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2009年6月19日 (金)

200mm、6分追尾成功

ポータブル赤道儀の雄、TOASTでなんとか200mmの望遠レンズをメーカーのテスト撮影同様かそれ以上の追尾精度に高めるべく、三脚とTOASTの間の雲台をはずしてポー赤を直接三脚に取り付け、テスト撮影。(場所:胎内スキー場近辺の某所)
なにせぼくの雲台は5kgまでの負荷しか耐えられないので、そもそもぎりぎりだったのです。
懸念の極軸合わせも慣れてきたのでスムーズに行うことができ、レンズを対象に向けクランプを締めてみると、おお、レンズがほとんどお辞儀しません。
本当は三脚も一回り頑丈なヤツにすればベストなんでしょうけど、まずはできるところからトライ。
結果は200mm(35mm換算320mm)のレンズで最大6分の追尾がまずまず無難にこなせました。8分だと流れたけど、6分20秒まではなんとかいけました。
となると、撮影の自由度も飛躍的に高まります。
空がもやっているときで星雲を撮るときは、星雲のコントラストを上げるため光害防止フィルターIDASのP2を使うのですが、今まではこれを使うとシャッタースピードが遅くなるためISOを1250-1600に上げざるを得ず、ノイジーになるのでだめだったのです。
広角レンズだと追尾精度がぐんと上がるので、低ISOで撮ることができ、画質の向上が期待できます。
この日はシグマの150mm F2.8 MACROレンズ一本槍で撮りまくり、そちらが楽しかったので広角レンズは月が上がる頃になってあわててチェンジし、ほんの4枚撮っただけ。

Img_7557dpp

梅雨まっただなかなので湿気が多く、空の透明度は良くなかったので、全ての撮影でP2フィルターを使いました。
追尾が安定したので画面周辺での画質もよくなり、夏を代表する星雲、いて座のM8とM20も今までで一番きれいに撮れました。全てコンポなしの一枚撮り、カメラは天体用改造をしていないEOS 40Dです。
このフィルターを使うと星雲の色が出るので、ノーマル機でもカラフルに撮れます。

Img_7566dp
気分が乗ってきたので、双眼鏡を見ながら宇宙からの語りかけ?に耳を澄まし、直感で心惹かれる方向にレンズを向けてみると・・・なんとあれい状星雲が写りました(トリミングあり)。
たまにこういう嬉しいハプニングがあるから天体写真はやめられません。

Img_7567p
白鳥座のHα領域、サドル付近です。双眼鏡で見ると色は付いては見えませんが、なんかおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさがあり、見ていると時間のたつのを忘れます。

Img_7568dpp
本来は縦の構図なのですが、見やすくするため横にしました。レンズはシグマの50mm標準レンズ。いて座付近の天の川です。
右端にM8も見えています。銀河を横切る暗黒帯に宇宙の神秘を感じます。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

素晴らしい写真を楽しませていただいております。風景写真を多く撮影してきましたが、最近は星景写真にもチャレンジしてみようと思っています。
多くの天体写真は改造デジカメで撮影したものに対し、光害カットフィルターでこのような写真が撮れるとは驚きました。これからもいろいろ教えてください。

オトチンさま
コメントのご記入ありがとうございます。感覚的には、ノーマル機にP2フィルターを付けると10~15%ほど色彩のコントラストが上がると思いました。キャノンのデジイチはホワイトバランスを別画面で、マニュアルで特定の色の方向に調整できますよね。この機能を利用し、めいっぱいレッドとマゼンタの方へ振ってあげれば、さらに5%くらい赤の発色が強くなる気がします。(上の写真は、後者のワザは用いていません)ですが、P2フィルターは高価ですし(天体仕様に改造するのと同額がかかります)、露出倍数も1.5~2倍ほど必要となります。そのため、星景写真に用いるのは難しいと思います。

実は今日(8月31日)、P2フィルターを注文(アイベルに)してしまいました。これから本格的に星景写真や星雲・星団写真を撮りたいと思います。
写真サイト「ガンレフ」に私のつたない写真が幾枚かありますのでご覧いただければと思います。http://ganref.jp/m/ototin/portfolios/photo_list/page:1/sort:Photo.created/direction:desc
天体写真はオリオン星雲以外は固定撮影です。(オリオンはアイベルCD-1+使用)その後、ビクセンGPD2赤道儀と20センチ反射R200ssを購入しました。通常のデジカメでは赤色がよく写らずに困っていましたので、良い情報をいただきました。

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