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2008年12月の14件の記事

2008年12月27日 (土)

宇宙の果て

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本当は宇宙に果てなどありません。ですが、3次元的な物の見方をすれば確かにこの領域は宇宙の遙か彼方に位置することは事実です。
ここには無数の銀河がひしめき合っています。
じっと見つめていると目眩がしてきます。私たちの意識の深みには底がなく、その深さをつかの間垣間見た気がして、あまりの深さ、その無限といってもいいほどの・・・だめだ、言葉にできません。
今日はなにも言葉を紡ぐことができません。来年は劇的に何かが変わる、何かが表層に浮かんでくる、それは私たちの生の有り様を根底から問い直すものになるような予感。
身震いしつつ、ハッブル宇宙望遠鏡が写しだした宇宙の曼荼羅画像に浸りきっている私です。

2008年12月25日 (木)

オリオンとプレアデス

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今日はクリスマス。みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか。
昨日に引き続き、ハッブル宇宙望遠鏡とNASAで公表された写真の中から、いろいろな意味で地球と私たち地球人に関係の深い二つの星系の写真をお届けします。
宇宙空間では大気や人間の集合意識の影響でさえもほとんど影響を受けないので、その星が持つ本来の波動を余すところなく写し込むことができるのです。
とくにオリオンは地上で見られる映像と全く異なるそれを見ることができます。
この二つの星系はある意味対照的な性格を持っており、それが写真からも感じることができると思います。
私たちは”星の子”です。常に見守られており、祝福の光線が遙か宇宙の彼方からいつでも注がれているのです。

2008年12月24日 (水)

ハッブル宇宙望遠鏡からメリークリスマス

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1990年、スペースシャトルによって地上高度600kmの軌道に運ばれたハッブル望遠鏡は、地上にある口径8-10mクラスの巨大望遠鏡を上回る衝撃的な画像を見せてくれます。
それは(ぼく的には)地球上のあらゆる芸術を凌駕するほど壮絶な美を顕現しており、言葉にならない感動を与えてくれます。
クリスマスイブの今日、ぼくの拙いブログに縁あってお越し頂いた皆さんにぼくからのプレゼント。
どうか天上世界の映像を堪能して下さい。メリーリスマス!

*写真は、上からNGC3324(鍵穴星雲)、NGC6397、NGC6543(キャッツアイ星雲)、M51。
The Hubble Heritage Project Website

2008年12月20日 (土)

20分間の祝祭

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お月さんがいなくなり、やっと闇夜の到来。
とはいえ当方既にスキーモードに突入し、正直星空鑑賞は後回し。
でも、今日はあまりにも完璧な晴天になり、夜に入りものすごい数の星が一斉に瞬き始めたので22時頃胎内平へ行ってきました。
到着後20分間の星空は、それはそれはすごかった。
器材のセッティングは後回しで、双眼鏡片手に天体観測。すげえ~、今年一番の透明度かもしれない。
ところがセッティングを終えた頃には薄雲がかかりはじめ、オリオン座方面以外はたちまち雲の中。
う~ん、確かにこれは天気予報通りだ。今年は暖冬気味に推移するらしいので、またチャンスが訪れることでしょう。
結局撮ったのは2枚だけでした、いずれもオリオンの三つ星を狙って。
1枚ものでしかもレンズは300mmでなく、200mm。物足りないので画質のあらが見えるのを承知で思い切りトリミングしてみました。
帰宅してから気づいたのですが、そういえば先日2ヶ月前に注文していた光害対策用FFフィルターが協栄産業さんから届いたんだった。
すっかり忘れていました。このフィルターのテストをすればよかったなあ・・・

2008年12月13日 (土)

