無料ブログはココログ

2017年7月27日 (木)

新しい展望地からの天の川

二王子岳へ登る場合、新発田から県道202号線でアプローチします。上羽津を過ぎると間もなく登山道はこちらと示す案内板が出てくるので、そこを左折します。
二王子そば”やなぎ”さんへ行く場合と同じルートです。
緩やかな坂を登り切ると、右手に広場が見えてきます。
今回の撮影地はそこ。

Img_0839p

Img_0841p

EOS6D + SAMYANG XP14mm F2.4
(いずれも追尾撮影1分1枚)

その広場は今年になって拡張され、南への視界を遮っていたブッシュが全て伐採されました。
グーグルアースにもその最新映像は反映されておらず、ホタルシーズンが終わったら一度来てみたいと考えていた場所なのです。
横アングルと縦アングルの写真を両方とも載せますが、ご覧のように南は視界を遮るものがありません(ちなみに、正面右手の山塊は五頭連峰)。
これならオメガ星団も楽勝なのでは?
今はかなり五頭山側に天の川が立ち上がってくるので、ベストの時期は春から初夏にかけてでしょうか。
週間予報が悪い方に変わってきたので、今回の新月期はこれがラストチャンスかもと思い、現地滞在わずか30分ですが出撃してきました。
自宅から片道20分で来ることができるので、秘密基地を発見したような気分。
心の中でにやけながら、この文章をしたためています。

2017年7月26日 (水)

グリーンフラッシュを見よう!

26日、笹口浜(胎内市)で日没を観察。
直前まではいい感じだったのですが、半分くらいまで没したあたりからかなり厚い雲の中へ突入しました。
帰宅後、ピクセル等倍で撮影画像をチェックすると、下の2枚目の画像以降は丸い輪郭を保持しておらず、最後の数枚は雲と太陽との境目がわからなくなったほどです。

Img_6717

Img_6718

EOS80D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM (600mm)

1年ぶりの太陽撮影ゆえ、あたふたの連続。
露出も思い切りオーバーしていますが、RAWで撮ったので多少は救われました。
過去見てきたグリーンフラッシュの中で、最も早い段階から縁が緑に彩られました。
画像処理は、フォトショでコントラストと明るさ、彩度を微調整しているのみで、色相などはいじっておりません。(トリミングあり)
厳密にはこれはグリーンフラッシュとは言えませんが、取りあえず幸せになれるかもしれない片鱗だけでも拝むことができたので満足です。
このまま雲が現れなければ、かなり強めのグリーンフラッシュが見られたかも。
来月に期待です。

2017年7月21日 (金)

新発田で最も遅くまでホタルがいる場所

中々山集落裏手の田んぼは意外と奥が深く、上の方は標高170m以上あります。
従って7月に入らないとホタルが見られないことが多く、例年県北のポイントがピークを迎えた頃かその後にホタルを見に来ることが多いです。
だから、本当のピークの時期に来たことはないと思います。
それでもホタルを見なかったことはないので、ポテンシャルは非常に大きい場所といえるでしょう。
今年は20日で取りあえずホタルウォッチング活動は終了。
撮影のラストはこの場所で飾りました。
もっとも、この場所は天体写真にももってこいの場所で、天の川の撮影には特に適しています。
日中よく晴れていたので、ホタルがいなくても星景写真が撮れればいいや、というスタンスです。

Img_0697_0716p

とっくにピークが過ぎているものと思われますが、それでも広範囲にゲンジやヘイケが舞っており、期待以上の光景を見ることができました。
一方、悲しいことに、下越で初めて(昆虫採集目的と思われる)ライトトラップに遭遇しました。

Img_0717

ちょうどぼくのホタル撮影開始時刻である20時10分頃からいきなりライトアップが始まり、ぼくは21時25分に現場をあとにしたのですが、その頃でもまだライトアップは続いていました。
場所は内ノ倉ダムの方で行われていたようです。
こんなことをしたら、自分たちの首を絞めるだけなのに。
それこそ昆虫は一網打尽になります。
もしその森にヒメボタルがいたら、もちろん絶滅に近い状態になるでしょう。
魚釣りも昆虫採集もその過程が楽しいのに、短絡的な結果だけを求める人々が増えていますね。
彼らに対して、怒りより哀れみを感じます。

Img_0720_0831p1

EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM

1枚目の写真の場所は、ライトの影響を受けるか受けないかギリギリだったので、途中から右手の方へ30mほど場所移動。
そこで薄明終了を待ちました。
地上部の総露出時間約60分、地上部は追尾撮影で30秒1枚。
シグマの24mmのレンズテストも兼ねての撮影でした。
このレンズは割と最近買ったので、まだ星を撮ったことはなかったのです。
追尾撮影は条件を変えてもう6~7枚撮ったのですが、結論から言うと、周辺部の星像は期待以上でした。
F2.8でバッチリ点像になります。色収差も少なく、周辺光量落ちもタムロン35mm F1.8 VCよりさらに少ない。
EOS80Dにシグマの18-35mm F1.8 DCを装着した時の周辺部の星像をベンチマークとしているのですが、それを上回ります。
ほぼ完璧です。
星の作例が少なかったので購入は冒険でしたが、このレンズは大当たりでした。
それがわかったことがこの日の収穫でした。

2017年7月20日 (木)

楽園から見る天の川

昨日の記事の続きですが、増谷沢源頭の林道を視察したあと、7月12日の場所へ立ち寄りました。
既に21時は回っているのだけど、いるもんですねえ。
感心です。
天の川も結構見えているし、固定撮影ではありますが、ホタルを入れた星景写真を撮ってみました。

Img_6809_32kansei_2

EOS80D改 + TOKINAR AT-X 14-20mm F2 PRO DX (14mm)

地上部10枚、星空部1枚です。
左側は以後の田んぼと林の境目に、際だってヘイケが群れているところがあり、そこも撮ろうとしました。
が、21時20分を過ぎると急にホタルの活動はやみ、こちらの写真はボツ。
その場所は近づいてみてわかったのですが、なるほど、こういうわけだからヘイケが群れていたのか的な条件を備えており、勉強になりました。

2017年7月19日 (水)

増谷沢源頭部のホタル

新発田から比較的容易にアプローチできるところで最も標高のある林道は、上綱木から新谷を結ぶ、馬ノ髪山南西部を走る林道です。
途中、夢ハウスの別荘もあり、奥の方に進むと旧三川鉱山のズリのすぐ近くを通過するなど、大自然の魅力を満喫できるとてもワイルドな道路となっています。
もうヒメボタルのピークは過ぎているとはいえ、標高が300m近くあるここならまだ2~3匹は見かけるかもしれません。
ヒメボタルを念頭に下見したことはないのだけれど、星景写真がらみで何度か来たことがあり、もしやと思って19日行ってみました。

