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2009年8月の8件の記事

2009年8月27日 (木)

長い一日・・・

前日は白雲台から少し下ったところの、道路沿いの野原でキャンプした。しかしテントで寝るのは5年ぶり、もともとなかなか寝付けない体質なので、朝まで一睡もできず。
26日は佐和田でガソリン補給したあと、佐渡金山見学をへて外海府を一周した。

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外海府の海はどこもきれいで、シュノーケリングの三点セットを持ってこなかったことをちょっと後悔。圧巻は写真の大野亀と二つ亀海岸。
外海府の周遊道路沿いには昔ながらの風情を感じさせるひなびた漁村が点在する。
海はあくまでも群青色。
二つ亀に来たのは、実は数十年ぶり。小学生5年か6年の時に父に連れられて海水浴にきたことがある。そのときはフェリーで直接二つ亀に新潟から乗り付けたものだ。
その頃は夏季限定でこういう航路もあったような記憶がある。
島への上陸は小さい漁船に分乗してすませた。膝までズボンをまくったっけ。意外と冷たかった海水の感触が脳裏に蘇ってきた。
佐和田地区はかなりの都会になっていたが、繁華街をちょっとはずれると佐渡の景観は40年前とちっとも変わっていない。
外海府沿いにレストランか食堂でもないものかと物色しながら車を走らせた。大野亀前のレストランで昼食を取ったのだが(ここは美味しかった!)、他にはなかったような・・・
二つ亀では父と釣りをし、ゴンズイを釣った覚えがある。その頃から泳ぎは得意だったので、水中メガネを付けて素潜りもした。中型のシマダイがたくさん泳いでいた。
高台に腰掛け、今は亡き父との思い出に浸っていると記憶がどんどん鮮明に蘇ってくる。

15時20分発のフェリーに乗り、帰途につく。
睡眠不足の頭で、ずっとなぜTOAST PROはまともに追尾してくれなかったのかを検討し続ける。いくつか実験してみたい事項が思い浮かぶ。
今日の月の入りは21時半。昨日に比べたら思い切りもやが空にはかかっているけれど、どうしても原因を今日中に究明したく、胎内へと車を走らせる。明日の月の入りはさらに1時間遅れになるし、天気予報は芳しくない。

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幾つかのセッティングを試すが、だめだ、やはり流れる。昨日から全然寝てない疲れがドット押し寄せる。
それでもなぜか途中から極望がずれなくなり、その間は少しだけ精度が向上。そのときに撮ったのがこのアンドロメダの写真。200mmで195秒の露出だ。次に240秒にしたら流れが目立った。やはりどこかヘン。
どうもTOAST PRO側に問題があるのではないか。ギアがおかしいのでは?
あさってから胎内星祭りが開催されるが、昨年同様TOAST社の人も来るものと思われるので、直接社員の方に相談してみようと思う。

Canon 天体用改造EOS40D + EF200mm F2.8L USM,  Sigma 18-50mm F2.8 EX DC

2009年8月25日 (火)

佐渡へ

8月25日、空は完璧に晴れ上がった。抜けもよい。遠くの山並みもこの時期にしてははっきり見える。今夜は期待できる。
志賀高原に行くことも考えたけど、一度も行ったことのない佐渡のドンデン平へ行ってみることにした。町の光害が懸念されるが、漁船の漁り火さえなければ標高1000mの山頂はかなり暗いはず。
佐渡へはまだ3回しか行ったことがない。まともに観光したことはなく、従って金山へさえ行ったこともないのだ。
恐らく20年ぶりになるであろう佐渡旅行。フェリーに群がるカモメが旅行気分を盛り上げる。

