの焦点距離を使うと途中でずるずると前玉が下がってくることがあるのです。
この点タムロンのニューズームはトルクが硬め。キャノンのそれと違い逆光にも強く(シグマも強いですが)、星の実写を楽しみにしました。
結果、予想以上にシャープネスは抜群でした。GANREFのチャートでも広角側は開放からピークに近い解像度が得られていますが、確かに(この日は2.8は使わなかったけど)3.2の絞りでも充分な解像感でした。
ちなみに、地上撮影ではVCの効きも抜群でした。これでお値段はキャノンの半額ですから本当にお勧めです。

Img_2651p
17mm (ISO800, F3.2, 4minx1)

Img_2653p
24mm (ISO800, F4.0, 5minx1)

天体用改造の40Dを持ってきていなかったので、カメラはノーマル7Dです。
写りは40D以上にシャープだけど、Hα系の星雲が写ってくれないのでちょっと絵は地味になります。オリオンのバーナードループもほとんど写りません。

Img_2655p
24mm (ISO640, F3.5, 5minx1)

月が沈んだ30分後には一気に曇ってきました。これは最後に大急ぎで写したもの。
先日、しし座流星群の話題をもたらしたくだんの獅子座です。
運良く明るい流れ星がさーっと走ってくれました。
中央のオレンジ色の明るい星は火星、その上の星の集まりはM67、右にはうみへび座が写っています。

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コメント

おはようございます。
月もあり、晴れ間の少ない天候でも精力的に撮影してらっしゃいますね。この道路は冬季閉鎖になる区間がありますよね。子どもが小さい頃、夏場大石キャンプ場に行くときに通った覚えがあります。これほど開けた場所があるとは、全く気付きませんでした。

話は変わりますが、タムロンの標準ズームは素晴らしい星像ですね。私はキヤノンのボディーを3台持っているのですがキヤノンマウントのレンズは1本しかないんですよ(マウントアダプタは直焦点用を含めると6個ありますけどね・・・)。星だけでなく、普段撮りにも、これは欲しいです。

こんにちは。今は楽しくって仕方がないので、本能の赴くままに飛び回っています(独身の一人暮らしですから、誰のことを気遣う必要もありません)。
タムロンのレンズ、いいですよ。GANREFのテストだと広角側の歪みが大きいのが唯一の難点でしょうか。それでも17mmでの解像度はそのへんの単焦点を超えています。キャノンの16-35mm F2.8L USM IIや14mm F2.8 USM IIでさえ。厳密に言えば、周辺部でまだ口径食が残っているといえなくもありませんが、
目を皿のようにしてみないと気づかないレベルです。
標準ズームは各社一通り使ってきましたが、これが一番です。最新のレンズはやはりいいです。

こんばんは。僅かな晴れ間を逃さずに撮影されてますね。また、新しい撮影地の開拓もされていて、すごいっす。
星景写真や星野写真もまずは構図が大切なんでしょうが、周辺の星像まで整っていると見ていて本当に気持ちがいいです。タムロンのそのレンズはとっても良い感じですね。

個人的に周辺の星像はとても重視しています。同様の理由であえてオリンパスを使い続けているプロの天体写真家の方もいるくらいです。フォーサーズはレンズの設計に余裕が持てますから、ハイエンドのシリーズ(価格は割高ですけどね)のレンズは隅々まで星像が点です。
タムロンの新ズームのおかげで17mmだったら満足のいく星像が得られることがわかり、安心しています。問題はそれより広角側なんですよね。
魚眼レンズの歪曲は好きじゃないのでそれ以外の広角レンズとなると、現段階ではニコンの14-24mm F2.8の右に出るレンズはありません。
デジタル専用の広角ズームをあれこれテストしてきましたが、トキナーのあれでさえ11-14mm域ではF5.6まで絞らないと周辺部が流れるのです。
2ヶ月前、アメリカのキャノンの技術者が超広角レンズに関してパテントを取得しました。きっとニコンのあのレンズに追いつけ追い越せということで、社内でははっぱがかかっていたことでしょう。
その新技術を使った広角レンズが来年中には製品化されるかもしれません。ニコンのそれより恐らく軽くなると思います。そのレンズに期待したいですね。

火の見やぐらのような鉄塔はドコモの携帯電話基地局ですよ

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