Img_0636p

夢ハウスの別荘への分岐をすぎ、200mほど進むといい感じの森になってきました。
グーグルアース上でもやはりこの辺に目を付けたのですが、全体的にしっかり人の手が入っているため木は若いのですが、たまに写真のような古木が点在しています。
下草は低く、見通しは非常に良く、踏み跡のないところでも歩けます。
林床は県北のヒメボタル生息地のそれと同じような状態となっており、条件的には申し分ありません。

Img_0647_0690p1

37 47 42.6, 139 26 18.5 (標高290m)

ここは、馬ノ髪山登山口から南へ60mくらい進んだところ。
道路から林の中へカメラを向けています。
右手から瀬音が聞こえてくるのですが、増谷沢の源頭部なのでした。
増谷沢と言えば、2~3年前ホタルを撮りに行ったことがあり、下綱木から1km上流まで、くまなく探索したことがあります。
すっかりコンクリートで覆われているためホタルの数は並でしたが、渓流釣り名人の知人いわく、戦前は第一級の岩魚釣り場だったそうで、そんな渓相の良さの片鱗はしっかり脳裏に刻み込まれていたのです。
でも、悲しいことに国土地理院の1.2.5万地形図を見ると、源流部に5つも堰堤があるんですね。となると、やはり岩魚は源流まで遡行しても期待できないかもしれません。
ヒメボタルを目撃することはかないませんでしたが、予想以上にゲンジがたくさん(といっても7~8匹ですが)いました。
ある意味、こんな山奥の杉林でゲンジに出会うとは予想だにしなかったので、とても幽玄な眺めでした。
ここからさらに南へ200mほど進んだところで左から林道が出会います。
この林道は全長500mくらい。
写真を撮っている間、100mほど歩いてみたのですが、なかなかいい感じでした。
グーグルアースで改めて見ると、もう100m歩くと興味深い地形が出てきていたのですね。
また、馬ノ髪山登山口もほんのさわりだけ歩いてみたのですが、ここも次回はもうあと5分は歩いてみようと思います。
全ては昼間下見してみないとわかりませんが、来年は要チェックということで。

補足:帰りに4箇所ほど車を停めて周辺の林を見渡しましたが、沢からかなり離れているところでも驚くべきことにゲンジを見ました。自然はそれなりに豊かだなと感じました。
また、この林道はここ数年草が刈られていないのか、通行する車もほとんどないのか、軽でもところどころ張り出した枝に車体を擦ります。
舗装はされていますが道幅はあまりないので、小型車限定です。

2017年7月18日 (火)

高原のヘイケボタル

標高約370m、T高原の近くにちょっとした湿原があります。
地元の人がビオトープを作っているという話を聞いたことがあります。
17日の訪問です。

Img_0541_stitch

昨年初めて夜間に来て、ホタル観賞をしたのですが、今年は昨年に比べると左半分が乾いているような・・・

Img_0546_0579p

昨年もここに沢山ヘイケボタルがいました。
というか、ここにしかいない。
もっと早い時期に来れば、ゲンジもたくさん舞っているのかも。

Img_0584_0611p

湿原の中は木道もあるし、歩きやすいです。
ただ、もう少し湿り気が欲しいところ。

Img_0614p

この日のもう一つの目的は、ヒメボタルの新たな生息地の調査です。
近くのこんな林道を歩いてみました(標高は同じ370m台)。

Img_0616

すると、いました、ヒメボタル。
林道の両側の林、それぞれに2匹前後でしょうか。
そろそろ終焉を迎えていると思われるので、あと1週間早かったらどのくらいいるのか、興味があります。
それにしても、この山塊は自然の宝庫です。
来年も楽しみです。

2017年7月16日 (日)

森の舞踏会

なにやらロマンチックなタイトルが続きます(^^;)
15日、一番星さんと友人の宙ガールYちゃんを案内して7月9日の記事の場所へ。
ヒメボタルのピークは数日前に来ていただろうと予測していましたが、案外飛んでくれました。
昨年のピーク時ほどではなかったけれど、それの2割減くらいだったでしょうか。
初めてヒメボタルを見る二人は感激してくれたようなので、案内人としては嬉しかったです。

Img_6585_6662p1

EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (18mm)

総露出時間約37分。
森の奥へ一番星さんを案内したあと、自分のカメラを設置していったん車の所へ戻りました。
Yちゃんを連れて戻ってくるまでの間、放置プレイ。
基本的に放置プレイはやらない主義なのですが、この日は例外です。
この林で、これだけヒメボタルが現れたのは初めてかもしれません。
右手の林道奥でも乱舞が続いていたし、一番星さんも満足されたようです。

Img_6665_96

総露出時間約14分。
この日、もうひとつ嬉しかったことがあります。
田んぼのヘイケが沢山見られたことです。
ここ2~3年あまり見られなかったので、どうしたものかと気にかけていたのですが。
それでも、4~5年前の乱舞には及びませんでしたが。
背後の一枚田では、今年も残念ながらヘイケの乱舞は見られませんでした。
前回(8日)に来た時はそこそこいたので、1週間後には昔みたいに乱舞が見られるかもと期待したのですが・・・
なぜなのでしょうか?

Img_6697p

この日はそこそこ晴れてくれたもののモヤがかなりあり、終始眠い空でした。
そんななかで、くだんの一枚田の手前で一発撮り(13秒の固定撮影)。
ノーマルの80Dで、ISOを4000まで上げたのでかなりノイジーですが。
ヒメボタルの撮影は、今年はこれで終了。
来年もこの地でホタルが生きながらえ、華麗なる舞踏会が繰り広げられますように。

2017年7月15日 (土)

華麗なる夜会再び・・・

14日、精霊のいる森を再訪。
果たして、ピークは続いていました。
ヒメボタルは2割ほど減っていたけど、ヘイケは逆に2~3割ほど増えており、華麗なる夜会が森の内外で繰り広げられました。

Img_0428_0473p

EOS6D + TAMRON SP 35mm F1.8 VC (プロソフトンA使用)