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カモメを撮るのは好き。昼間のうちにバッテリーがなくなってしまうと困るので、後ろ髪を引かれつつも写真を撮るのをやめる。
両津港着約18時。スーパーで弁当を買い、いざドンデン平へ。
思ったよりもあっけなく付いたが、撮影に適当な展望台が見あたらない。
山荘から10分歩いてキャンプ場まで行けばよさげだが、今回はコンクリート地面で撮影したい。
このような場合も想定していたのですぐあきらめ、もう一つの1000m級山岳・妙見山方面へ向かう。
再び市街地へ戻ってきたところでトラブル発生。
ガソリンスタンドが開いていないのである。まだ少しは余裕があったが、明日大佐渡スカイラインを相川へ降り、外海付を一周したかったので少し補充したかったのだ。
タクシーの運転手に聞いたら、24時間営業はおろか、夜やっているスタンドは全島で1軒もないとのこと。
仕方ないので翌朝ガソリン補給のため金井地区へ降りてきたが、佐渡をドライブする場合は気を付けた方がいいだろう。ちなみにガソリン代も割高。島だから当然だけど、新潟市内と比べると20円も違った。
妙見山も道路の最も標高の高い924m地点まで上がってみたが、展望のよい広い路肩とかが一切ない。結局、自衛隊管理道路との合流地点、白雲台の駐車場がもっとも条件がよかったのでそこに店を広げる。
ちなみに、白雲台には何かレストハウスのような建物が建築中であった。
ドンデン平では感じなかったが、こちらでは金井から佐和田方面にかけての夜景が思ったよりも明るいことにびっくりした。
それ以外の町では街灯の照度も控えめだし、本数も少ない。ちょっと田舎へ入ると、集落へ続く道に20m間隔で街灯が立ち並ぶような光景は目にしなかった。
特に佐和田地区は明るさを競うようにチェーン店の看板が林立しており、大袈裟になるがそこに文明の虚栄心みたいなものを感じだ。単純に言って、電力の無駄遣いである。

低い空は光害の影響があったが、高い方の空の抜けは素晴らしかった。恐らくここ数年見てきた中で最高だったかもしれない。
今回は新製品TOAST PROのテスト撮影が目的。しかしこちらではトラブル続出、たちまちルンルン気分が吹き飛んでしまった。
TOASTでは200mmの望遠レンズでコンスタントに6分の追尾が成功していたので、本機では4分追尾できればいいかぐらいに思っていた。
ところが4分どころか、150mmのレンズで3分の追尾も上手くいかない。流れてしまうのだ。
あらゆる手を尽くしたが、原因はわからずじまい。
撮ってみたい対象はたくさんあったのだが、網状星雲1枚だけにとどまった。ISOを800から1000に上げ、露出時間を2分に短縮してなんとかものにできたものだ。でもよく見るとこれでも微妙に流れているのだけど。

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さて、空の方は北にやや漁り火の影響が見られたが、23時をすぎると漆黒の透明度はますます深みを増していった。
システムと格闘するのをやめ、双眼鏡での眼視にしばし精を出す。素晴らしい。
最後に広角レンズで天の川の写真を撮っておしまい。
撮ったときはどんな素晴らしい出来になるか期待していたが、いざRAWを現像してみると肉眼ではわからなかった光害(及び湿気の影響もあるだろう)がしっかりと写し出されている。上部の写りは間違いなく今まででベストワンなのだが。
究極の天の川を写すことが天体写真を始めてからの一貫した夢でもあるのだけど、夢の実現にはもう少し時間がかかりそうだ。

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Canon 天体用改造EOS40D + Sigma 18-50mm F2.8 EX DC, 150mm F2.8 MACRO HSM, 10-20mm F3.5 EX DC HSM

2009年8月24日 (月)

TOAST PROが到着した

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ポータブル赤道儀TOASTの後継機種TOAST PROが先日我が家に到着した。
先代のTOASTは重すぎるという弱点があった。重量3kg、カメラとレンズ、雲台を含めると5kgをオーバーする。すなわち、これはゴーヨンを装着するのに等しく、最低でもシャフト径32mmの三脚を用意しなければならないことを意味する。
三脚に取り付ける雲台も最大級のそれを用意しないとたわみが出てしまう。
何回かの試行錯誤の末、ぼくは(多くの人がそうやっているように)TOASTを直接三脚に取り付けることにした。
ただしこれだと微動が付かないので、極軸合わせに神経を使う。上手くいくときは2-3分ですっと合ってくれるが、合わないときは10分近くかかることもある。レンズを交換するときは極軸合わせをし直すことが望ましいが、それが実に手間だ。
今回の新製品は重量が半分の1.5kgなので、それらの苦労がご破算になる。
三脚は28mmのものでもよくなるし、雲台も耐荷重5kgの中型スリーウェイ雲台が使える。
さて、ぼくは三脚への取り付けにスリーウェイ雲台ではなく、マンフロットのギア付きジュニア雲台401を2軸改造したものを採用してみた。
これはメーカー側でサンヨン以上のレンズをTOASTに取り付けるときに推奨していたもので、メーカーのHPの解説を参考に、自分で改造したものだ。
でも実際使ってみると、性に合わなかった。ギアが(マンフロット製品は軒並みそうだが)硬すぎ、サンヨンにはオーバースペック気味。自由雲台の方がずっと快適だ。かといって耐荷重は5kgまでしかないので三脚側にも使えない(使用したけど、やはりたわみが出た)。この微動装置は本当に便利なのだけど。
でもTOAST PROの登場で日の目を見ることになりそう。
(写真が赤みがかっているのは、赤外カットフィルターを換装した天体専用カメラで撮ったから。昼間の写真を撮るとこうして赤みがかるのです。)

