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2009年6月29日 (月)

奥只見の空

かつての秘境、奥只見の空が抜群に暗いらしいと知ったのは、わが尊敬する沼澤茂美さんの著書「にいがた星紀行」ででした。
その本の中で全周魚眼レンズで撮った天の川の写真が、ハワイ・マウナケア山頂で撮ったそれと並んで紹介されているのですが、ほとんど遜色ないくらい素晴らしい夜空でした。
その写真が撮られたのは標高約1000mの枝折峠。
昔は本当に悪路で、午前と午後それぞれ反対側方向のみに一方通行なのでした。道路の整備に伴いその規制が解除されたのは2006年。
28日、念願の枝折峠行きを果たしてきました。思ったより峠道は立派なもので、舗装の状態なんかシルバーラインのそれよりはるかにいいです。ちょっとオーバースペック?じゃないかと思えるくらい。
峠には広い駐車場が整備されており、南側を除けば視界も悪くありません。トイレもあります。
季節柄水蒸気を多く含んだ大気が低空に漂っているので、街明かりがそれに反射し空はそれほど暗くはありません。村上の天蓋高原と同じくらいかな(写真右の建物がトイレ棟です)。

Img_7632dp

さて、この日は実はここが最終目的地ではありません。ここから越後駒ヶ岳方面への登山道に入り、徒歩40分、標高役1200mの明神峠が真の目的地。
できるだけ視界の広い場所を探しながらヘッドライトの光を頼りに歩き出しました。
結果、くだんの明神峠は見晴らしはいいものの2mの高さの灌木にぐるりと覆われており、三脚を全開に伸ばさなければなりません。
天体写真では三脚はできるだけ低い位置で使うのが常識。全てはブレを最小限に抑えるためです。
この日は風が強いせいもあり、翌日帰宅してこの場所で撮った写真をPCで見てみてがっかり。周辺が流れているのです。三脚を伸ばして使う場合は、ストーンバッグを使って重しを載せなければなりませんね。

Img_7643dpp_2

23時頃、明神峠で撮った天の川。20分前に月が沈んだばかりで、まだ低空がもやっていました。画面下の色がおかしいのは大気の影響です。
西の空は小出や湯沢方面の光害の影響でやや明るいですが、それ以外の方角は真っ暗。深夜0時を回ったらかなり暗くなりました。でも、足元が見えないほどではありません。初冬の天蓋高原と同じくらいかなあ・・・

Img_7649dpp

明神峠には長居はせず、すぐ枝折峠へリターン。
この頃には、星の明かりがこの時期にしてはコントラストの強い光に変わり、静かなる歓喜の波が打ち寄せ・・・
上の写真は白鳥座からケフェウス座にかけての天の川ですが、黄色っぽく左側が色被りしているので、まだもやが残っていることがわかります。

Img_7647dpp

Img_7652dpp_2

それでも1時を過ぎると闇は艶のある黒に変わり、完璧な天の川が現れました。
上の2枚はやはり白鳥座からケフェウス座にかけての天の川。
バッテリーが弱lってきたのと、この日使った広角ズームレンズの光学性能のしょぼさ(EF16-35mm F2.8L USM IIを使用。画面周辺の画質はいただけません)ゆえ、周辺の星は点になっていません。今回あえて拡散系フィルターを使わないショットも多く撮ったのですが、レンズのあらが見えてくるのでやっぱり使うべきですね。
今日は広角ズーム1本しか持ってこなかったのですが、次回は望遠レンズでケフェウス座付近を撮ってみたいです。

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