真実の伴侶
サーフィンに来ているはずの知人を訪ねて、新潟市の五十嵐浜へ行ってきました。
彼のサーフィンを見るのは3ヶ月ぶり。上達したかなあ?
ところが咄嗟の用足しをしていたら現地着が11時となり、既に知人は帰った模様。
天気も急に悪化しだし、あと2時間もしたら一雨来そうな曇り空です。
でも、せっかくきたのだからとしばらく砂浜に腰を下ろしていたら、突然視線を感じました。
まるでそいつは人間のようでした。海中で野生のイルカと遭遇したとき誰もが感じるように、テレパシーで語りかけられたような、そんな具合です。
そいつは、遊ぼうよと控えめにぼくに流し目を送りながら通り過ぎていき、ぼくの後方から歩いてきた初老の男性の方に駆け寄っていきました。どうやらその男性の飼い犬のようです。
しばらく見つめ合う二人。ハタから見て、あんなに強い絆を感じたのはちょっと記憶にありません。それほど、二人はまるで長年連れ添った夫婦のように通じ合っていたのです。
ワンちゃんの方は、それはもう嬉しくて楽しくて仕方ないといった風情で、全速力で初老の男性の回りを駆け回りはじめました。それを見つめる男性の眼差しのなんと優しいことか。
お~い、そっちは海だぞ、あまり遠くへ行くなよ、とでも言っているのでしょうか。
それがちゃんと聞こえているのか、ワンちゃんはこのあとすぐUターンしてきたりして。
いやはや、楽しかったワン、ちょっとうんこ~。
癒されました。
ひとけのない、平日の海辺でのひとこまでした。
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