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2009年8月15日 (土)

天体用改造EOS40Dファーストライト

やっと、やっと晴れてくれた。ほぼ2ヶ月ぶりに天体写真を撮りに行くことができた。超うれしい。
先月、趣味人さんにてEOS40Dを天体写真用に改造(Hα透過赤外カットフィルターに換装)してもらったのだが、そのEOS40Dのファーストライトでもある。
また、やはり先月発売日当日に手に入れたシグマの新広角ズーム10-20mm F3.5と標準ズーム18-50mm F2.8の星空初デビューの場でもあり、気分はノリノリで山形県の樽口峠へ向かった。

Img_9935p_2 

この日は相変わらず湿度が高く、夏にもかかわらずレンズが3分で曇ってしまうほど。
でも時折透明度が上がるときがあり、久し振りに満天の星空に浸ることができた。
写真は、飯豊連峰から立ち上がる天の川核心部。右に見えているオレンジ色の明るい星はさそり座のアンタレス。
結論から言って、星雲をクローズアップするのでなければ無改造カメラも改造カメラも色合いに差はそれほどない。それよりも、光害カットフィルターP2の装着の有無によるそれの差の方が大きい。
冬のよほどシーイングが良いときでない限り、国内で写す場合はこのフィルターを常用した方が色合いは良くなる。その代わり露出が倍かかるのが難点。

Img_9940dpp

天頂付近はかなりシーイングが良かったため、きれいに写ってくれた。
フォトショップでそれほど強引な処理をしなくても、白鳥座の北アメリカ星雲がくっきり写った。これにはさすがに感動。素晴らしい。

Img_9944p3

レンズを135mmからシグマの標準ズーム(35mm域を使用)に付け替え、白鳥座の全体像を収めてみた。サドル付近のHα領域もしっかりと写っている。
このあたりはぼくの好きな領域なのだけど、改めて美しいなと思う。
ついでながら、ここで使ったシグマのF2.8通しの標準ズーム、マイナーチェンジして口径が72mmになってからのそれはほとんどレビューがない。
そのため購入はやや冒険だったのだけど、MTFチャートからの読み通り、絞り開放でも充分な画質が得られた。周辺画質も良く、同じ事が10-20mm F3.5にも言えるのだけど(このレンズも絞り開放の周辺画質がどの広角ズームより良かった。ちゃんと点が点として写った)、やはり前玉は大きい方がいいようだ。

Img_9946dpp

Img_9948dpp

最後の2枚もやはりシグマの標準ズームによるもの。どちらも焦点距離は30mm域を使用。
上は天の川を挟んで向き合う織り姫(ベガ)と彦星(アルタイル)。
下はいて座上部からたて座付近の天の川。
この2枚と最初の写真は拡散系フィルターを使っている。でも、レンズの性能が上がると、広角レンズによる構図でも、定番の拡散系フィルターを使わない方が星空の神秘を味わえるような気がする。

Img_9942dpp

最後に、今回の一番のお気に入り。
ここもいて座。左上の、子鹿のバンビの横顔のように見える天の川の濃い部分がM24。
暗黒星雲のB92がここにある。
左下の球状星団はM22。双眼鏡でも確認できる。M13,M3に優るとも劣らない美しい球状星団。

天体用改造EOS40D + Canon EF135mm F2.0L USM, Sigma 10-20mm F3.5 EX DC HSM and 18-50mm F2.8 EX DC HSM (写真は全て1枚撮り。コンポジットなし、ダーク&フラット補正なし)

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