秋田県唐松神社

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昨日アップした諏訪神社の巫女さんの写真を一昨年撮った写真の中から探していたら、懐かしい一枚に巡り会えたので紹介します。
ぼくが初めてこの神社を訪れたのはもう15年以上前のこと。当時ライターとして東北のガイドブックを取材していたことがあり、その一環として訪れたのでした。
もっとも、場所の選定はぼくに一任されていたので、上の人から必ずここへ行けと指示されたわけではありません。
その頃は片っ端から県内半分くらいの市町村の主な神社仏閣を訪ね回っていたのですが、そのとき一番印象に残ったのがここでした。
後日、そう5年くらい前でしょうか、初めて青森の岩木山に登ったときも、その頂上に鎮座する岩木山神社奥社にはかなり感銘を受けましたが、感銘度では唐松神社もイーブンです。
やはり後日、ぼくがセミナーを何回も受けたことのある若月佑輝郎さんが監修した「ヴォイススタイルvol.2 パワースポット神社」で、唐松神社を取り上げていたのみならず(そんなに大きな神社ではありません、普通の編集者だったら取り上げることはないでしょう)、自分はひょっとしたら前世でこの神社と関わっていたかもしれないと書いているのを目にし、ある種の感慨に襲われたことがあります。
2枚目の、特異な形状の石垣の上に立つのは天日宮。
人によってはデジャブを経験するかもしれないでしょうね。ぼくのように。
この神社には物部文書が伝わっており、太古の日本の歴史に深く関わりがあるようです。
日本の古代史はかなりねじ曲げられて伝わっているので、本当の歴史、そもそも超古代文明の研究自体、アカデミックの世界ではタブーとされていますから、それらが白日の下にさらされる日が来るまでにまだかなりの時間を要するかもしれません。
話が逸れましたが、この神社の境内は時空の軸が少しずれているような、そんな感じが得られるでしょう。
17世紀後半まで本殿が置かれていた唐松山山頂まで登ると、その感じは余計強くなるでしょう。天日宮のとなりに大きな池があるのですが、そちらからも強いパワーが出ています。
単なる癒しを求めるのではなく、今現代文明が貧している危機的状況をなんとかしたいとか、自分の魂のルーツを探りたいとか割と真剣な眼差しをもって訪れると、その人の人生の潮流を大きく変えるある種のパワーを得ることができます。

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2008年12月12日 (金)

笑いの才能?

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さっきぼくが通っている新潟市の英会話スクール、Speak Up代表の渡辺さんのブログを読んでいたら、ありがたいお言葉が。
でも、最後の一言が辺に引っかかります、佐藤さんってお笑いの才能もあると思うんですが・・・と。
う~ん、鋭い。酒を一滴も飲めないぼくは、天然ボケならぬ天然真面目です。ホント、失笑を買うような冒険譚、失敗譚は掃いて捨てるほどあります。
先月中旬、満月の夜に裏磐梯へ真夜中ハイク?へ行ったときもそう。
磐梯山の旧噴火口は、それはそれは霊妙、かつパワフルなエネルギーで満ちあふれています。満月の夜にはお月さんパワーも加わって、ほとんどアメリカインディアンがやる通過儀礼”ビジョンクエスト”の世界となります。いまいちようわからん説明ですが、まあいいでしょう。
実はこの日、2回も熊にニアミスしたんです。ええ、あれは熊でした、決してカモシカや猿ではありませんでしたとも。これでも山歩きの経験は豊富ですから。
一度目は旧噴火口へ辿り着いたときのこと。1枚目の写真の正面のブッシュ帯からなにやらがさごそ音がするんです。とはいえかなり遠いので(300m以上?)、それほど危機感は感じませんでしたが。
ここではかなり長いこと写真を撮ったり瞑想したりしていたのですが、そのうち熊なんかどうでもよくなりました。というか、これは精霊かもしれないと。
皆さん、引かないで下さい。結構本気なんですから。このときの心境を詳述すると精神世界の本が1冊書けるので、ネタをとっておくためにもここでは省略。ふふふ。
2度目は帰り道です。
車を置いた裏磐梯スキー場の駐車場までは徒歩1時間くらいあるのですが、15分ほど歩きようやく我に返りつつあったとき、周囲の林からまたもやごそごそとかなり大きな物音が。今回はかなり近い。50~80mぐらいでしょうか。
精霊マジックが解けてしまっているので、今度はちょっと怖くなってきました。
こちらの存在を音で知らせれば寄ってこないだろうということで、取った手段が祝詞の唱和。
「たかあまはらにかむづまりますかむろぎかむろみのみこともちて・・・」というアレです。
熊かもしれない物体を光の存在に微分積分すればいいわけで、すみません、今夜は完全にイッています、変性意識状態に移行するためにノリトのチカラを拝借したわけです。
正確には、拝借しようとしたというのが正解です。
なんか、なかなか音が遠ざからないんですよね。焦り始めました。歩幅も大きくなります。
でも、いつしか”結界”を超えました。音はもう聞こえません。
その後も天体熱は冷めやらず、それどころか熱くなる一方で、天気のいい日は夜な夜なあちこちの山中を徘徊していました。
夜はもうひとつの世界への入り口です。気のよくない場所には魑魅魍魎とまではいかないまでも、低級な存在がたくさん集まってきます。
天体観測とはいえ、ぼくは気のいい場所だけを選んで足を運んでいます。
それでもココロやカラダに微妙な不調が生じたときは・・・一流どころの神社へ行き、昇殿参拝するとよいでしょう。
昨日は一足早く弥彦神社へ行き、昇殿参拝してきました。
神社によって違いますが、祈祷料を最低5000円は払わないといけません。
でも、それだけの価値はありますよ。みなさんもお試しあれ。
中と外とでは全然気の質が違うのです。お祓いの前に太鼓をどんどん鳴らしますが、その響き、空間が振動するその類い希なる心地よいバイブレーション、こちらのエネルギー体も同時にぴりりと振動し、曇りが一気に取れていくのが実感できます。
神社によっては、或いは同席する他の参拝客が高額のお布施を払った場合には巫女さんの舞が見られることがあります。
これはいいですよ、最高の芸術です。
おととし1月上旬、弥彦神社にやはり昇殿参拝したときは、たまたま今をときめくコメリグループの幹部の方たちと同席したため、巫女さんたちによる舞楽を見ることができました。
でも今回は、七五三のお祝いに来た若いカップルと還暦の記念に来たおばあさんのみ。
そしてぼくはいつも最低額のお布施。
よって巫女さんの舞は見られず。
ああ、罰当たりなことを書いてしまいました。こうして墓穴を掘るのがぼくの笑いの取り方のようです。ちゃんちゃん。