総露出時間約22分。
谷を斜め後方から見渡すような場所から撮ってみました。
ここはよりヒメボタルたちの通り道に近いため、1m以内に近づいてくることもしばしば。
この谷間までは道もところどころ薮が深く、暗くなってからは歩行にとても神経を使うため、放置プレイで現場を離れることができません。
山に入ったら、撮影を終えるまで三脚の傍らに腰を下ろし、じっとヒメボタルたちの夜会を眺め続けます。
技術的なことを言うと、今回は35mmの単焦点レンズを使ったのですが、プロソフトンAを併用する場合、ちょっと効果が強く出すぎるようです。
下地の地形は明るさが残っているうちにノーフィルターで撮っているのでなんとかなりましたが、拡散系フィルターをホタル写真で使う場合は、35mm換算で20mm台の焦点距離までにした方がいいと思いました。

Img_0476_0487

総露出時間約13分。
じっと観察していると、左側にやや開けた地形があるのですが、そこから谷の中央へ向かって飛んでくる個体が多いことに気づきました。
いわばそこは表参道です。
昨年までは右手奥の沢の入り口が表参道だと思っていたけど、あそこは裏参道ですね。
こちらが正門?でした。
三脚は動かさずにカメラをそのまま45度回転させ、表参道?方面にカメラを向けました。
他の写真はISO6400、30秒の組み合わせで撮っているものが多いのですが、このショットは同じISOで1枚90秒で撮りました。
すると、ノイズがどうしようもないほど乗ってきます。6月と7月とでは気温が違うので、6月の感覚で写したらダメですね。1回の露出を30秒以内に抑えるのが鉄則。
それにしても、下を流れる沢はどこから水が来ているのか。
地下水が湧出している部分もあるかもしれません。
精霊の樹よりさらに大きな古木もあるし、部分的にではありますが、太古の森そのままの風景がここにあります。

Img_0492_0507p

森から出てくると、ヘイケがこないだより増えていたので、ちょっと撮ってみました。
試しに、プロソフトンAでなく、マルミのシルキーソフトというフィルターを使ってみたのですが、プロソフトンAより拡散効果が強いようです。
レンズはやはり35mm。
試しにノーフィルターでも撮ってみました。

Img_0508_0524p

こちらの方がしっくり来ますね。
小屋の上に覆い被さってる枝にヘイケが群れています。
たまにヒメボタルもここまで出てきます。
ゲンジもまだ少しはいるので、3種類のホタルがここには写っていることになります。

Img_0526_0536p

終始一定量の雲が流れていましたが、白鳥座を入れて撮ってみました。
レンズは24mmに変更しています。
地上部10枚、星空部1枚(15秒の固定撮影)です。
ぼくにとって、初のヒメボタル星景です。

帰りに心当たりの場所に4箇所ほど立ち寄ってみましたが、ヒメボタルの新たな生息地を見つけることはできませんでした。
三面川水系の某所のように、探せば近くで容易に何ヶ所も生息地を見つけることができる場所もありますが、この森の周辺はもう3年間も探し続けているのですが、未だに見つけることができないでいます。
ゆえに、ピンポイントでこの森に多数のヒメボタルがいることが不思議でなりません。

2017年7月14日 (金)

宴の終えた森

7月13日、10日に初めて訪れた三面川水系の新たなポイントへ行ってきました。
標高が100mなので、新発田市近郊の同じような標高のポイントでしたら、既にピークは終わっています。
10日に訪れた時は必ずしも乱舞というわけではなかったのですが(例外の場所もあったけど)、インターバルを2日はさんでいるので、これでこのポイントのホタルが新月に向かって上昇気流にあるのか下降気流にあるのかがわかるはずです。
グーグルアースで改めて見たら、ヒメボタルが林の際に群れていた横長の森の中央に、背後から回り込んで到達している農道があることがわかりました。
今回の撮影場所は全てそこ。
結論から言うと、ゲンジとヒメボタルのピークは過ぎてしまったようで、どちらのホタルも1/4程度に減っていました。
一方増えたのはヘイケでした。ただしどの田んぼにもいるというわけではなく、ごく一部の田んぼにしかいないのですが。

Img_6510_19

総露出時間約4分。
グーグルアースで見たのよりも下草が深かったし、森の中程にある草原もほとんど荒れ地と化していました。
上の写真には1匹しかヒメボタルが写っていませんが、荒れ地をはさんでもう片方の森にはもっといました。

Img_0324_0364p

総露出時間約20分。
昨日の記事の場所は、19時45分頃から早々とヒメボタルが活動を始めましたが、ほとんど終盤戦に突入したと思われるこちたの森では、最初に光を見たのが20時丁度ぐらい。
農道からここまで徒歩で20mほどなので、ヒメボタルがたま~にしか見えないため放置プレイに変更。
途中からもう1台のカメラで田んぼのホタルを撮りました。
しかし、カメラマンがいない間にそこそこ現れたようで、結構写っています。
終盤に向かうと、活動の時間帯がうしろにずれるのかもしれません。

Img_6522_76

総露出時間約17分。
森から戻って田んぼを見渡してみると、この区画にだけヘイケが密集しているのが目に入りました。
背後にも同じように地形があるのですが、ここだけです。不思議です。
林との境をヒメボタルもたまに舞っています。
左手の森の入り口を横断していくヒメボタルもいました。

Img_0375_0393p

総露出時間約9分。
これだとアングルが悪いので、森から撤収してきたカメラで異なるアングルから撮ったのが上の写真。

帰りにこないだ立ち寄った竹藪ですとか、行く時に新たに目を付けた林だとか3箇所に立ち寄ったのですが、見かけたヒメボタルは1匹のみ。
全く気配が感じられませんでした。
それはゲンジも同じで、この一帯でのホタルが完全に終盤に向かっていることを、森の沈黙が告げていました。

2017年7月13日 (木)

精霊のいる森

グリム童話に出てくるようなイメージの森を歩き回るのが、子供の頃からの夢でした。
ドイツの黒い森なんか、そのイメージにピッタリの森ですが、新潟県下越地方にはなかなかピンと来る森が思い浮かばず・・・
山歩きも好きなので低山ハイクを随分やりましたが、どこか満たされない思いが残ります。
小道を歩き回るのはつまらないのです。
道なき道を当てずっぽうに歩くのが面白い。
数年前、ヒメボタルに魅せられて以降、必然的に踏み跡がわずかに残っているだけの森を歩く機会が増えました。
前置きが長くなりましたが、12日の夜をぼくは一生忘れることはないでしょう。
県北の棚田に隣接するこの森には、道が全くありません。
5柔らかな林床を踏みしめ、50mほど緩やかな斜面を登っていくと、沢のせせらぎが近づいてきます。
と、眼下に高低差6~7mほどの谷が現れ、そこで行き止まりとなります。
この森には、県内では貴重なヒメボタルが生息するのですが、この谷間全体をヒメボタルが行き交います。
眼下を流れる沢へ苦労して入ったこともありますが、視界がよくありません。
ここへ辿り着くまでの杉林でもヒメボタルの舞は見られますが、数的にはそれほど多くありません。
ちょうどタイミングが良かったのでしょう、谷間を見下ろすこの場所で、これまでで最高の乱舞を見ることができました。

