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2009年8月23日 (日)

素晴らしきかな白鳥座

週末は志賀高原へ遠征するつもりだったが、天気予報が思わしくないので急遽取りやめ、胎内へ行ってきた。
だけど、胎内も天気がよくない。全天の半分は曇っている。しかも徐々に雲の厚みが増していくような。
今の時期、白鳥座は天頂付近にあるので比較的雲の影響を受けにくいこともあり、また白鳥座は赤い星雲の宝庫ということもあり、白鳥座ばかり撮っていた。

Img_0019p1

EOS40Dを天体用に改造してから、実際に使うのはこれが三度目。
いつも湿気が凄いので、今日は光害カットフィルターを付けっぱなしにする。
画像処理は全てフォトショップにて現像。天体用アクションツールの幾つかを使い、トーンカーブで微調整して終わり。
手数を踏んできたせいか、最近ようやく思い通りの色を出すことができるようになった。それに比べるとステライメージはどうにも意図する色調が得られず、ほとんどお蔵入りソフトと化している。
今日はそれほど空の条件がよかったわけではないが、それぞれの被写体に置いて過去最高の絵を創ることができた。
これは白鳥座のしっぽ付近の定番の構図。上に北アメリカ星雲とペリカン星雲がはっきりと写っている。
現像して驚いたのは、左に網状星雲の一部が写っていること。50mmのレンズでこれだけ写るのだったら、200mmの光学系で結構大きく写せるかも。非常に淡いため、高価な望遠鏡でないと写すのは難しいと聞いていただけに嬉しさもひとしお。最新のデジタル設計であるレンズの性能の良さもあるのだろう(シグマ50mm F1.4 HSM)。
絞りはF2.8とあまり絞っていないのだけど、星像はとことんシャープである。

Img_0022p1

すぐレンズを200mmにチェンジし、IC1318を中心に狙ってみた。
なんとなく人を惹きつける場所というものはあるものだが、同じように人を魅惑し続ける領域が宇宙には確かにある。白鳥座のサドル付近はその代表格。色がカラフルなだけでなく、なにかラテン系の陽気さが漂っているようだ。

Img_0031ic1805p

本当はケフェウス座のIC1396を写したかったのだが、あいにく死角に入り、どうしてもレンズを向けることができない。TOASTはポータブル赤道儀の中で最もよいビリオディックモーションの値を誇るが、ケンコーのスカイメモと比べるとバランス取りの難しさや死角が多めに生じることが欠点だ。
これはカシオペアのIC1805とIC1848。もう少しレンズを回転させれば二つとも上手く収まるはずだったが、やはりぎりぎりでレンズが赤道儀にあたるため、この構図となった。
半分切れている方がIC1848。もう一度(恐らく次の新月期)挑戦してみたい。

Img_0033p

200mmの最後は、再び白鳥座で北アメリカ星雲。昨年ノーマル機だとどうしてもこの四分の一ぐらいしか赤が発色せず、北アメリカ大陸?の輪郭がはっきりしなかった。ところが、改造機ではご覧の通り。
シャッターが降りた直後にカメラのモニターに写し出させる画像を見ただけで、おお~と感動する。ただし双眼鏡で覗いても輪郭はわからないので、もっとバランスの取れた構図に収めるには経験が必要か。200mmだとかなりアバウトでもいいけど、300mmとなると構図決定はシビアになる。

Img_0035p

撮り始めて1時間もしないうちに雲が広がり始めてきたので、300mmで北アメリカを撮って切り上げることにした。
先ほど述べた理由により、この構図に落ち着くまで2回ほど撮り直ししている。
キャノンのEF300mm F4L IS USMはEF200mm F2.8L HSMより色収差が出にくいようだ。
ガイドさえ上手くできれば、宝石をちりばめたような上質の絵を得ることができる。
ノイズも少なく(今回全てISO800で通したが、なんか改造に出してからノイズ量が減ったような気がする。そんなはずはないんだけど)、今日一番のお気に入りの一枚となった。

Canon 天体用改造EOS40D + EF200mm F2.8L USM, EF300mm F4L IS USM, Sigma 50mm F1.4 HSM
 

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