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(新発田市諏訪神社にて)

2008年12月 9日 (火)

クリスマスのクリッペ

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そろそろ街にはクリスマスのイルミネーションが目立つようになってきました。
キリスト教国にあって日本にないクリスマスの飾り付けはなんでしょう?
それはクリッペ。クリッペとは「飼い葉桶」を意味し、キリストが馬小屋の飼い葉桶で誕生したという故事に基づいて、馬小屋の聖家族とそれを祝う東方の三賢人、羊飼い、ヒツジ、牛、ラクダなどの動物を配置したものです。
写真上はメキシコのタスコで、写真下はソウル市内のカトリック教会でいずれも12月中旬に撮ったもの。日本のカトリック教会ではクリッペは作られるんでしょうか?見たことないような気がするけど・・・
昨日はお世話になっている新潟駅前の英会話スクール、スピークアップさんに昨年ニュールンベルグで撮ったクリスマス市の写真を持っていきました。室内に飾ってもらって、クリスマスムードを高めるためです。
さすが、A3ノビに引き延ばすと迫力あります。ぼくも普段はPCモニターでしか鑑賞しないので、ちょっと感動。
使ったカメラの画素数は1000万ですが、解像感も充分。
最近のコンデジは1000万どころか1400万画素のものもあったりしますが、画質はとてもピーキーです。
ちょっとでも光が足りない状況だと色が破綻しノイズまみれに。一般ユーザーでどれだけの人がA3以上に引き延ばす機会があるでしょうか。
コンデジは相変わらず晴天専用機。今の画像処理技術、及びセンサー技術で600万画素機を作ったら、コンデジでも凄いカメラになると思うのですが。

2008年12月 7日 (日)