Img_0191_0250pp

EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG (プロソフトンA使用)
総露出時間約30分。

右の大木が精霊の樹。もちろんぼくが勝手に名付けたものです。
そのやや下を沢が流れており、画面真ん中から向こう側は対岸となっています。
写真では平べったく見えますが、対岸の斜度は30~35度はあると思います。
足元から沢までも、やはりそのくらいの斜度があります。
V字谷のような地形です。
この場所、20時になるともう真っ暗になります。
19時台に早めに現地へ入り、下地用の写真を撮ります。
もちろん決め打ちです。
この日みたいにホタルの活性度が高ければまんべんなく飛んでくれるので、それほどアングルは気にする必要ないのですが、精霊の樹はどうしても入れたいと思いました。
PC画面上でピクセル等倍で見ると、対岸の急斜面を何十匹ものヒメボタルが写っているので驚きました。
これはすごい。
この森全体だったら、おそらく80~100匹はいたのではないでしょうか。
対岸のホタルは豆粒にしか写らないので、WEBサイズに縮小した段階でシャープネスをかけ、軌跡を目立たせています(具体的にはNik CollectionのSharpner Pro3の、RAW Presharpnerを少しかけています)。
ここへ辿り着くまで、本当にあちこちでヒメボタルが飛んでいるので、ひょっとすると歩行中にヒメボタルの雌を踏んづけている可能性だってあります(雌は飛べない)。
なので、ワンシーズン森へ入るのは2回までと自主ルールを作っています。

Img_0259_0307pp

EOS6D + SIGMA 24mm F1.4 DG (ノーフィルター)
総露出時間約20分。

森から出てきてみると、森の外でも多数のヒメボタルが飛び回っていることに気づきました。
従来の例ですと、森から出てオープンスペースを飛び回るヒメボタルはせいぜい2~3匹しか見ないのですが、これは異常です。
背後は水田となっているのですが、あまり遠くまでは飛ばないものの田んぼの上をヘイケと一緒になって舞っているヒメボタルを見ると、どっちがどっちだかわからなくなります。
標高が400m近くあるため、例年県北の他のポイントがピークを終えてから訪れることが多いのですが、今年はちょっと早めに来てみました。
田んぼのヘイケはまだ例年より数が少なかったので、来週以降も見られるでしょう。
しかしながら、ヒメボタルは今週一杯が山場でしょうか。

2017年7月12日 (水)

楽園・綱木川上流

10年前からたま~に行っている、阿賀町綱木川の上流へ。
標高が200mあるため、7月の新月期にピークが来るものと思われます。
昨年は7月3日に来たのですが、ホタルはほとんど終盤戦に突入しており、ヘイケが主体でした。
今回はおそらくベストの時期に来ることができたと思います(12~13日の方がもっといいのだろうけど)。

Img_6436_58

総露出時間約6分。
幹線道路からここまで3つある橋のうち、一番上流にある橋の上から上流部を写しています(37 485089, 139 242196, 標高217m)。
この橋から上流では、これだけのホタルを見たことはありません。
ちょっと感動。

Img_6399_6434

総露出時間約9分。
その橋から下流部です。
流域では、ここからの眺めが一番好き。
田んぼのホタルもいいですが、個人的にはどちらかというと川のホタルの方が好みというか、絵的に好きです。
昨年からできるだけ川ボタルを撮るように、そのようなポイント開拓を心がけています。
やはり、この川に通い詰めるようになってから、一番の乱舞のようです。

Img_6460_85

総露出時間約10分。
早めに帰途についたのですが、幹線道路に一番近い橋~3つある橋の最も下手にある橋~に差し掛かったとき、対岸の田んぼにホタルが乱舞しているのが目に入りました。
林との境に、特に多く飛んでいるようです。
写真に撮ってみると、ヘイケが多いことがわかります。
このエリアでホタルを見た記憶はありません。
まあ、見逃してきただけなのかもしれませんが。
綱木川本流は目の前に流れています。
おそらく細い流れが境界部を流れているのでしょう。

Img_6486_6503

総露出時間約7分。
幹線道路から20mほど林道へ入ったところに広い路肩があります。
かつてはここに赤道儀を設置し、天体写真を撮ったことも何度かある場所です。
そこへ車を停め、すぐ脇を流れる本流を改めて観察してみました。
すごい乱舞です。
幹線道路を行く車のヘッドライトをもろに浴びるのに、これだけのホタルがいるとは信じられません。
上流部より下流部がどうやらピークのようでした。
流域は本当にどこにでもホタルが乱舞していたのですが、ここから下流は道路と並行して走るため、さすがに数は減るのでしょうけど。
あたりの地形を調べていたら、すぐ左手に橋が架かっていることに気づきました。
その橋の上もすごくいい場所でした、ホタルウォッチングに、ホタル写真に。

2017年7月11日 (火)

そして、桃源郷へ

10日、つい先日立ち寄り、ヒメボタルを数匹見かけたポイントへ。
そこでは残念ながら、1~2匹しか眼視できませんでした。
撮影中、林の境を右横へ200mほど歩いて様子を見ましたが、150mほど歩くと理想的な林が現れたものの、姫の姿はありません。
標高が約50mしかないため、明らかにここでの姫は終焉に向かっているようです。
来年6月の新月期に改めて来てみたいと思います。

さて、その後にまた新しいポイントへ立ち寄りました。
標高約100m、三面川水系の新たな川沿い。

Img_6304_24p

総露出時間約6分。
グーグルアースの空中写真をプリントアウトした紙を忘れてきたため、目的地の一歩手前までしか行けなかったのですが、たまたま車を停めた高台から川を見下ろすと、沢山のゲンジが舞っている光景が目に飛び込んできました。
最奥の集落を過ぎたところで川はゆるやかに湾曲しているのですが、湾曲に沿って広範囲にホタルの姿が見られます。