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天気も日曜はよさげだし、意気込んで出かけた先は標高1410m、山形県と福島県の県境にある白布峠。ところが日没と共に雲が一斉に湧きだしてきて、風もびゅーびゅー吹き始めた。
現地には、既に本格的な天体望遠鏡をセッティングし終えたハイアマチュアの方が4-5人待機している。いつも人っ子一人いない場所で撮ることが多いので、緊張すると同時に子持ちが高ぶってくる。
しかし天候は悪化するばかり。1時間半待ったところで見切りをつけ、帰途についた。
帰る途中、三川温泉スキー場に立ち寄り、下見。
こちらもかなり曇っており、撮影はできない。
冬スキーしに来ると向かって左側のカート場の広場に車を停めていたので、今までてっきり駐車場はここしかないと思いこんでいた。
沼澤茂美さんの本でここの駐車場が紹介されているのだが、今回初めてもう一つの駐車場を発見した。そこは道路の反対側、右側のそれだ(写真参照)。
うん、ここならいい。夜空の環境的には胎内天文台の駐車場に匹敵するだろう。
新潟市方面が若干明るいが、胎内から見る新発田市方面の明るさと五十歩百歩。
視界も広く、今度来てみたいと思った。

2009年8月23日 (日)

素晴らしきかな白鳥座

週末は志賀高原へ遠征するつもりだったが、天気予報が思わしくないので急遽取りやめ、胎内へ行ってきた。
だけど、胎内も天気がよくない。全天の半分は曇っている。しかも徐々に雲の厚みが増していくような。
今の時期、白鳥座は天頂付近にあるので比較的雲の影響を受けにくいこともあり、また白鳥座は赤い星雲の宝庫ということもあり、白鳥座ばかり撮っていた。

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EOS40Dを天体用に改造してから、実際に使うのはこれが三度目。
いつも湿気が凄いので、今日は光害カットフィルターを付けっぱなしにする。
画像処理は全てフォトショップにて現像。天体用アクションツールの幾つかを使い、トーンカーブで微調整して終わり。
手数を踏んできたせいか、最近ようやく思い通りの色を出すことができるようになった。それに比べるとステライメージはどうにも意図する色調が得られず、ほとんどお蔵入りソフトと化している。
今日はそれほど空の条件がよかったわけではないが、それぞれの被写体に置いて過去最高の絵を創ることができた。
これは白鳥座のしっぽ付近の定番の構図。上に北アメリカ星雲とペリカン星雲がはっきりと写っている。
現像して驚いたのは、左に網状星雲の一部が写っていること。50mmのレンズでこれだけ写るのだったら、200mmの光学系で結構大きく写せるかも。非常に淡いため、高価な望遠鏡でないと写すのは難しいと聞いていただけに嬉しさもひとしお。最新のデジタル設計であるレンズの性能の良さもあるのだろう(シグマ50mm F1.4 HSM)。
絞りはF2.8とあまり絞っていないのだけど、星像はとことんシャープである。

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すぐレンズを200mmにチェンジし、IC1318を中心に狙ってみた。
なんとなく人を惹きつける場所というものはあるものだが、同じように人を魅惑し続ける領域が宇宙には確かにある。白鳥座のサドル付近はその代表格。色がカラフルなだけでなく、なにかラテン系の陽気さが漂っているようだ。

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本当はケフェウス座のIC1396を写したかったのだが、あいにく死角に入り、どうしてもレンズを向けることができない。TOASTはポータブル赤道儀の中で最もよいビリオディックモーションの値を誇るが、ケンコーのスカイメモと比べるとバランス取りの難しさや死角が多めに生じることが欠点だ。
これはカシオペアのIC1805とIC1848。もう少しレンズを回転させれば二つとも上手く収まるはずだったが、やはりぎりぎりでレンズが赤道儀にあたるため、この構図となった。
半分切れている方がIC1848。もう一度(恐らく次の新月期)挑戦してみたい。