11月1日夜の天の川

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昨日発売されたばかりの月間天文ガイド1月号を見てびっくりしました。
ぼくは旧神林村出身の天体写真家・沼澤茂美さんのファンなので、くだんの沼澤さんが同誌に連載している「デジタル一眼レフカメラと出かけよう!」を読むのが何よりの楽しみにしています。
「11月のある土曜日の夜、澄み切った暗夜がめぐってきた。(中略)これが最後のチャンスかもしれないと思い、とっておきの撮影場所を目指した。そこは山形県小国町の郊外で、飯豊山の東側に位置する小高い丘だ。」
日記を見てみると、10-12月にかけてもっともシーイングが良かったのがまさにその日なのです。ぼくはその日、満を持して裏磐梯へと出かけたのですが、曇っていたので沼澤さんが描写しているこの丘へ移動してきたのです。
沼澤さんは、そこへ辿り着くと数台の車があり、望遠鏡や赤道儀を構えた人たちがいたので遠慮して丘を下り、麓で撮影したと書いています。
その丘にはぼくのほかにもう1台車があったのですが、確かに深夜1台の車が現れ、10分ぐらいしてそのままUターンしていったのでした。
あれ、望遠鏡をセッティングしないのかな、さてはカップルかな、でもこんな超山奥に・・・
なんてそのときは思っていたのですが、どうやらその車は沼澤さんだった可能性が高いです。
再度小国町の詳細な地図を広げてみると、やっぱり他に天体観測適所はありません。
実は1ヶ所以前目星を付けた牧場があったのですが、そこは牧場入り口で道路が封鎖されており、夜間は進入できないようになっていました。
それはいいとして、憧れの人とニアミスしていたなんて、なんだか少年のようにワクワクします。
やっぱりこの丘はプロにとっても特別な場所だったんだ・・・

おとといからステライメージのマニュアル本を引っ張り出し、画像処理をイチから勉強し始めました。う~ん、最初の段階でじっくり目を通しておくべきでした。
誤った操作をしていたところもあり、使いたい機能がてんこ盛り。
11月1日(他の土曜日は悪天候だったので、沼澤さんが訪れた土曜日はこの日以外に考えられません)に撮った写真を何枚かステライメージで注意深く再度現像してみたのがこれらの写真です。
実は2枚の星野写真はEOS50Dで撮ったものです。
その日は40Dと50Dの2台持っていったのですが、メイン使用は40D。50Dはほんのテストフライトでした。そのときはまだステライメージが対応していませんでしたから。
ところがつい先日、ステライメージが50Dに対応したとのアナウンスがあったため、今回初めて50Dの画像をステライメージで現像してみたのです。
一般撮影以上に、画総数の増加による画質の変化は天体写真の場合わかりやすいと思います。写っている微光星の数が違う。あまりにびっしり画面が埋め尽くされているので、スターシャープで星像を小さくしたほどです(微光星を20%くらい消しました)。
ISO800では、取りあえず心配していたノイズも問題ありません。取りあえずですけど。
とにかく抜群の暗さ、極めていい透明度だったため、こうして現像してみると最近撮った写真より全然迫力が違います。
一人、写真を眺めながら静かに感動しています(^_^;)
プレアデス星団もいい仕上がりになりました。プレアデスに関してはISO3200で写したんですけどね(こちらは40D、中央部をトリミング)。1枚もの、しかも2分の短い露出にしては上等な写りです(自画自賛)。

2008年12月 6日 (土)

ブルーモーメント

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3日続きの晴天も12月4日が最後。ふと飯豊連峰の雄姿を見たくなって、夕方加治川治水ダムへと車を走らせました。
ここのダムサイトからは北股岳(2025m)が正面に見えます。ぼくが高校3年の時、初めて登った飯豊連峰のピークがこの山でした。
今は廃線になった東赤谷の駅からえっちらおっちら、加治川の上流にある湯の平温泉まで5時間かけてアプローチしたのです。死ぬかと思うくらいばてましたね。
湯の平温泉の手前にダムがありそこまで車で入れるのですが、数年前からその道が通行止めになり、事実上北股岳に突き上げる登山道は廃道同然になりました。
ぼくはほとんど全ての飯豊の登山道を走破しましたが、このルートが一番好き。
最も風景が美しいと思います。
なぜ林道が通行禁止になってしまったのか。その理由について書くと暗惨たる気持ちになるのでここでは触れません。とにかく、今は加治川治水ダムまでしか車で行けないのです。
さて、この日は空気の透明度がイマイチだったため、日没間際それほど山肌はピンクに染まりませんでした。1枚目の写真がそのピーク。
その20分後に撮ったのが3枚目の写真。
夕焼けタイムを過ぎると、数分から十数分間、あたり一面が青い光に包まれることがあります。時間の経過の共にその色は濃くなります。
この現象をブルーモーメントというのですが、快晴でかつ空気がよほど澄んだときでないと見られません。
もともと薄明の時間が長い北欧で生まれた言葉で、白夜の時期は数時間に渡りブルーモーメントが見られるそうです。
今日は空気がもやっていたので、見られたのは”なんちゃってブルーモーメント”。
直前の、上空高いところの雲にはその兆しがあったんですけどね(2枚目参照)。
北股岳の右側の鞍部には洗濯平と呼ばれる湿原地帯が広がっており、高山植物の宝庫となっています。雪渓からはこの世のものとは思えぬほど清澄な水が流れ、まさに天国のイメージそのもの。
飯豊へ登山の際は、ぜひ洗濯平と北股岳をプランに組み込んでみて下さい。