Img_0147_0162p

総露出時間約5分。
こちらは上手の田んぼの脇の、細い沢沿いを飛ぶホタル。
(実は、右手の林の中にもヒメボタルが数匹いました。)
一帯はかなり広大。
昼間の下見なしに乗り込んできたのですが、四方八方どこにでもホタルがいる感じで、久しぶりにアドレナリンが噴出しました。
集落には外灯が少なく、明るさも一昔前のもの。
心を落ち着かせて周囲の地形を観察すると、ぼくの知っている県北の棚田地帯に負けず劣らず心の琴線に触れる何かがありました。

Img_6327_80p

総露出時間約14分。
こちらが最初に目にしたヒメボタルのいる林。
林道からやや見上げるような形でカメラを構えています。
今年初めてもう1台のカメラを取り出し、2台体制でヒメボタルを写しました。

Img_0092_0118p

総露出時間約9分。
こちらは2mの崖を登って、林の入り口に設置したカメラで写したもの。
林道から林まで2~3mの高低差があり、傾斜も急なため、林に入れる場所はほとんどありません。
木はそこそこ密集しているので、奥行きのある絵を撮るのは難しいです。
ヒメボタルの数はかなり多く、10匹前後はいたと思います。
ヒメボタルの写真はいずれもフルサイズ機+24mmの単焦点レンズでの組み合わせて撮っているのですが、ホタルの軌跡を誇張するために、拡散系フィルターを次回は使ってみようと思います。

Img_0122_0146p

総露出時間約8分。
ここも含め、ぼくが開拓した県北のヒメボタルのポイントは、どこも北西斜面になります。
ここもそうです。
すなわち、月明かりの影響を受けにくく、21時を過ぎたぐらいではまだ月が稜線から顔を出しません。
そのため思ったよりも林の中は暗く、このショットは露出アンダー気味になってしまいました。

Img_0163

21時半、月が昇ってきました。
それと同時に、それまでそこそこ正面の田んぼと林の境目で舞っていたゲンジたちもなりを潜めました。
そして、今回ヒメボタルの棲息を確認した林が正面右手の背の高いそれになります。
ぼくもこのあとすぐ現地を跡にしたのですが、帰りはしばらくこの月明かりが入らない、そして外灯も全くない道路を走ります。
この日の余韻もさめやらぬままに、ひょっとしたらその辺の林にもヒメボタルがいるのではないかと思い、車を路肩に停めてみました。

Img_0169_0178p

総露出時間約3分。
すると、いるではありませんか。
ここは道路から10mほど下った竹藪なのですが、すぐ向こうは川。
道路と川に分断された場所です。
竹藪の奥行きは8mくらいしかなく、しかし横幅は50mくらいはありそうです。
この竹藪には端から端まで、数は少ないもののヒメボタルの姿が見られました。

Img_0182_0183

車に戻ってみると、背後の林でもヒメボタルが1匹舞っています。
これは2枚の比較明合成です。
結局、4~5kmくらい走る間に車を4回停め、あたりを見渡しました。
そして、そのうち3回、数的には1~2匹なのですが、道路のすぐ脇の林の中でヒメボタルのゴールデンフラッシュを見ました。
この辺は広義の朝日連峰山麓にあたりますが、新発田市近郊の二王子山麓や櫛形山脈が開発され尽くしている(グーグルアースを見ると一目瞭然)のに対し、三面川水系の各河川の上流部はかなり太古の自然に近い森林が残されているように思います。
ヒメボタルの生息地は、おそらく無数にあることでしょう。
面白くなってきました。

2017年7月 9日 (日)

ヒメボタルとの新しい出会い

満月前夜の明るい月が照っている中、今年初の県北(村上市)のヒメボタル生息地へ。
ヒメボタルは林の中に現れるので、満月期は数が少ないながらも多少は見ることができます。
しかしながら、今年は6月が低温傾向にあり、6月の新月期に出てきたヒメボタルはあまりないだろうということで、先月は一度も来ませんでした。
大別して、ヒメボタルの生息地は下越地方で二箇所把握しているのですが、そのうちのより標高の低い(約150m)こちらの林は、隣接する沢に多数のゲンジとヘイケが棲息するので、ヒメボタルがいなくてもこれらのホタルを楽しむことができます。
3年間観察してきてわかったことは、このポイントではヒメボタルはゲンジよりやや遅い時期~ヘイケとほぼ同じ時期~に発生するということです。
ここでのヒメボタルの存在を知らなかった頃は、沢沿いでそれこそ満月が出ているのに多数のゲンジを見たこともあります。
先月の気温のデータからすると、ヒメボタルは来週後半に一斉に発生するものと思われますが、果たしてどうでしょう?

Img_9981_92

森の入り口の比較的開けた草原でも、ピーク時にはヒメボタルが回遊してきたりするのですが、さすがにこの日は開けた場所は明るすぎます。
なので、森の核心部でカメラを構えました。
右手に小沢が流れているのですが、その上を2~3匹のゲンジがたまに舞うだけで、ヒメボタルはゼロ。
しかし、近くの場所で1匹だけ、それも至近距離でヒメボタルを見ました!
感動しました。
その個体は光りがとても強烈で、その存在感は森の精霊そのものでした。
ヒメボタルは早々にあきらめ、林間部から沢に降りて、ゲンジボタルの鑑賞に切り替えました。

Img_0001_0006

総露出時間2分半です。
満月期にこれだけのホタルを見たのは初めてです。
数年前の満月期に来た時は、もう少し下流部にしかいなかった。
ざっと流域を100mほど歩いて見た感じ、まんべんなくゲンジが川沿いで舞っていました。

Img_0010_26

そうこうするうちに、稜線から月が顔を出しました。
このショットの撮影開始時刻は20時50分。
総露出時間約6分。
もうひとつ嬉しかったのは、このポイントの入り口にある棚田で、ヘイケがたくさん見られて事でした。
おそらくタイミングが悪かっただけだと思うのですが、最近3年間この棚田でヘイケの乱舞を見ていないのです。
来週後半、月明かりの影響が少なくなる頃にはヘイケが完全復活しそうな予感。