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200mmの最後は、再び白鳥座で北アメリカ星雲。昨年ノーマル機だとどうしてもこの四分の一ぐらいしか赤が発色せず、北アメリカ大陸?の輪郭がはっきりしなかった。ところが、改造機ではご覧の通り。
シャッターが降りた直後にカメラのモニターに写し出させる画像を見ただけで、おお~と感動する。ただし双眼鏡で覗いても輪郭はわからないので、もっとバランスの取れた構図に収めるには経験が必要か。200mmだとかなりアバウトでもいいけど、300mmとなると構図決定はシビアになる。

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撮り始めて1時間もしないうちに雲が広がり始めてきたので、300mmで北アメリカを撮って切り上げることにした。
先ほど述べた理由により、この構図に落ち着くまで2回ほど撮り直ししている。
キャノンのEF300mm F4L IS USMはEF200mm F2.8L HSMより色収差が出にくいようだ。
ガイドさえ上手くできれば、宝石をちりばめたような上質の絵を得ることができる。
ノイズも少なく(今回全てISO800で通したが、なんか改造に出してからノイズ量が減ったような気がする。そんなはずはないんだけど)、今日一番のお気に入りの一枚となった。

Canon 天体用改造EOS40D + EF200mm F2.8L USM, EF300mm F4L IS USM, Sigma 50mm F1.4 HSM
 

2009年8月21日 (金)

友人を県立植物園に招待す

英会話スクールでお世話になった若いオーストラリア人の先生が間もなく帰国するというので、新津の県立植物園へ連れて行ってあげた。
今年念願のキャノンのEOS50Dを買い、これからビシバシ撮っていこうと燃えている彼。
マクロレンズにも興味があるというので、県立植物園の温室へ案内した次第。今日は小雨模様だったし。
ところがランチに時間を食ってしまい、温室には30分しかいることができず、本当に駆け足での撮影となってしまった。時間がないので、もちろん三脚は使用せず。ISOを思い切り上げて、直感的にスナップする。
さすがに30分だけではいくらも撮れなかったため、その後隣接する新津フラワーセンターへ連れて行ってあげた。実際、以下の写真の半分はそこで撮ったもの。
多くの人がそうであるように、初めてマクロレンズを手にする人はそれほど寄ったりはしない。レンズの先が花に触れそうになるまで近寄れるのに、なにかもったいない。
とはいえ、実際ぼくもあまりドアップで撮ることは少なく。倍率で言ったら、0.2-0.4倍程度で撮っていることが多いようだ。
新潟へ来てからゲットした日本人の彼女を連れて凱旋帰国?する彼を、心から応援したい。ガールフレンドのMさん、頑張ってね。
(彼はオーストラリア中部の田舎町の出身。光害など皆無の、我々天体ファンにとっては垂涎の場所なのだ。近いうちに遊びに行くからね~、ポータブル赤道儀を携えて。)

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撮影データ:Canon EOS50D + Sigma 70mm F2.8 MACRO (手持ち撮影)

2009年8月19日 (水)

ゆく夏を惜しみつつ

天体観測の聖地、村上市の天蓋高原へ。ところが機材を組み立て中、極軸望遠鏡がないことに気が付いた。
が~ん。ありえない。これではなんもできないじゃん。
その記憶はないのだが、どうやら先日行った樽口峠へ置き忘れてきたらしい。
仕方がないので(こんなことはもちろん生まれて初めて)目分量で極軸を合わせ、広角レンズで撮影に挑んだ。
シーイングは前回よりも良くなかったが、少しでも早いシャッタースピードを稼ぐため、今回は光害カットフィルターの使用はなし。レンズは最初シグマの18-50mm F2.8を絞り開放で使っていたが、ISO1600だとさすがにノイズがひどい。そこでノイズ量を減らすべく、レンズを虎の子のEF24mm F1.4Lにチェンジ、ISOを800に変更し絞りをF1.8-2.0付近にセッティング。これだとかなり画質は向上した。
周辺部はさすがに星が流れるけど、思ったより中心部の星はちゃんと点像に写っている。
イケル。今夜もがんがん撮るぞ!