2008年12月 5日 (金)

初めての天体アラカルト

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昨日は昼間は雨が降ったものの、夜になると急に晴れ上がってきました。
連日の半徹夜で疲れた身体にむち打って、胎内平へ夜の10時に出撃。
雲は出ていないのだけど空全体にもやがかかったようになっており、透明度が良くありません。昨日は肉眼ではっきりわかった蟹座のプレセペも双眼鏡を使わないと見えない始末。
でも、晴れているからまあいいかっ。
この日は200mmの望遠レンズ1本で初めて撮る天体にチャレンジ。
昨日新潟の本屋であとで紹介する沼澤茂美さんの新作「星座の事典」を買ったのですが、この本お勧めです。
それまではやはり沼澤さんの「星座ガイドブック」を主に使っていました。
他にこの手のガイドブックは様々ありますが、天体写真初心者が双眼鏡や低倍率の望遠鏡で見つけやすいように配慮された本はほとんどないのが現状です。
星座の事典はこの本をより詳しくしたもので、写真の掲載数も増えとても使いやすい。まさにぼくにとっては聖書のごとき存在です。
この本を片手に7X50の双眼鏡で目指す星雲や散開星団、球状星団の場所を確認し、そこにレンズを向けます。
今日は大気の状態が良くないので探すのに非常に手間取りましたが、それでもかなり満足のいく結果が得られました。
最初の写真はふたご座にあるM35。すぐ右隣にNGC2158も小さく金色の光を放って写っています。これは拡散系フィルターを使っています。
フィルルターを使わないバージョンも撮ったのですが、それに比べて色が強調されるのでとても配置がよくわかります。でも、もっと大きく写したいところです。それにはカメラ用の望遠レンズでは難しいけれど。
次の写真はこの日の目玉、バラ星雲。
とても淡いのでほとんど勘でレンズを向けたのですが、現像してみると見事に赤い雲が浮かび上がってきました。通常HII波長の光は普通のカメラでは20%しか写らないのでどこまで色が出るか不安だったのですが、思ったより発色してくれました。
でも、まだまだ露出不足ですね。フィルター換装改造をすると、この倍くらい色が濃く出ます。
3枚目はとも座にあるM46とM47。
双眼鏡で見るともやっとしているのがわかります。もやっとしている部分にレンズを向けてみると必ず星が凝集して写るのでとても面白い。
天体写真ビギナーのぼくは、今はまだ取りあえずメジャーな天体の場所を確認し、それをカメラに収めることが目標。
写真に写ること自体が驚異であり、それだけで充分満足です。
なので、今回も全て1枚もの。ダーク減算さえしていません。
いろいろ試した結果、ステライメージに全自動で画像処理を任せた方が、ダーク減算を米ヤー配列の段階で行い、それから順を追ってマニュアルで絵を作り上げていくより手軽にいい絵を生み出せることに気づきました。
コンポジットしても2-4枚程度ではそれほど絵に差は出ません。ならば明るい望遠レンズの速射性を活かしてテンポ良くひとつでも多くの天体をカメラに収める方が今のぼくにとっては大切。
まだ試していませんが、フォトショップにはフォトショップ使いの達人たちが用意したいろいろな種類のアクションツールが用意されています。それでもって、ノイズはダーク減算でなく(ダーク画像を撮るのも手間暇かかります)ノイズニンジャやNeat Imageなどのノイズ用ソフト(フォトショップのプラグインとして利用可)を併用する方が、一般的にはより少ない手間暇でそこそこの絵を得ることができると思っています。
事実、今回ノイズ処理はNeat Imageで行いました。露出時間が2分程度と短いため、元画像にそれほどノイズがなかったので、使わなくてもよかったのですが。
最後の写真はおきまりのオリオン大星雲。
この写真だけ300mmのレンズを使いました。毎回300mmのレンズには苦労させられていますが、今回も例外にはあらず。ノータッチガイドは2分が限度。
おそらく三脚と雲台をさらに頑丈なものに変えたら4分までは理論上いけるはずなのですが。
オリオンの方向は空が比較的澄んでおり、追尾も上手くいったためいつもより少しだけシャープに写りました。今年撮った中では一番のできばえ。なんといってもコンポジットしていない1枚ものです。大満足です。
今日の胎内、深夜12時頃もう一人の天体写真マニアの方が来ました。
この人は明け方まで撮影するのでしょうね。なにやら複雑なセッティングをしています。オートガイドさせるのでしょうね。そこまでやると器材の合計額が100万円近く必要になるので、まだぼくは指をくわえて眺めるより仕方ありません。ちょっと羨ましいかな。
帰り、4km離れた胎内スキー場風倉ゲレンデ入り口の駐車場へ立ち寄り、胎内平とどちらの空が暗いか確認してみました。
距離が近いので差はわずかなのですが、それでも風倉の方が暗かったです。
こちらから胎内平を眺めると、ぼんやり台地が光で浮き上がっているように見えます。
近くに胎内グランドもホテルもあるし、川に架かる橋にはとても明るい水銀灯がたくさんあります。それらが影響しているようです。
風倉ゲレンデがあるため、冬でも駐車場へ至る道は除雪されます。従ってここの入り口にある大広場は冬でも撮影できるのです。