この日は下見というスタンスでしたから、このあとすぐに帰途につきました。
帰りに昨年6月21日の記事で取り上げた、一番最後の写真の場所へ立ち寄ったのですが、ヒメボタルのゴールデンフラッシュを目撃することはかなわず。
この場所は標高が一気に下がって、約50mしかありません。
なので、6月の新月期に出てきた可能性が高い。
ヒメボタルの地上に出てからの寿命は約1週間しかないので、本当にタイミングを合わせるのが難しいのです。
ところが、車に向かって引き返している時、脳裏にヒメボタルが飛んでいるイメージがフラッシュバックのように映し出されました。
車を通り過ぎて、足は道路の反対側に延びる農道へと引き寄せられていきます。
夢遊病者のように真っ暗な山際まで歩いていくと、さきほど眉間の奥のスクリーンに映し出されたヒメボタルの光りが目に飛び込んできました。

Img_0028_51p

総露出時間約10分。
肉眼では2匹くらいしか見えませんでしたが、ピクセル等倍で見ると他にも2匹小さく写っています。
この場所(ポイントB)の特徴ですが、地形的に月が頭上に来るまでは月明かりの影響を受けません。
この日最初に訪れた場所以上に、月明かりの影響を受けにくいのです。
上の写真も、最初ISO3200, F2.8の組み合わせで撮り始めたのですが、すぐISOを5000まで上げ、それでも暗いので絞りをF2.5に変更。
最終的にはISOを6400まで上げるという。
新月期なら完全な暗闇と化すでしょう。
他のぼくの知っているヒメボタルの生息地と違い、ここには沢が流れていません。
林床は適度に湿っていますが、沢に隣接しないポイント(全国的に見ればそれが普通ですが)はここが初めてです。
おそらく、昨年6月21日の記事の一番最後の写真の場所(ポイントA)との間を分断して走っている道路が出来る前は、この一帯に広くヒメボタルが棲息していたのでしょう。
ポイントAは道路と川でサンドイッチされているため、総面積は狭いです。
一方、こちらのポイントBは背後が朝日連峰につらなる原生林のため(グーグルアースで東にずっと辿っていくと、林道も集落もない)、”大自然度”が高いのです。
撮影中、森との境を左右に100mほど歩いてみたのですが、地形的にも植生的にも違いはほとんどなかったので、かなり広範囲にヒメボタルがいる可能性があります。
数的にどれだけいるかは、1回だけの訪問では知るよしもないので、来年は6月のベストと思われる時期に改めて来てみたいと思います。
もちろん標高が低いとはいえ来週後半からの新月期にピークが来る可能性もあるので、近日中にもう一度来てみるつもりです。

2017年7月 8日 (土)

坂井川の聖域

7月6日、坪穴川の帰りにかつて知ったる坂井川中流部へ立ち寄りました。
ここはぼくの知る限り、下越では最も満月に強い場所のひとつ。
つまり、地形的に夜22時半くらいまでは月明かりが差し込まず、もともとこのあたりに棲息するホタルの絶対数も多いためか、タイミングが合えば満月期でもそこそこの乱舞を見ることができるポイントなのです。
とはいえ、ここ2~3年は新月期満月期を問わず乱舞と言えるほどの数を見ていなかったため、この場所で乱舞(正確に言うと、乱舞と言えるほどの数ではなかったかもしれませんが)を見るのは久しぶりでした。

Img_6256_72sakairiver

EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO2500-3200, F2.8, 15-20秒 (X15枚)

撮影開始時刻は21時38分。
8割以上ががゲンジです。
田んぼの方でも、このポイントではなぜかヘイケはあまり発生しません。

Img_6274_83sakaip

EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO3200, F2.5, 20秒 (X9枚)

薄暗い杉林の中を、小沢が左手から本流に合流しているます。
小沢はU字溝化されているのだけど、20mほどの区間に渡って、そこそこの数のゲンジが舞っています。
この20mの区間の小沢は夜を通して月明かりが差し込まないため、ホタルたちが好んで回遊してきます。

Img_6284_8303sakaip

EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (22mm)
ISO3200, F2.5, 20秒 (X19枚)

再びカメラをやや右に降り、合流点を入れて撮りました。
かなり大きな月が出ているのですが、オーバーハング状に林が川に覆い被さっているためか、新月期に原生林の中でヒメボタルを撮る時に準ずるセッティングにしないと写りません。
画像処理で地形をうっすらと描出していますが、見かけ上は本当に真っ暗です。
一番最後のコマを撮り終えたのが21時58分。
さすがにこの頃にはホタルの数が3割くらい減ってきたけど、おそらく23時くらいまではこんな感じでプチ乱舞が続いたことでしょう。

2017年7月 7日 (金)

坪穴川上流のホタル

数日前、雨の中を持倉川へ向かってR290を走っていたときのことです。
梨の木峠手前の小さな橋に差し掛かったとき、左手の小沢沿いにホタルが4~5匹舞っているのが見えました。
これが噂の坪穴川か・・・
知人がブログにこの川にホタルが棲息することを書いていたので、ちょっと気を付けながら通過したのです。
で、やはりというか、かなりの悪天候だったにも関わらずあれだけのホタルが見えたので、天候が回復したら一度見にきてみようと決めていました。
その後立ち寄った持倉川上流ではもっとホタル密度が低く、ポテンシャルは坪穴川の方が高いと感じました。
結局その日は天候が悪化する一方で、1枚も写真を撮らずに引き返さざるを得ませんでした。
7月6日、月がかなり大きくなってきましたが、満を持しての再訪。

Img_6160_70

ISO800, F3.2-3.5, 10-12秒 (X11枚)

正面の橋の架かる道路がR290。
そこそこ交通量の多い道路ですが、橋の前後にホタルはかなり多くいました。

Img_6171_82

ISO800, F3.2, 12秒 (X12枚)

川の両岸に道が付いていますが、取りあえず左岸の土手を歩いてみることにしました。
右岸の土手から林にかけて、方角的に月明かりが入らないので、ホタルはどちらかというと右岸を中心に飛んでいたからです。

Img_6183_6201

ISO800-1000, F3.2, 12秒 (X18枚)

2枚目の場所からさらに20mほど歩いて、そこから撮ってみました。
橋から30mも進むと、R290を走る車のヘッドライトも、道路に立つ外灯の明かりも気にならなくなります。
新月期ならほぼ真っ暗になるでしょう。

Img_6202_23

ISO1000, F3.2, 12秒 (X20枚)

川が二手に分かれているところまで歩いてきました。
本流は右手の方を流れているのですが、水量はほぼ同じくらい。
この農道、ひたすら開放的な雰囲気で、その雰囲気のままこの先も続いています。
しかし、右手の本流はこの先もろに月明かりが入ることになり、そのためかホタルの姿は皆無。
暗い山際との境を流れる支流の方にのみ、ホタルは飛んでいました。
ところが、この農道から対岸へ渡る橋がないのです。
仕方ないのでスタート地点の橋まで引き返し、そこから右岸の薄暗い農道を歩き直しました。