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まずはカシオペア座から。右にはアンドロメダ銀河が横たわり、その斜め下には同じ渦巻き型銀河のM33が小さく写っている。中央やや下の二重星団の左にはHα領域もあるみたいで、赤く写っている。家に帰って調べたら、散光星雲のIC1805/IC1848であることが判明。
前回から天体用にIRカットフィルターを換装したカメラを使っているけど、やはり楽しいね。ノーマル機だったらこのくらいの明るさの散光星雲は写らないところだ。

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ほぼ同じアングルで、拡散フィルターをはずして撮影してみた。
う~ん、シャープ。アンドロメダが一層際だって見える。その代わり、カシオペアの位置は判別しがたくなる。もう少し拡散度の小さなフィルターがあればいいのだが。(でも、ないのです。)

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今日もやはり天頂付近が一番透明度が高かったので(次点はカシオペアのある北の方角)、白鳥座を撮影。
今日初めてこの場所で天体写真を撮っている人にお目にかかった。地元の人だったが、やはりお目当ては白鳥座とのことだった。
双眼鏡で見ると、まるで厚い雲のように見えるいて座付近の天の川に比べ、白鳥座付近のそれは銀の砂、或いは宝石を敷き詰めたようなきらびやかさがある。
全天で最も美しい領域の一つである。写真で撮ってみてもそれは同じ。
一方、白鳥座X-1という巨大なブラックホールが存在するなど、神秘に満ちた領域でもあるのだ。
写真中央の最も明るい星がデネブ。その左斜め下に鋭くオレンジ色に輝く星はケフェウス座のガーネットスター。この星の周辺も美しい。
やはり赤い散光星雲のIC1396は、今度条件の良いときに200mmの望遠レンズで狙ってみたい被写体だ。

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夏を代表する星座、こと座の1等星がベガ。
シリウスやオリオン、プレアデスなどと並んで地球に生を受けた我々にはいろいろな意味で縁が深い星。ゆえに、古来人々はこの星の輝きに惹かれ続けてきたのだ。
実際、夜空でなんの予備知識もなしに星を眺めてみるとよい。
私たちの注意力を喚起する星や特定の領域はある程度限定されるはず。
瞑想の心得がある人は実物でなくともこの写真でいいので、10分くらい見つめ続けてみるといい。きっとあなたの五感のいずれかに大きな変化が起きるだろう。
星も生き物。星には星の集合意識がある。星達と対話してみよう。

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この広い宇宙の中で、妙に気になる恒星がある。ぼくの場合、彦星で知られるアルタイルがそのひとつ。
もう5年くらい前になるが、初めて韓国映画「猟奇的な彼女」を見たとき、チョン・ジヒョンが大きな岩場で恋人の名を叫ぶ場面で、ぼくの全身は鳥肌が立ったものだ。
彼女は叫んだ「キョヌ~」と。
キョヌは韓国語でまさにアルタイルのことを指すのだ。ぼくのなかである遠い記憶の片鱗がどこかで蘇った。どうやらぼくのスピリットはこの星系と関係があるらしい。

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この夜は実にたくさん写真を撮った。露出は全て1分前後。
0時を回ったらかなり空の透明度が上がってきたので、2時頃まで撮りまくった。
最後にだめもとでレンズを150mmに付け替えてみたが、1分なら問題なくガイドできたので気をよくし(極望なしのポータブル赤道儀で極軸合わせをせざるをえなかったので、どこまでガイドできるかの実験でもあったのだ)、レンズをアンドロメダ近くのM33に向けてみた。
双眼鏡で見てもちゃんとM33が識別できたので、この頃の透明度はかなりのものだったに違いない。
ISOはしかしながら1600に上げざるを得なかったのでノイジーな画像ではあるが、コンポなしの1枚ものでここまで写ればまずは満足。宇宙に感謝だ。
次回は秋かな。今年の秋はなんとしてもプレアデス星団を格調高く写してみたい。

天体用改造EOS40D + Canon EF24mm F1.4L USM, Sigma 18-50mm F2.8 EX DC HSM and 150mm MACRO F2.8 HSM(写真は全て1枚撮り。コンポジットなし、ダーク&フラット補正なし)

2009年8月15日 (土)

天体用改造EOS40Dファーストライト

やっと、やっと晴れてくれた。ほぼ2ヶ月ぶりに天体写真を撮りに行くことができた。超うれしい。
先月、趣味人さんにてEOS40Dを天体写真用に改造(Hα透過赤外カットフィルターに換装)してもらったのだが、そのEOS40Dのファーストライトでもある。
また、やはり先月発売日当日に手に入れたシグマの新広角ズーム10-20mm F3.5と標準ズーム18-50mm F2.8の星空初デビューの場でもあり、気分はノリノリで山形県の樽口峠へ向かった。