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著者:沼澤 茂美/脇屋 奈々代
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2008年12月 4日 (木)

星降る夜のソフトクリーム

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さて、おととい(2日)撮った写真を紹介します。
この日は曇っていて、プレアデス星団を撮ったのみ。さて、帰ろうかなと思って最後の名残に双眼鏡であたりを見渡すと・・・あれ、飯豊連峰が見えているじゃん。
低空の一部の方角は晴れているようだったので、何枚か撮ってみました。
上の写真は300mm、下の写真は200mmの望遠レンズでの作品です。
三日月がまだ出ており、山肌に映っている影は月明かりと新発田市の町明かりによるもの。肉眼ではほとんど白い山肌が見えないほどの暗さだったのですが、さすが2分も露出をかけるとよく写ってくれます。
この山は杁差岳(1636m)。しっかり山小屋も写っています。結構感動ものです。
まるで巨大なソフトクリームみたい。美味しそう。
この山小屋で一晩過ごしたら、ものすごい星空を拝むことができるんだろうな。
今回初めて天体写真専用のRAW現像ソフト、ステライメージver6でこのような普通の風景写真を現像してみました。
結果は・・・本当に驚きました。純正のDPPで現像したものに比べてノイズが極端に少ないのです。さすが、ノイズと戦う天体写真用に専門特化されているだけのことはあります。
ホワイトバランスは、その光源のオリジナルの雰囲気をやや残すDPPに対し、完璧に補正するタイプのようです。明るさも実はもっと明るく現像されました。
ステライメージ、使えますね。星に限らず夜景の写真なんかにもいい結果を出してくれそうです。

2008年12月 3日 (水)

珠玉の星たち

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やっとRAW現像を終えたので、12月1日に撮った写真から幾つかアップします。
まずは星野写真から。時刻はこの頃23時。天頂付近はかなりの暗さでいい感じ。
昼間飯豊連峰がくっきりと見えたので、大気の状態はいいはず。
確かにコンポジットしていないにもかかわらず、クリアな写真が撮れました。
冬のシンボル、オリオン座とシリウス。縦に天の川が走っています。最高です。

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何枚か星野写真を撮り終えるとレンズを200mmの望遠レンズに切り替え、いよいよ初物となる対象にトライ。
シンチレーションがいいので、双眼鏡で見るとはっきり光のシミのような、雲のような塊があちこちに見えます。そこにレンズを向けると星団や星雲が写るのです。
レンズは人間の瞳の何十倍も集光力があるので、肉眼で見えない世界が現出します。
それがたまらなく興味深くてやめられないのです。
上の写真はM41。シリウスのすぐ下にあるので簡単に見つけることができました。
キャノンのEF200mm F2.8L USMは若干赤ハロが目立ちますが、逆にそれが宝石のような色合いを演出し、それはそれでいい感じ。