Img_6226_40

ISO1000-1250, F3.2, 12-13秒 (X14枚)

ぼくがいったん引き返した本流と支流との分岐点から、支流沿いの農道を10-15mくjらい進んだところに最も多くのホタルが生息していました。
時刻は既に21時を回っているのでコンポ枚数ほどには写っていませんが、暗闇の中の木陰にかなりの数のゲンジが静かに光っていました。

Img_6241_55

ISO1250, F3.2, 13秒 (X13枚)

さらに30mも歩くとここへ出ます。
近年までは田んぼだったと思うのですが、今は耕されておりません。
農道は正面奥に見える湿原手前で終わっています。
ここまで来ると、ホタルはほとんどいなくなります。
川幅も50cmほどとなり、水量もごくわずか。
右手の杉林の中がちょっといい感じだったので覗いてみたのですが、密かに期待していたヒメボタルの姿は見られず。
左岸の農道の先には現役の水田があるのですが、右岸の農道は事実上の廃道です。
土地の権利者がきちんと農道の草刈りをしてくれているようなので、普通の格好で歩くことはできます。
道幅も右岸のそれと同じ幅があり、圧迫感はありません。長靴も不要。
しかし、どちらの道を歩くにせよ、例えジムニーでも車では絶対に進入しないこと。
高坪山山麓には他にもたくさんの沢が流れているのですが、探せばホタルのいる沢はたくさんあるのでしょうね。
これから毎年1箇所のペースで、高坪山山麓の沢沿いに生息するホタルを探してみたいと思います。

2017年7月 6日 (木)

白山神社の風鈴まつり

新潟市の白山神社で、6月30~7月18日まで風鈴まつりが開催中との情報をゲット、早速行ってきました。

Img_9894

Img_9927p

Img_9944p

18時39分から21時まではライトアップされるそうです。
フルサイズ機と明るい単焦点広角レンズの組み合わせですが、背景のボケ具合がガラスの質感を引き立たせてくれます。
あまりに楽しかったので、夜の部も来てみたい。

Img_9957

ついでに、トンネルをくぐっていく奥の院を参拝。
昨年のブログにも書きましたが、やっぱりこの道祖神に一番強く惹かれます。

Img_9968p

昨年は全くその存在に気づかなかったのですが、今回はこの木に惹きつけられました。
そして、御稲御倉(みしねのみくら)前のこの石。

Img_9954

昨年まではなかったよなあと怪訝に思いながら説明文を読んでみると、白山開山1300年を記念して、白山(2702m)から切り出した石をこの地まで運んできたそうです。
ご神石としての白山くくり石を通じ、白山奥宮の霊気を皆様にお届けしましょう、という趣旨です。
ぼくは白山山頂まで登山したこともあるし、石川県白山市にある白山比咩神社へ行ったこともあるのですが、懐かしくそれらのたおやかな神気~どちらも素敵な体験でした~を思い起こしました。

2017年7月 5日 (水)

嵐のまにまに

7月3日、雨がほとんどや見かけたところで、近場のホタルの様子を見に行ってきました。
家から10分弱の松岡川下流部です。
最初に、松岡小学校に近い橋へ行ってみたけど、上流下流共に2~3匹ながらもホタルが光っているのを確認しました。
よかった~、と一安心。
その後上流と中流の橋を1箇所ずつ訪ねてみたけど、やはり数匹は光っています。
しかしながら風が強く、弱まると一瞬飛ぶのですが、すぐまたどこかの草陰に隠れてしまいます。
集落脇の橋のあたりが最も風が弱かったので、速攻で写真を撮りました。

Img_9813_25

20秒X12枚です。

Img_9833

こちらはワンショット。
帰りに、昨年から密かに気になっている場所へ立ち寄ってみました。
37 534180, 139 212999 (標高53m)

Img_9836_85p

毎年新規開拓を欲張りすぎているため、すべてのポイントをベストの時期を選んで回ることはできません。
この場所も今年既に3回も立ち寄っているのですが、それまでは早すぎたせいで(気温がいつも低かった)ホタルはまだ見ていません。
周囲の自然環境から99%ホタルはいると確信していたので、ようやくある程度の数のホタルを見ることができて嬉しかったです。
この場所はさらに風が強かったのですが、一瞬弱まるとその15秒後にはホタルが飛び始めます。
ヘイケもかなり田んぼにいて、こちらはほとんど飛ぶことはありませんでしたが、もし無風なら乱舞に近い状況になっていたのではないでしょうか。

Img_9886

こちらはワンショット。
この道路をまっすぐ進むと、米倉に抜けることが出来ます。
右手の森の中に小沢が流れているので、この先50~60mくらいまではゲンジが見られました。

2017年7月 4日 (火)

寺びらき in SHIBATA

7月1~2日の二日間、2回目の開催となる新発田・寺びらきイベントが行われました。
新潟日報にも記事が載りましたが、2日の午後、見に行ってきました。
うちは福勝寺の檀家なのですが、普段は他のお寺へ入る機会がありません。
お寺巡りは好きなので、自由に本堂へ出入りできるこのイベントは絶好の機会。
5つのお寺の本堂巡りをしましたが、なかなか有意義なひとときを過ごすことができました。
なかでも印象に残ったのは、宝光寺にある、溝口家の歴代墓所の見学。
新発田の基礎を築いた新発田重家の墓は福勝寺にあります。
なので、いつも墓参りに行くたびに前を通るのでよく知っていますが、新発田氏が滅亡してから新発田の藩主として派遣され、江戸時代の長きに渡って藩主を務めた溝口家の墓地は見たことがありません。
宝光寺にあることは知っていましたが、そこを見学するには拝観料が必要なので、今まで見る機会がなかったのです。
今回200円払い、初めて墓所を見ました。

Img_9742

すごい霊気です。
高野山の、あの広大な墓地を思い出しました。
パワースポットとはちょっと違う。
異界という言葉最もフィットするような気がします。
こんなすごい場所が新発田市内にあるとは。