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この日は相変わらず湿度が高く、夏にもかかわらずレンズが3分で曇ってしまうほど。
でも時折透明度が上がるときがあり、久し振りに満天の星空に浸ることができた。
写真は、飯豊連峰から立ち上がる天の川核心部。右に見えているオレンジ色の明るい星はさそり座のアンタレス。
結論から言って、星雲をクローズアップするのでなければ無改造カメラも改造カメラも色合いに差はそれほどない。それよりも、光害カットフィルターP2の装着の有無によるそれの差の方が大きい。
冬のよほどシーイングが良いときでない限り、国内で写す場合はこのフィルターを常用した方が色合いは良くなる。その代わり露出が倍かかるのが難点。

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天頂付近はかなりシーイングが良かったため、きれいに写ってくれた。
フォトショップでそれほど強引な処理をしなくても、白鳥座の北アメリカ星雲がくっきり写った。これにはさすがに感動。素晴らしい。

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レンズを135mmからシグマの標準ズーム(35mm域を使用)に付け替え、白鳥座の全体像を収めてみた。サドル付近のHα領域もしっかりと写っている。
このあたりはぼくの好きな領域なのだけど、改めて美しいなと思う。
ついでながら、ここで使ったシグマのF2.8通しの標準ズーム、マイナーチェンジして口径が72mmになってからのそれはほとんどレビューがない。
そのため購入はやや冒険だったのだけど、MTFチャートからの読み通り、絞り開放でも充分な画質が得られた。周辺画質も良く、同じ事が10-20mm F3.5にも言えるのだけど(このレンズも絞り開放の周辺画質がどの広角ズームより良かった。ちゃんと点が点として写った)、やはり前玉は大きい方がいいようだ。

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最後の2枚もやはりシグマの標準ズームによるもの。どちらも焦点距離は30mm域を使用。
上は天の川を挟んで向き合う織り姫(ベガ)と彦星(アルタイル)。
下はいて座上部からたて座付近の天の川。
この2枚と最初の写真は拡散系フィルターを使っている。でも、レンズの性能が上がると、広角レンズによる構図でも、定番の拡散系フィルターを使わない方が星空の神秘を味わえるような気がする。

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最後に、今回の一番のお気に入り。
ここもいて座。左上の、子鹿のバンビの横顔のように見える天の川の濃い部分がM24。
暗黒星雲のB92がここにある。
左下の球状星団はM22。双眼鏡でも確認できる。M13,M3に優るとも劣らない美しい球状星団。

天体用改造EOS40D + Canon EF135mm F2.0L USM, Sigma 10-20mm F3.5 EX DC HSM and 18-50mm F2.8 EX DC HSM (写真は全て1枚撮り。コンポジットなし、ダーク&フラット補正なし)

2009年8月 2日 (日)

トム・ケニオンのワークショップ

Tom Kenyon(トムケニオン)のワークショップへ参加しに東京へ行ってきました。
「ハトホルの書」に出会ったのはもう数年前になります。
2-3ヶ月前にドランバロ・メルキゼデクの「フラワー・オブ・ライフ」と出会って以来、ライトボディワーカーになるべくエクササイズを開始するなど、私生活で大きな変化が起こりました。
そして長年の疑問だった古代エジプト史や原初の地球の歴史を深いレベルで知ることができ、それも大きな収穫となりました。
ドランバロの本にも古代エジプトの神々の一人であるハトホル神が出てきますが、彼トム・ケニオンは古くからハトホルと繋がっていたようです。
もともと科学者として人間の脳のスペシャリストとして活躍してきたトムですが、それだけに(やはり物理学の専門知識を持っているドランバロもそうですが)彼の言葉の一言一言は説得力があります。
もちろん、彼の音楽もはるかに人類の芸術の域を超えた類い希なるもので、言葉に変換できない深い感慨を味わいました。
ワークショップは本当に素晴らしいものでした。いくつかのシンクロニシティも起こりました。
これも何かのご縁です。このブログをご覧になっている皆さんにも彼の本やCDを強くお勧めしたいと思います。
You Tubeにも検索すると彼の音楽がヒットすると思いますので、まずはそちらでお聞きになってみるのもよろしいかと。

ハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ Book ハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ

著者:トム・ケニオン,ヴァージニア・エッセン
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フラワー・オブ・ライフ 古代神聖幾何学の秘密 第1巻   [本] フラワー・オブ・ライフ 古代神聖幾何学の秘密 第1巻 [本]
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 マグダラの書 ホルスの錬金術とイシスの性魔術 マグダラの書 ホルスの錬金術とイシスの性魔術
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