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深夜を回ると、星座のガイドブックでは春の星座として紹介されている蟹座や獅子座が見えてきます。
この辺にはたくさんの散開星団や銀河があり、興味をそそられます。
その中で最も容易にわかるのが、蟹座のプレセペ星団(M44)でしょう(上の写真)。
肉眼でもぼんやり輝くのが確認でき、双眼鏡を向けるとたくさんの星が宝石のように青白く輝いているのがわかります。ため息が自然に出てしまいます。

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さて、今年の秋からポータブル赤道儀を買っていろいろ撮り始め、ずっと撮りたくても撮れなかった天体があります。M33がそれ。
アンドロメダの近くにあるのですが非常に淡く、よほど空が暗いときでないと双眼鏡でも探すのに一苦労です。ほんと、毎回毎回探し出すのにどれだけ苦労したことか。
10~11月は天頂付近にあることが多く、レンズを向けにくかったためずっと撮れないでいました。
ところが今の時期になると、深夜になれば西の空の手頃な高さの位置に降りてくるので撮りやすくなります。
でも新潟県内は一般に西側の空が明るく、光害の影響を受けてしまいます。
この写真もそう。もっと露出をかけたいのだけど、光害用のフィルターを使わないと淡い銀河の腕が光に埋もれてしまうのです。
M33はやはり天体望遠鏡向きの銀河ですね。でも、曲がりなりにも渦を巻く様子がかすかに捉えられてとても嬉しいです!
その点、アンドロメダ(M31)はカメラの望遠レンズでも良く写ってくれます。
これもコンポジットなし、ダーク減算なしの1枚ものなんですが、秋以降撮った中ではもっともきれいに写りました(ややトリミングしています)。嬉しいな。

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最後にオリオンを撮って終了。オリオンが輝く方角は常に全天で一番暗かったので、こちらも今季もっともきれいに写ってくれました。
あれもこれもとこの日は欲張りすぎて、一つの星につき2枚ずつぐらいしか撮っていません。ダーク画像も2枚撮っただけ。
この写真もダーク減算なしの1枚ものなんですが、ここまで写れば大満足。
天体写真用のフィルター換装をしていないノーマル機なのですが(EOS40D)、馬頭星雲とその上のN2024が予想以上に発色してくれたのでこちらも大感動。
今度はノーマル機でバラ星雲がどこまで写るか試してみたいですね。
以上、胎内市高坪山付近から撮った写真たちでした。

2008年12月 2日 (火)

200mmで撮ったプレアデス

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なんと、午後から曇るという天気予報に反して今日も快晴です。これは行くしかないでしょう。
ということで近くの胎内スキー場周辺のポイントへ。
ここも今日が初めてとなる場所。でも、新発田市の町明かりがもろに目に飛び込んできます。東から南にかけては暗いはずなんだけど、昨日より月が大きくなってきているので、思いの外全体的に明るい。でも、今夜はあまり遅くまで滞在できません。
現地へ着くとすぐ曇ってきたのでいくらも撮れませんでした(帰る頃になって再び晴れてきたのですが)。なので、200mmF2.8の望遠レンズでプレアデスを撮ったのみ。
昨日アップした写真はキャノンのEF300mm F4Lで撮ったものです。どちらの写真もトリミングはしていません。200mmではちょっと迫力不足ですね。かといって、300mmのも、もう一回り大きく写ってくれるといいのですが。
となると、400mmか。噂の真偽はわからないけど、キャノンはDOレンズでない400mmのF4の単焦点レンズを開発中とか。これが発売されれば最高なのですが。
昨夜より空は明るかったけど、写りは昨日のよりいいです。
絞り開放からシャープですし、F2.8が使えればシャッタースピードはISO800の場合で2-3分で済みます。俄然歩留まりも向上します。
しかしながら一つ課題が見えてきました。
天体写真はノイズを減らすためにコンポジットという技法を用います。
同じアングルで撮った写真を複数枚合成するのです。理論的には8枚でノイズが半減します。
しかしながら、ここに大きな壁が立ちはだかります。どのコマもきっちり同じでなければいけません。でないと星の像が肥大してしまいます。
実は昨日の写真も今日の写真も微妙にズレがあったため、コンポジットは行っていません。1枚ものなんです。
それでも200mmで撮った方は何とかなるレベルだったのですが、300mmで撮った写真は思った以上にズレ幅が大きかったです。この辺、しっかりした赤道儀で撮った写真に比べ、ポー赤の弱みというか、セッティングの精度の高さが要求されてきます。
多分、三脚が強度不足なのでしょう。でも、重さが4-5kgもある三脚を使いたくはありません。それじゃ、ポー赤を使う意味が半減してしまう。悩ましいところです。
今日は天体ではないんだけど、もうひとつ面白い被写体を撮りました。
こっちの方が断然感動ものでした。これも近日中に紹介します。