Img_9750

墓地には何本かあじさいが咲いていました。
ここの霊気の影響か、これらのあじさいも我が家の庭にあるそれとは別種の植物のように思われました。

Img_9754

新潟の白山神社にも、トンネルを通って行き着くことのできる隠れた霊地がありますが、あそこより荒々しいというか、原初的な波動に満ちています。

Img_9772

宝光寺の境内にも10数年ぶりに入りましたが、境内全体が40年前の記憶にある佇まいそのままでした。

Img_9778

そして、入母屋造りの山門。
子供の頃、一度左にある急な階段を上り、二階へ上がったことがあるんです。
もちろん人目を忍んでの冒険でした。
そんなことを懐かしく思い出しました。

Img_9791

福勝寺の向かいにある三光寺では、本堂内に多くのお店~帽子屋さんや古本屋、雑貨屋さんなどなど~が出店していました。
三光寺の境内入り口に並んでいる、お地蔵さんをパチリ。
このお寺も初めて中へ入りましたが、とてもアットホームで温かい感じのするお寺でした。

Img_9799

これは顕法寺の池で展示されていたアート作品「清五郎さん」。
顕法寺は、子育てや安産の守護神として知られる鬼子母神を祀る寺です。
何年か前、新発田の旧市街を徹底的に歩いた時に初めて中へ入ったのですが、ここもすごく居心地のいい寺で、すぐ好きになりました。
この池にはザリガニが多数いるのですが、ザリガニ釣りのイベントもやっており、親子連れで大賑わいでした。
住職が子供好きなのでしょうね。
これも鬼子母神マジックかもしれません。

2017年7月 3日 (月)

坂井川上流、そして石川川下流部へ

7月1日、幸運にもこの日も19時台から20時50分までは雨が止んでくれたので、ホタルの撮影を遂行することが出来ました。

Img_9606_21

標高約91m、坂井川の上流、というよりほとんど源流部になります。
シーズン後期、つまり6月でなく7月の新月期には多数のヘイケが見られる場所です。
というか、ゲンジの時期に源流部を訪れたことはあまりなく、本当に久しぶりにゲンジの舞を見ました。

Img_9636_67

1枚目の写真の場所は山が両側に迫り、月明かりがあまり当たらない峡谷的地形ですが、100mほど下るとこのようにやや開けた地形になります。
今回はこの橋の周辺で、最も多くのゲンジが舞っていました。
(25秒露出を30枚重ねているので、実際には乱舞というほどではありません。)

Img_9675_85ishikawa

坂井川上流部にお目当てのヘイケがまだ発生していないことがわかったので、坂井川は早めに切り上げました。実際、20時20分過ぎにはほとんど飛ばなくなったし。
次に向かった先は、初めての夜の訪問になる、石川川の下流部です。
やはり今年が最初の訪問だった、下中山近くの中流部で撮った写真は先日アップしましたが、そこよりさらに下流部、下石川集落の西で、二王子岳に源を発する石川川は坂井川に合流します。
合流点から300~400mほど石川川を遡ったところに”介護老人保健施設ヴィラ菅谷”が建っており、そこから合流点までが今回目を付けたポイントです。
既に今月2回立ち寄っているのですが、時期がまだ早かったためか、ホタルはここでまだ見ていません。
しかし、菅谷小学校から300mしか離れていない、R290沿いの坂井川でさえホタルがいるのです。
ならば、そこより車のヘッドライトや外灯の影響を受けず、しかも部分的にではあるけど自然のままの護岸が保たれている石川川下流部にホタルがいないわけはありません。
そして、ようやくこの日、10匹近いホタルを見ることができました(上の写真)。
橋のたもとに明るいLED灯が立っていますが、幸い高い木立が照明を遮ってくれ、下流側は暗いままです(上流側はアウトです)。
R290を行く車のヘッドライトも視界に入らないし、土手はそれでいてきれいに草が刈られていて歩きやすく、とても気持ちのよい場所でした。

Img_9692_97ishikawa

ここから合流地点まではブッシュのため歩けないのですが、橋からここまでの区間、十分に良好な環境の中でホタルウォッチングを楽しめます。
あと1週間早かったらと思うとワクワクします。
来年の楽しみがひとつ増えました。

Img_9719_35ishikawa

さらに新発田への帰り道、坂井川下流部に注ぎ込む、ごくごく小さな流れを視察。
この小沢、合流点から100m先になるとU字溝化されていて魚も水生昆虫もいないのだけど、この貴重な100mの区間には色々な生き物が生息していることを確認しています。
そして、やっぱりホタルもいました。それも、石川川下流部よりも多く。
時刻は22時近いのですが、ホタルたちのダンスは終わりそうにありません。
彼ら彼女らの夜会を邪魔しては悪いので、22時には現場を離れた次第です。

2017年7月 2日 (日)

大好きな三光川のホタル

ニノックスへ行く途中、打越集落を右折すると川沿いに道は続いていきます。あの川が三光川。
道路沿いにはさすがにホタルはまばらだけど(ゼロではないです)、打越から下流の五斗の区間にホタルは多数棲息しています。
土手沿いに歩ける箇所も限られており、それがホタルの保護につながっているのでしょう。
標高は40~60mくらいなので既にピークは過ぎていますが、今年はまだ数匹しかここの定点観測しているポイントでホタルを見ていないので(なにげに、3回くらい夜立ち寄っているのです)、一定数のホタルを見ないと不安です。
雨も直前に上がったし、今日は(6月30日)どうでしょう?

Img_6669_84

今まで立ち寄った時はいずれも気温が17~18度しかなかったのですが、この日は20~21度あります。
数は少なめだったけど、きっかり19時45分から光り始めました。
川を眺めて、ほっと一安心の図。

Img_6698_6709

昨年はこのあたりを見下ろす丘の上からホタルを観察したのですが、この家から右手の上流部の河原が非常に多かったです。
しかし、歩いて行けるのはここまでで、この先の土手は林になってしまいます。

Img_6710_25

Img_6729_44

EOS80D + TAMRON SP 45mm F1.8 VC
ISO2000, F2.8-3.2, 15秒 (X17枚)

昨年6月30日のブログ記事の、一番最後の写真と同じ場所になります。
総露出時間は昨年のそれより短いので、昨年よりはやや数が多かったのですね。

Img_6747_77

EOS80D + TAMRON SP 45mm F1.8 VC
ISO1600, F2.8, 15秒 (X30枚)

撮影開始時刻が20時28分とまだそんなに遅くはないのですが、この日はホタルが終盤に入っているせいか、飛翔の終わる時間が早かったです。
15分過ぎにはあまり飛ばなくなりました。
二王子岳に重く立ちこめた雲がいい雰囲気。
やはりホタルには星空より、今にも雨が降り出しそうな曇り空の方が似合います。

«黄色い宝石

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31