2008年12月 1日 (月)

よし、出勤だ!

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嬉しいです、快晴です。天体写真日和です。
そろそろ初滑りにも行きたいけど、この好天を逃したら罰が当たります。そろそろ月も新月から三日月になってきたので、今日が今年最後のチャンスになるかもしれません。
今日は自分で1ヶ月前に見つけた高坪山の東斜面へ行ってきました。
車で30分~35分くらいでしょうか。胎内平と同じような暗さなので別に胎内でもいいのだけど、このポイントは東から南にかけて視界が広いのです。
前回は下見だけだったので、実際に写真を撮るのは初めてでした。
でも、所詮は新発田から20数キロ、そこそこ明るいです。
こういう時のために、EOS40D用にと光害防止フィルターを協栄産業さんに先月注文したんだけど(IDASのLPS-P2-FF)、入荷がメーカーの都合で遅れて12月下旬になるとのこと。
なんだかんだいって、日本はどこへ行っても大なり小なり光害があるので、このフィルターを常用している人は多いです。特に淡い星雲を取る場合には効果が絶大で、コントラストが上がり、背景が黒く引き締まります。
今日は2時頃まで約4時間、北東の空を主として狙いました。
9時を過ぎればオリオンが上がってきますが、オリオンの左側から下の方にかけては格好の被写体がたくさんあります。
星座アトラスと双眼鏡で見くらべっこしながらの撮影なので、なかなか遅々として進みません。なにせこちとら初心者です。どこになにがあるか、星の地図帳がないとなにもできないのです。そして、この過程が非常に楽しいんです。
自動導入付きの本格的な赤道儀を買えば楽ですが、最初からそれを使うと、カーナビばかりに頼っていると道が覚えられないのと同じでいつまでたっても星の正確な位置が覚えられないだろうと踏んでのことです。もうしばらくは、ポー赤と格闘してみます。
さて、最近画像処理に行き詰まりを感じています。
天体写真専用の画像処理ソフトは非常に高機能かつ理系?の使い勝手で、今までごく基本的な操作だけ覚えてやってきたんだけど、もうちょっと高度な使い方を学ばないと鑑賞するに足る絵はなかなか作れないことがわかってきました。
実際そうでなくても天体写真の画像処理は手間暇がかかり、即日紹介することができにくくなってきました。
なので、今日は1枚だけ。後日改めてこの日撮った写真をアップします。
この日は広角レンズによる星野写真を別とすれば、200mmの望遠レンズを主に使いました。
やはり、ポー赤には200mmまでのレンズが一番マッチします。300mmになると難易度が倍増どころか3倍くらいになる感じ。
それでも帰り際、せっかくなので300mmのレンズも少し試してみました。
200mmなら3分間問題なく追尾するけど、300mmだと2分が限度です。
極軸合わせをし直せばもっといい結果が得られたかもしれないけど、面倒なのでそのまま試しちゃいました。この写真のように、明るい星団であるプレアデスはなんとか写ってくれましたが。 
でも、写りには不満あり。200mmのF2.8の望遠レンズの方が写りはいいかもしれない。
天体望遠鏡で撮ったものに比べ、星が大きめに写ってしまいますね。
300mm以上の焦点距離は天体望遠鏡と本格的な赤道儀のセットに任せて、ポー赤は200mm専用にしちゃおうかなと考えています。

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